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就活カフェABC!@麹町&半蔵門~面接を突破するために自分のオリジナルを前面に押し出そう! [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

さて、今回は「就活カフェABC!」、@麹町&半蔵門についての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。

【質問01:1次面接が通過しない】
ESは通過するようになったが、1次面接に壁を感じるということである。なぜ、1次面接をクリアしないのか?それは、「キラリと光るものが見えない」「何も印象に残るものがない」など2次面接に推薦できないレベルにないということだ。しかし、決してその人に能力や適性がないということではない。本人としては、大学時代の専攻や経験を生かして広告や番組制作の企業を受けているが、1次面接で敗退していることが多いことから、適性がないのではないかと思い始めたようである。もちろん、広告や番組制作に関連した企業なので、クリエイティブな考え方、発想、表現などが求められる業種だろう。面接での一言、一言にクリエイティブな感覚やオーラを期待しているに違いない。しかし、イケテル企業あるいはイケテル面接官であれば、クリエイティブな感覚やオーラを持っている人材ばかりを採用しても、会社は機能しないし、未来もないことは良くわかっているだろう。クリエイティブな人材が多いからこそ、それを支える「当たり前」の人材が必要なのだ。ただし、その当たり前の人材は、クリエイティブな感覚を理解でき、広くて深い心の余裕を持って何事も受け止めることができる人材でなければならない。ということは、「当たり前」ではないような気もするが(笑)。

ということは、1次面接を通過しない理由は、「普通に当たり前」になってしまっている。これは、広告や番組制作に関連した企業でなくても、まず間違いなく始めに切られる要素である。もちろん、「普通に当たり前」の人材を求めている企業もあると思うが、「こんな人と働いてみたい」「この人の将来を一緒に考えたい」「この人に会社の未来を託したい」と思える人は、どこか「普通に当たり前」ではないのだ。いや、もっと言えば、このブログを真剣に読んでいるあなたは、決して「普通で当たり前」の人ではない。自分ではそう思い込んでいるかもしれないが、そんなことはない。自分のオリジナルを見つけ出してほしいと思う。

そして、そのオリジナルを言葉に変えて、しっかりと強調する。ここで注意しなければならないのは、その会社に合わせ過ぎないことだ。クリエイティブな人材を求める会社だからと言って、無理矢理クリエイティブな経験を逆算する人がいるが、それは逆効果である。みんなやっているから「またか…」と思ってしまう。心配しなくても、クリエイティブな企業に魅力を感じる人は、必ずその人自身の資質、能力、経験などの中にクリエイティブにつながるものがあるはずだからだ。クリエイティブな人を支えることができる人というつながりも含めて。

ということは、普通にアピールすれば良いのか?いやいや、「オリジナルを言葉に変えて、しっかりと強調する」と言ったろ?逆算はご法度だけど、オリジナルの強調が大切になる。「私の強みは…」「私が学生時代に力を注いだことは…」「私を一つの言葉で表すと…」なんて言っている場合じゃない。あれ?でもこのブログでも「私の強みは…」「私が学生時代に力を注いだことは…」で始めっている例があるよね?確かにエントリーシートはそれでよいだろう。でも今は面接突破の話をしている。しかも、周りのみんなも面接慣れしてきているこの時期だからこそ、他人とは違う自分を表現するために、よりオリジナル性の強いアピールを考えなければならない。

今回の参加者は、学園祭の実行委員としてこれまでの学園祭の常識を打ち破るような企画や工夫を考えて学園祭を成功させたとのことである。私ならその言葉を最初に持ってくる。もう少し尾ひれをつけて、まずは面接官を振り向かせる。火のついた面接官は、「学園祭の常識って何?」「どんな企画や工夫で常識を打ち破ったの?」「なぜ成功したとわかるの?」という質問をぶつけてくる。そうなれば、もうこちらものである。その三つの想定問答はしっかりと準備しているからである。これまでの面接でも、何も聞いてもらえなかったことや自分に関心がないと感じたこともあるだろう。それは、聞いてもらったり、関心を示してもらったりする「種」を蒔いていないからでもある。「またか…」と思われないようなオリジナルの強い言葉を使ってアピールし、その深さを表すことができる証拠を準備しておく。しかもそれは丸暗記ではない。今までは、面接で言葉を切り返されるのが怖かったと思うが、これからは楽しくなる。日頃から、「学園祭の常識って何だろう?」「常識を打ち破ることができたあの企画や工夫はどのような考えで生まれたのだろう?」「自分にとっての成功とは?出演者にとっての成功とは?来場者にとっての成功とは?」などについて、考えて、考えて、考え抜くことだ。それが就活であり、就活を通じた人間の成長につながるのだから。

【質問02:グループディスカッションが苦手】
グループディスカッションやグループワークが苦手という人も多い。どんな審査基準で、どういうところを見られているのだろう?グループディスカッションといっても、会社によってその位置づけは随分違う。チームワークやチームメンバーとの良好なコミュニケーションをコアコンピテンシー(中心となる行動特性)としている企業では、コミュニケーションの取り方を見ているし、リーダーシップをコアコンピテンシーにしている企業では、必ずしも司会役にならずともメンバーから信頼されチーム全体を引っ張るチカラがあるかを見ている。また、グループディスカッションをふるい落としの審査として使っている企業では、企業が求めるコンピテンシーに反する人材に注目し、×印をつけている。もっとひどい企業では、その企業の考え方や活動の正当性を伝達するためのマインドコントロールのツールとして使っている企業もあるぐらいだ。目的が千差万別なので、審査基準や視点も千差万別だろう。

でも勘違いしてほしくないのは、それぞれの企業に合わせてグループディスカッションやワークに取り組む姿勢を変えなければならないということではない。いつも言うが、そんな逆読みをしたら逆効果である。自分らしくディスカッションやワークに参加すれば良い。

ただし、やはり目的や狙いが千差万別のディスカッションでも、共通して求められていることがあると思う。それは、会議に臨むイメージを持つことである…しかしこれがなかなか難しい。学生時代の会議と社会人の会議は随分違う。しかし、社会人の会議でも、会議のための会議も多く見られることから、学生の会議よりもレベルの低い会議も確かにある。会議をしていたら仕事をしている雰囲気になれて安心だという管理職もいるぐらいだ。そんな低レベルな会議は、ちょっと横に置いておいて、とりあえず社会人の高度な会議をイメージしてほしい。しかし、みなさんのほとんどは高度な社会人の会議に参加したことがないと思うので、イメージすると言ってもなかなか難しいと思うが頑張ってイメージしてほしいと思う。私が個人的にイメージしている高度な会議は
①時間が短い(十分な準備ができている)
②参加したメンバーがそれぞれの役割を認識している
③意見と提案セットになっている
④問題や課題が必ず解決する(懸案が残っても誰が何をいつまでにやるかが決まる)
⑤会議の議事録が共有される
・・・そんな感じだ。そんなの高度じゃなくて、普通じゃない?と言われそうだが(笑)。でも、この要件を完全に満たした会議はこの25年間の社会人人生では1回か2回しか記憶がないからだ。

みなさんのグループディスカッションとの関係を考えてみると、
①については与えられた時間をうまく配分して時間内に収めるということだ。特に司会的役割でなくても、時間配分について提案すれば良い。
②については、これが大きな問題である。一番の問題は司会的役割に立候補する人が、その役割を理解していないことだ。司会は自分の意見は「言わない」あるいは最後の最後でまとめの時に「少しだけ効果的なことを言う」という程度に留めるべきだからだ。司会はメンバーから十分に意見を引き出し、それの意味するところをわかりやすくメンバーに伝え、メンバーから出てきた意見を集約・整理して、「ある程度の結論」に導くことにある。変な司会役が登場したら確かに悲劇なのだが、それはそれで一つの運命なのだ。社会人になってもその悲劇は繰り返されることになる。これはどうしようもない。「おいおい、司会さん。司会さんはあまりしゃべり過ぎない方が良いよ。」なんて言えないし、「司会さんがまとめないから、自分がまとめると…」なんて越権行為を犯したら雰囲気は悪くなるし、採点もどうなるかわからない(私なら良い点をつけると思うが)。
③については、社会人もできないことである。意見や提案について、「意見」することは簡単であるが、そこで現実的で論理的な「新たな提案」をすることがなかなか難しいものだ。以前の会社で、「新たな提案なき意見をしたものは会議から退場させる」ことをルール化した会議をしたことがある。もちろん賛成意見であっても「新たな提案」を求めた。とても緊張感のある会議として始まったが、各自がしっかりとした準備をするようになり、建設的な意見が出され、最終的には楽しく意義のある会議になった。グループディスカッションの議題について、まずは自分の意見を頭の中で考え、問題点や課題を解決するための手段をいくつか考え、それらを羅列した後に特に重要と思われる手段について提案できるようにする。
④については、グループディスカッションの最も大切なことである。ディスカッションのためのディスカッションでなく、ソリューション(解決)のためのディスカッションなので、解決が導かれなければ意味がない。かといって、多数決で一つに決めるべきかと言えばそうでもない。限られた時間の中で一つの答えになるというのも不自然であり、ある意味危険である。「ある程度の結論」とはそういう意味だ。メンバーのみんなが協力して、ある程度の結論が得られるように、努力する必要がある。これは、ディスカッションの始まりの時に共有しておくべきことだろう。
⑤については、言うまでもなく記録を取るということである。グループディスカッションになると多くの人がメモを走らせることもあり、その役割が明確ではなくなるケースもある。「私がメモを取ります!」と言って、時間配分を考えながら、適宜意見をまとめて報告する。特に司会役の人をサポートするような役回りに徹するのが良いだろう。自信を持って声を出そう。

【質問03:ESでの人生の挫折について】
「人生」なので昔に遡っても良いのか?あるいは人生と言っても大学時代のことが良いのか?という質問であった。このエントリーシートの設問は、最近か昔かということは問われないので、昔のことでも良い。心が折れてしまって気力がなくなり、前に進めなくなった経験を伝えればそれで良い。この設問の狙いは、「君たち、挫折したことがあるか?ないだろう?これから社会人になれば挫折の繰り返しになるが大丈夫なのか!」という企業からの挑戦状なのである。今の若い人たちは、いつも周りに支えてくれる人がいてくれたから、挫折をまともに受け止めたことがないだろう…とおっさん連中は考えているらしい。そんなことはない。昔も、今もそんなに変わらないと私は思う。確かに戦時中との比較であれば大きな違いも考えられるが、おっさんの生きた60年代や70年代との挫折の割合など大きく変わると思えない。むしろ、現代に生きる若い人に与えられた新しい試練があると思う。携帯電話、インターネット、バーチャルな空間などの発達に伴って、行き過ぎたり、取り残されたり、流されたり…大切なことが何なのかがわからなくなり、いろんなことが起こっていると思う。なぜ心が折れてしまったのか、前に進まなくなった原因は何だったのか、それをどのように克服したのか、その経験が今の人生にどのような影響を与えているのか、このあたりをコンテンツ(目次)にしてESを考えてみてほしいと思う。そんな大げさなこと今までなかったよ~なんて言ったら、挑戦状に屈してしまうことになるから、一生懸命思い出してほしいと思う。必ずあるはずだから。忘れているだけだよ。そんな大きなイベントのことででなくても良い。友達からの「一言」でも良いんだから。

【参加者からのメール】
本日、就活カフェでお世話になりました。貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。今日のお話しの中から、私が今までの就活から見出していた反省点は漠然とし、鮮明ではなかったのだと気づくことができました。普通の就活生からは卒業できるように努力したいと思います。私はこれまで誰かに就活相談を頼むことをほとんどしてきませんでした。大学の就職課は周りの評判がパッとしないことからじゃあいいか…と勝手に判断していました。また、ゼミの教授のことは尊敬はしているのですが、どこか私と馬が合わないのか考えをうまく伝えられず、ずれている回答をされることが多かったので相談をすることはなくなっていました。これから社会に出ようとしているのにも関わらず、すでにまわりの大人達から何らかの理由をつけて逃げていたのだと思います。この状態で今回、就活カフェに参加しようと決断出来たのは本当に自分のことを何も知らない誰かに、自分を見てもらいたかったという点が大きかったのかもしれません。そしてカフェを終えて、自分の考えを整理できたと感じました。アドバイスをいただけたということもありますが、じっくりと誰かに相談にのってもらう内に自分についてもっと考えるようになったのだと思います。就活生は行き詰まると、誰かに相談することさえも臆病になることがあります。一つは、その相談で面接と同じようにダメ出しをされるのが怖いからだと思います。ですがその殻から抜け出すことは重要なのだと思いました。就活について考え直すきっかけを下さりありがとうございました。また、何か相談させていただくことがあるかもしれませんがその際は何卒よろしくお願いします。これからも就活カフェが続き、参加する学生が増えることを願っています。

【ネッピーより】
丁寧なメールをいただき、ありがとうございます。こちらこそ、とても大切なことを教えていただけたと思います。就活生の細かな心理に気づき、アドバイスそのものよりも殻から抜け出せるように導くことの方が大切ですよね。これまで、何万人という学生さんと接点を持ちながら、こんな大切なことを忘れているなんて、恥ずかしい限りです。こうして結局は学生さんに教えられることばかりです。でもこうしていただいたヒントやそこから生まれたエネルギーをこれから就活カフェABC!に参加される人に伝えていきたいと思います。それが私の使命であり、参加者の皆さんに対する御礼になると思っています。またいつでもコンタクトいただければと思います。実は来週から麹町にオフィス(ラボ)を設けることになりました。遊びに来てください。


このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
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2010-06-08 14:29  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

就活カフェABC!@四谷&@目黒~弱みを強みに変える自信を持て!&企業選択では未来と地球のことを考えろ?! [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この連休明けの時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

さて、今回は「就活カフェABC!」、@四ツ谷、@目黒についての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。


【質問&アドバイス@四ツ谷:資格取得の勉強は学生時代に力をいれたことのテーマとして正しいか?】
状況としては、昨年の12月に資格取得のための試験を受けたが残念ながら不合格。その資格を武器にした就活も考えていたがそれも叶わず。就活も表面的で中身の薄い活動になってしまっている。面接に自信が持てないとのこと。

やはり大学生活での中心がその資格取得のための勉強であったようだ。その他の大学時代の経験を聞いてみると、フットサルのサークル活動と個別指導の塾講師とのことであった。やはり大きな問題は、「結果が出てない」ことだ。もちろん、それが難しい資格であることは理解できるし、資格取得のための予備校にも通っていたということで、頑張ったことは認めてあげたい。でも結果が出ていないと、そのアプローチ、プロセス、メソッドなどはどれも評価できないのが実際のところだ。しかも、資格取得のための勉強は、完全に「個人」の世界である。学生時代に力を入れたことやチャレンジしたことなどで、チームプレーやチームの中での役割分担や課題対応などを重視する企業が多いことからも、不利であることは否めない。

もちろん、人間性を見られているわけで、何が何でも合格やチームプレーを求めているわけではないが、合格しなかった理由はどこかにあるし、チームプレーの経験を優先的に表現しないのは、何かチームプレーに問題があるのではないかと疑いたくなるのが人間の心理である。

やはり、面接に自信が持てないのも、資格取得の勉強の結果を聞かれた時にそれ以上「アピール」できなることも原因のようだ。そこで二つの提案をした。まず、始めに資格試験に不合格だったことに引け目を感じたり、ハンディと思う必要がないということである。資格取得に限らず、クラブ活動やサークル活動での「勝敗」、研究や勉強での「入賞」、塾講師での「合格させる」、販売アルバイトなどの「成績」なども同じことだろう。もっと言えば、就職留年や就職浪人も同じことが言えるかもしれない。もちろん、うまくいった話の方がアピールしやすいと思うが、うまくいかなかったからと言って、声を小さくすることもない。むしろ、良い意味で開き直る勇気を持ってほしいと思う。「思い通りの結果とはなりませんでしたが、この資格取得のための勉強は自分にとってたいへん貴重な時間となりました。時間の使い方、集中力の高め方、休憩・休息のタイミング、頭の柔軟性の鍛え方など、これまでの受験勉強では経験したことのない自分との闘いでしたが、これらの経験は社会に出てからも必ず生かされると思います。結果が出なかったことの教訓も多々ありますので、それらは社会人として生きていく中で克服していきたいと思います。」…むしろニコリと微笑みながら、うまくいったような表情で積極的に話すことだ。隠そう隠そうとすると、それは自ずと態度にも言葉にも出てしまうのだから。

それでは、学生時代に力を入れたことを尋ねられても、資格取得の勉強のことについて良い意味で開き直って表現すれば良いのか?それは違うだろう。面接の中で資格取得の勉強の話題になった時に良い意味で開き直って豊かな表情で話すということであって、学生時代に力を入れたこととして話し方を工夫するということではない。それではどうすれば良いのか?それが二つ目の提案となる。資格取得の勉強に最も力を入れたことが事実でも、結果が出ていない限りは、別の経験を話すしかない。なーんだ。簡単なことじゃないかと思うかもしれないが、本人にしたらそんな簡単なことではない。これまでの就職活動では、資格取得の勉強のことで通してきたので、今更変更なんてできないと思ってしまう。それに、フットサルのサークルも個別指導の塾の講師も、企業の方に聞いてもらえるほどたいしたことはしていないし。

でも、資格取得の勉強のことで、泥沼にはまっていくよりも、フットサルサークルのことを話した方が良いと思う。聞けば小学校の頃からサッカーをしていたという。個人としてもチームとしても楽しめるサッカーを実践するためにフットサルを始めて、楽しい時間を過ごせる仲間を得て、勉強との両立(←資格取得のための勉強を含む)などメリハリの利いた学生生活を実現することができた…という展開にすればどうだろう。個別指導の塾の講師の話でも良いだろう。チームプレーではないが、生徒とのコミュニケーションに関する工夫や難しさ、アルバイトの対価以上の付加価値の高いパフォーマンスの示し方などを聞いてみたいものだ。

自信が持てずに何か引っかかるものを感じながら進んでも、なかなか良い結果はついてこない。スッパッと気持ちを切り替えて、もう一つの自分を追いかけてみたらどうだろう。それと、この就活生が大切なことウィ言っていた。私が「どんな働き方がしたいの?」と尋ねると、「過激な競争が無く、協力関係を築けて、自分自身も切磋琢磨できるような環境で仕事をすること」と返ってきた。とても大切なことであり、小さい頃からサッカーをやっている姿が目に浮かんできた。そのように「未来」と「原点」を結ぶことで魅力が浮き彫りになる時もある。

【質問&アドバイス@目黒:大企業とベンチャーどちらを選ぶべきなのか?】
印刷・出版関係の大手と経営コンサルティング関係のベンチャーとから採用内定通知があり、どちらを選択すべきか悩んでいるとのこと。どちらかと言うと、ベンチャーに傾いているとか。本来ならば、就活の軸を優先順位で並べて比較検討せよ!と言いたいところだが、全く文化の違うこの2つの会社。比較検討しても比較にならないと言うか、そもそもその就活の軸をしっかり再検討しなければならないのではないかと思ってしまう。でも、そういことあるよ。聞いてみると、大きな組織の小さな歯車になるより、小さな組織の中で人と人が深く知り合い、若くして成功して世のために人のためになっていきたいというしっかりとした価値観を持っている。これが最優先ならば、そのベンチャー企業になるのかもしれない。でも、そのベンチャー企業のことを聞けば聞くほど、世のための人のためになっていない雰囲気が漂い、将来的にも世のため人のためになるビジネスモデルを作れないままに貴重な時間が過ぎていくような感覚があった。

本人としてもベンチャー企業の人の言動やビジネス展開に疑問を感じるところがあり、私に相談してきたようだ。説明会や社長の話を聞くと、自分が理想としているようなカルチャーやビジョンが感じられる。本人もビジョンを追いかけてきたので、これ以上ない企業が現われたことになる。自分の直感としても、「これだ!」というものがあったに違いない。それを誰が止めることができるだろう。誰も止められないと思ったから…私が止めることにした。

やはり止めることにした第一の要因は、大手を受けて評価されて採用内定を取っているということだ。特にビジョンを共有できたわけでもなく、たまたま選考が進んで残った企業であり、とうとう最終面接に至るまで自身の目標としたくなるような人間的に魅力のある人材には巡り合わなかったということらしい。ただ、大手ということで、ビジョンを求めながらも心のどこかで「安定」も望んでいるということだろう。それは、決して間違っていると思っていない。手を抜いてもそれなりに報酬を得ることができる「安定」ではなく、心の余裕を生み出して次へのエネルギーを創り出す「安定」は必要だと思う。

しかし、その「安定」を持って止めたのではない。むしろ紙媒体に拘り続ける印刷・出版業界には「安定」も「未来」もなくなってしまう可能性だってあるからだ。「不安定」だけどこれからの「未来」をしっかりと考えていかなければならない「悩める会社」も面白いのではないかというのが大手を薦めた第一の理由である。そう。ベンチャー企業への進路を止めたのではなく、大手を薦めたのである。

大手を薦めた理由は、他にも3つほどある。
説明会や面接を通じて「自身の目標としたくなるような魅力のある人材には巡り合わなかった」という言葉を聞いた時に、私には「チャンス」だと思えた。それなら自分が後輩、いや同輩や先輩にも目標としてもらえるような魅力的な人材になれば良いじゃないかと。実際に私にもそれと関係する経験がある。このブログ、誰が読んでいるかわからないので、あまり大きな声では言えないが…私が以前サラリーマン型の会社員だったころ、私の上にいる上司が超イケテナイ人ばかりだった時がある。人間的に+仕事的に両方イケテナイ。こんな人たちが上司なんて…あ~会社辞めたい…と思ったことが何度もあった。結局、最終的には辞めてしまったんだけど(笑)、部下に信頼され、会社を変えて経営に携わることができ、そしてこうして自分の会社を持つことができたのは、まさにあのイケテナイ軍団のお蔭だと思っている。あのイケテナイ軍団がやっていたことと全く逆のことをやり続けてきたのだから。

これと関連して、よく就活生から聞く言葉として、「説明会や面接で会った人がとても魅力的な人だった」というのがある。私からするとそちらの方に「危険」を感じる。二つの危険だ。一つは魅力的な話を演出している騙し(ダマシ)が入っているという危険、もう一つは、逆に上には上の魅力的な人がいて、とてもとても追いつけず自分らしさが出せないという危険。だから、「自身の目標としたくなるような魅力のある人材には巡り合わなかった」のを是非チャンスと捉えてほしいものだ。人間は楽をするために生きているのではない。成長し、人間として完成するために生きている。そうすれば本当の幸せや楽しみがわかる人間になれると思う。

(大手を薦めた)次の理由は、「初職は小さな会社よりも大きな会社が良い。イメージ的に、その大きな会社から小さな会社への転職が可能で、小さな会社から大きな会社への転職が難しい場合、大きな会社を選ぶべき。」というところである。もちろん、いつも言っているとおり、企業選択では自身の就活の軸や価値観が大切なので、会社の大きい、小さいについては基本的に関係ない。しかし今回のように、確固たる軸や価値観がぶれている場合の選択の場合には、こいいうことも考えなければならないのだと思う。ぶれている学生さんは責められない。人間そんなに確固たる軸で動いている人なんていないし、論理思考で考えるばかりでなく時には直感に頼ることだって大切だ。

(大手を薦めた)もうひとつの理由は、その人の成長のためである。現代日本の就活事情としては、大学3年生、大学院1年生の夏過ぎから活動が始まる。大学に入って2年と数ヶ月でこの世のイケテナイ社会人との接点を持たなければならないのだ。これって、ちょっと短すぎるでしょ?何の根拠があって「短い」と言っているのか、自分でもよくわからないが(笑)、大学のキャリアオフィスでの勤務で大学生との接点を通じて直感的にそう思った。あと2、3年、いや1年でも良い。もう少し大学生活を充実させて就活に臨めば、コミュニケーションの中身も随分違ってくるように思えたのである。だから…社会人になって2、3年は、まだまだ成長の足りない部分を補って力をつけてほしいという思いがある。大きい企業に入れば、研修もあるし、いくら忙しい印刷・出版業界でも土日のどちらかは休めるだろうし、いざとなれば有給休暇だって取得する権利がある。平日の余暇時間を含めて、それらの時間を掻き集め、力をつけるチャンスを自分で見つけることができる。小さい企業に行けば、そんな余裕もなく、働いていることと、生きていることとの関係が見えなくなるほど、仕事のことを考えるようになり、本当の意味での力をつけることが難しくなるのだ。

言っておくが、これらのアドバイスは、その人とのコミュニケーションを通じて生まれたものなので、誰にでも、どんな時にでも通用する方程式のようなものではない。状況によっては、全く逆のアドバイスをする可能性もあるだろう。はっきり言って、その大手の企業の名前が違っていたら、大手を薦めていたかどうかもわからないからだ。その就活生に大手の空気を換えてほしいという思いや、それによって自分ももっと成長してほしいという思いや、その会社に勤め続けるのであればトップを目指してほしいとい思いもあった。結論としては…世のため+人のためになる仕事をしてほしいということかな。自分がありたい姿として、世のため+人のためになることをし、且つ、自分があるべき姿(周りが自分に望む姿)として世のため+人のためになる仕事をしてほしいということでもある。もうこれからは、あなたひとりのための自分ではないのだ。人生のパートナーが、人生のパートナーとの子どもが、日本に人たちが、世界の人たちが、そしてこの地球の環境が、あなたのことを待っている。それが本当のアドバイスなのかもしれない。

このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
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2010-05-27 21:49  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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就活カフェABC!追加記事アップ!短所について、志望動機の長さについて、最終面接での質問について [気づきなど]

緊急追加開催決定! 

セミナー&ワーク企画

自分の強みを知り自己PRを完成さ せよう!

日時:2012年12月13日(木)18:30-21-30
場所:麹町・半蔵門周辺の会議室(参加決定者に詳細を連絡)
料金:5,000円(会場使用料、LIFO診断ツール、後日カウンセリングの全てを含みます。ツール購入のため事前の振込みとなります。)

昨日、就活カフェABC!の記事をアップしたところ、多くのアクセスをいただいた。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20

就活カフェABC!は、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画である。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。就活カフェABC!の場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

今回は昨日掲載した新宿と青山一丁目でのカフェでの質問やアドバイスについて、参加していただいた方とのコミュニケーションを思い出しながら、少しだけ付け加えおきたいと思う。

【質問&アドバイス04:短所について本当のことを言っても大丈夫?】
それはその企業の業務形態、方向性、実際の仕事の内容ややり方とも大きく関連している。数字に弱いと金融の仕事は厳しいし、始終英語を使用する仕事で語学力が弱いと困るし、神経を磨り減らす仕事で集中力が散漫だと適性に欠けるし、営業の仕事で人見知りをさせると良い仕事ができなくなる。それぞれの企業で働く上での「致命的な短所」は確かにある。でも、逆に考えれば、ほとんどの短所は致命的にならないとも考えられる。その企業のことをなんからの理由で選択しているが、「致命的な短所」があるにもかかわらずチャレンジしているケースはあまり考えられない。念のため、自分の短所は、その企業で働く上での「致命的な短所」になっていないかを少しだけ考えてほしい。少しで大丈夫だろう。

ならば、ほとんどの場合は、短所をそのまま言えば良いのか?本当はそれで良いのだが、この世には能力の足りない人事の人がたくさんいて、ほとんどの場合その短所を前向きにとらえられないのだ。「優柔不断なところです」というと、「どんなところが優柔不断なの?なぜ優柔不断になるの!その優柔不断さを改善しよう思わないの!」のような感じで責めてくる。お前らに責められる筋合いはない!そんなお前らだって短所の一つや二つあるだろう!と言いたいところだが、いやにしつこく聞いてくる。そもそも、人間誰にでも短所がある。しかもそれはそんな簡単に改善できない。「優柔不断なところです。日頃から自信を持って決断できるように心がけています」なんてとても嘘っぽく聞こえないか?それが簡単にできるならそれはもはや短所ではないないだろう。他人に何を言われようが、自覚して改善を試みようが、やはり改善できないことはできないのだ。ということは…短所をそのまま言うのも、少しややこしいことになりそうだ。

ではどうすれば良いのか?就活本や就活雑誌に載っているように、「短所は長所の裏返し」を信用するか?「行動的なのが長所だが、反面、計画性に欠けることがある」というあれだ。私から言わせるとこのアプローチは最低。その人のことを本当に表している言葉とは思えないからである。行動的でも計画的な人はたくさんいる。長所を裏返すなんて…就活は言葉の遊びではない。もっと本当の自分、本当の幸せ、本当の人生と向き合ってほしいものだ。そろそろリクルート星人系の人との付き合いは終わりにしよう。
そこで、私が提案したいのは「親や親友から口煩く言われていて、薄々は気づいてはいるけど認めたくない自分」「親しい人から言われてハッとしたような、言われるまで気づいていなかった自分」を考えてみてほしい。つまり、これらは、「他人は良く知っているが、自分は良く知らない自分」なのである。これには長所も短所あるだろうが、今回は短所的なことを考えてほしい。

例えば、
自分では「だらしない」と思っていないが、親には「だらしない」と言われる、
自分では人に優しいと思っていたが、自分に余裕がなくなると人を傷つける言葉を平気で言うと親友に指摘されたことがある、
などである。これらを短所として考えられないだろうか。もし、これらを短所にできれば都合の良いことがある。まず、自分ではあまり自覚できていないので改善が進んでいなくても責められない。しかも、薄々あるいはハッとなって気づき始めているので、決定的な短所に比べてまだ改善の余地がある。そして、「親から」「親友から」「先生から」言われたことに耳を傾けている姿勢は好感が持てる。コミュニケーションの良さを勝手に想像してしまう。短所を話しながらも、親とコミュニケーションがあることや、腹を割って何でも話せる友人がいることもアピールできるだろう。何か、「就活の小手先のテクニック」のようで嫌なのだが、バカな人事や人を試してくる人事に対処するための、一つアプローチとして考えてほしい。

「大学に入った頃に、親しい友人から、余裕がなくなると人を傷つける言葉を発する時があると言われたことがあります。自分では、いつも人には優しくありたいと思っているので、これを短所として受け止めて、できるだけ冷静を保つことと、冷静さを失いかけている時も、必ず一度言葉を飲み込むようにしています。最近になってようやく言葉を抑えられるようになってきました。本当のことを指摘してくれたその親友に感謝しています。このように気づけば多くの短所があると思いますので、人とのコミュニケーションを大切にして、これからも改善していきたいと思います。」
綺麗過ぎるかな?でも、優柔不断な性格を改善しているフレーズよりも現実的でもある。本当は優柔不断を前向きに捉えてくれる器の大きい面接官ばかりだと良いのだが。

【質問&アドバイス05:志望動機を最後まで聞いてくれていないような気がする】
志望動機に関する具体的なアドバイスについては、昨日のブログで紹介したので、見ていない方はそちらを先に見てほしい。http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20
このブログで紹介されている志望動機の作り方を参考にして志望動機を組み立てたところ、とても長くなってしまい。面接官の方が途中で飽き飽きした表情を浮かべて、最後まで聞いてくれていない感覚になったとのこと。確かに、このブログでの志望動機の作り方を見ると、文章的には長くなる。短縮版を作る前に休止したので、どのように短縮・圧縮して良いのかわからなかったということだね。それはたいへん申し訳ないことをした。ゴメンナサイ。

やはり、面接では長くても1分30秒ぐらいに抑えないといけない。このブログでの志望動機の作り方はエントリーシートを意識しているので、そのままゆっくり話すと2分以上はかかってしまう。それではどのように短縮・圧縮させれば良いのだろう。昨日のブログでも話したように、基本的に「なぜその会社なのか?」と「自分にできることは何か?」だけをしっかりと抑えておけば良い。流れとしては、
(1)(企業のこと)企業文化・風土が生み出す価値観や強み
(2)(自分のこと)自分の価値観がいかにその価値観や強み共感できるか
(3)(企業のこと)今後の企業の事業展開や未来の展望
(4)(自分のこと)その展開や展望の中でどのように自分が貢献できるか
(+)(自分のこと)自分のビジョンや夢の実現にどのようにつながるか
ということになるが、このうち(自分こと)である(2)(4)(+)をできるだけ短縮・圧縮することだ。自分の価値観、知識・能力・経験、夢やビジョンについては、志望動機を聞かれる前の面接過程でクリアになっていることもあるだろう。既に相手に伝わっていることは、そんなに長く説明する必要もないし、短縮・圧縮させても十分に伝わるのである。だから(1)(3)を重視する。いつも言っていることだが、志望動機の主役は、自分でなく、企業にある。面接の段階が進んでいけば行くほど、その傾向は強くなる。最終面接に出てくる経営陣などは、「会社のことを愛してほしい」と勝手なこと思っている人が多くなると思って良い。

しかし、(1)(2)(3)(4)はやはりどうしても外せないコンテンツなので、「削除」はできない。(2)(4)(+)を短縮・圧縮させ過ぎると、「会社のことを褒めていただくのはありがたいが、ところであなたはどう思ってるの?」となってしまう。(1)(3)を「主役」にすることを忘れないで。脇役がいないと主役が成り立たないからね。

【質問&アドバイス06:最終面接での「質問」はどうすれば良いのか?】
昨日は、「質問ありませんか?」と言われた時にするべき質問について考えてみた。今日は、最終面接の質問について考えてみよう。これは最終面接の位置づけによって大きく異なる。1次面接、2次面接、人事面接などこれまでの過程にもよるがパターン的には、
(1)和やかな感じで進む最終確認としての最終面接
(2)確率50%程度の複数選抜としての最終面接
(3)少数選抜としての相変わらずシビアな最終面接
が考えられる。

私の個人的な意見としては、(1)(2)は「質問はございません。最終面接というチャンスをいただきありがとうございました。御社での選考過程で得た成長を今後の社会人として生き抜いていくチカラとしたいと考えております。ご審査よろしくお願いいたします。」ということになるだろう。もちろん、どうしても聞きたいことがあればそれでも良いのだが、最終になっても未だ質問があるようでは、それはそれで問題なのだ。実際に、これまでに「最終面接」の面接官となり、最終面接を取り仕切ったこともある経験から言うと、基本的に質問はしないでほしいと思っていた。もっと言うと、質問をした人の95%以上は、それで評価点が下がってしまったのも事実である。(1)(2)のパターンに関しては、「質問なし」が基本だと思う。
一方、(3)に関しては、前日のブログで書いた質問の内容や方法に従ってほしい。特に最終面接なので、やはり経営陣あるいは将来的に経営を担う人材が面接官のはずだから、中長期的な会社のビジョンをしっかりと聞いてほしいと思う。そのビジョン実現のために自分にできることは何かを考えながら耳を傾けてほしい。「わかりましたか?」と聞かれたときに、気の利いた一言が言えるようにしておこう。

(1)(2)(3)の見極めが重要になるが、自分の感性に従えば良い。ただし、「アピールしておこう!」というわざとらしい質問は逆効果なので控えた方が良い。昨日のブログにも書いたように、自身の就活の軸を考えた場合にどうしてもこれだけは確認しておきたい、きっとこの経営陣あるいは将来的に経営を担う人材の方なら明確な答えをいただけるはず…という強い想いを持って質問するようにしよう。

それともう一つだけ。秘策がある。(2)や(3)の場合、最後の質問に移る前の過程で、明らかに「面接に失敗した!このままでは多分落とされる」という自覚のある人は、この質問のチャンスで逆転満塁ホームランを打つしかない。果して逆転満塁ホームランのような効果のある質問があるのだろうか。もちろん、三振かもしれないが、どうせダメならダメモトでやってみる。最終面接に出てくる経営陣には、果さなければならない重要な使命がある。それは、経営理念をいかにして組織の末端にまで浸透させるかということを毎日のように考えなければならない。これは、部長や課長などの管理職に任せることはできない経営者自らの大切な役割なのだ。もちろん数字を追いかけることも大切な仕事であるが、それは逆に経理や財務に任せていても、いや任せる方が良いだろう。そこで、「経営理念の浸透」についての質問をする。

そのためには、予めその会社の経営理念はしっかりと頭に叩き込み、それを浸透させている方法についても行間から読み取り、自分でもイメージしておかなければならない。『御社は、食文化で世界を豊かにするという経営理念を掲げられ、技術開発や海外事業展開を積極的に進めらています。CSR活動では恵まれない国への学校給食に商品を提供されています。このような「世界を豊かに!」の素晴らしい考え方をどのように社員、派遣職員、パート、アルバイトに至るまで浸透されているのかについてお伺いできますでしょうか。』…きっと答えに窮するだろうが、それでも一生懸命答えてくれる。その答えを感動しながら聞くのである。本当に感動したなら涙を流せるほどに真剣に聞いてほしい。その涙が、これで祈られるだろうなの悲しみの涙でも許そう。そして、本当に末端の人材のことまでをしっかりと考えている答えならば、「ありがとうございました。感動しました。私も将来チャンスがあれば経営にかかわりたいと思えました。」と言えば良い。携帯電話が鳴るかもしれない。あるいは、「それは部長や課長や現場に任せているからね~」なんていう暢気な答えであれば、そんな会社に選抜されなくて良かったと思え。どうせそんな会社に入っても、人として認められないのだから。

このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-12
にアクセスして書き込んでください。内容に問題がない限り、100%回答します。

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2010-05-21 15:39  nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

就活カフェABC!続報~イケテル自己紹介・PR イケテル志望動機 イケテル質問 [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この連休明けの時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。

就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。ちなみに次回は2010年5月24日(月)11時30分~13時30分@四谷で予定されている。

さて、この「就活カフェABC!」、品川シーサシド、新宿、青山一丁目と実施されてきた。今回はこのうち、新宿と青山一丁目でのカフェについての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。

【質問&アドバイス01:自己紹介と自己PRの違いについて】
このブログでも何度か紹介しているが、私の個人的な見解としては、「自己紹介」は「現在」のことを中心としてできるだけ多くの情報を伝えることである。出身地(現在の所在)、現在の大学での学び、現在の大学での活動(少し過去も入る)、現在の趣味や特技、現在の就活の状況など、現在の全体像を知ってもらうことで、現在の顔と全体像の一致を促すことが大切だ。「自己紹介」と言われて、学生時代に力を注いだことの細かいことをペラペラ話しても、全体像をつかんでもらえない。「自己紹介」の後に、「自己PR」の機会は無いかもしれないが、学生時代に力を入れたことや行動特性についてアピールする機会は必ず巡ってくる。焦るな、焦るな。

一方、「自己PR」は、他人と決定的に違う自分の強みについて、過去、現在、未来の流れでアピールすることで、顔と芯(コア)の一致を目指し、相手に納得してもらう。でも、「自己PR」と言われて、これも学生時代に力を入れたことの細かいことをペラペラ話す人もいる。実はこれもあまりよくない。力を入れたことはわかったけど、その人の人間的な魅力(=強みの中の強み)が「言葉」として残らない。
もう一つ、ついでに言っておくと、「自己PR」と言われて、「自己紹介」をしても良いかどうかである。時と場合にもよるが、一般的には「ノー」だろうが、私の見解としては、自己紹介の一部を取り入れるのはPRでもあるので「イエス」だ。自分の強みの中の強みを表明して説得する前に、簡単に自分の全体像をわかってもらうこともアピールと言えるだろう。「まずは簡単に自己紹介させていただきますと…そして、自分のセールスポイントは…」問題ある?

【質問&アドバイス02:志望動機が難しい】
何が難しい?…組み立て、他社との違いが良くわからない(他社でも通用してしまう)、会社の今後が見通せない、自分に貢献できることがわからない、等であった。確かに難しい。その会社について知っていることは、主に説明会や資料に頼っているし、OBOGや会社訪問も敷居が高くなっているからね。リクルート星人がビジネスモデルを成立させるために、企業と就活生を分断した状況が会社への直接アクセスをやりにくくしているんだよね。そうだ。現実的な志望動機が作れないのも、リクルート星人の仕業なんだ。あいつらほんまに許せんな。
といっても始まらないので、いつくかアドバイスを。まず、その企業のことをもっと知る努力をしよう。HP、日経ビジネスなどの経済雑誌、書籍などに多くの記事が掲載されている規模の大きい会社の場合は、それを隅から隅まで、しかも行間に至るまで読み尽くすことが大切になる。あまり記事が豊富でない会社の場合は、説明会などの後に、人事の方に電話をして「もっと詳しくお話をお伺いしたいのですが・・・」とダメモトでアクセスしてみれば良い。この返答も会社選びの大切な材料になる。良い返事なら、言葉だけではなく本当に人を大切にしようとしてくれている会社だし、「それは無理!」という会社なら一時が万事「それは無理!」だと思ったら良い。そんな会社本当に行きたいか?

次に「組み立て」を考えれば悩みが全て解決する。構造は簡単だ。2つのことを抑える。一つは、「なぜその会社なのか?」、もう一つは、「自分にできることは何か?」、それだけのことである。でもそれだけのことがなかなか難しい。「なぜその会社なのか?」他社のとの違いが良くわからないからである。その会社のことは、HP、説明会とその資料、雑誌・書籍など、OBOG・会社訪問などである程度クリアになるが、他の会社のことまでしっかりと調べる時間もない。確かにそうだ。「それを必死になって調べるんだよ!」と無責任に言ってしまうのは簡単だが、現実的にはやはりそれは酷なところもある。だから、少々乱暴だが、HP、説明会とその資料、雑誌・書籍など、OBOG・会社訪問などから、その行間を読みながら違いを勝手に推測してしまうのだ。「勝手に」ね。

例えば、会社の社風として、「風通しの良さ」が強調されている企業は、他社よりも「圧倒的に風通しが良い!」と思い込んでしまうことだ。あとはどのように「圧倒的に風通しが良い」のかを探すだけ。それは上司部下の関係のことなのか、人事評価のことなのか、部署間のことなのか、提案や発案のことなのか…そしてなぜそのようにしているのかを考えてみる。全く別の記事に「社員一人ひとりのベストパフォーマンスを引き出す、時間のロスが無いようにしっかりとコミュニケーションする」と書かれてあった。だとすると、上司部下の関係に風通しの良い環境を作り出すことで、本当のベストパフォーマンスを生み出し、時間のロスも軽減できるということだ!…勝手にそう考えてしまう。当たらずとも遠からずだろう。志望動機は合っているか間違っているかが問題ではないと思う。その会社のことをどれだけ真剣に考えられているかである。そして、「風通しが良いところに共感しました!」ということは誰にでも言えるが、「風通しの良さを実現することで仕事の効果と効率を上げるという御社の姿勢に持続的な成長を感じました。自身もこれまでの人生の中で常に成長することを教えられ、これからもそうありたいと願っているので、そのような環境で仕事をすることを望んでおります…」ということが言えるようになる。つまり、「風通しの良さ」に惚れるのではなく、「風通しの良さを実現することで仕事の効果と効率を上げることを考えている姿勢」に惚れてほしい。

さて、組み立ての後半部分。「自分にできることは何か?」…その会社に勤めているわけでもない限り、そんなこと難しくて想像もつかない。ひょっとしたら、働いている人でさえも、わからないかもしれないのだから。たとえ、インターンシップでその業務を経験していたとしても、実際のところ将来を見通して、自分の働いている姿を想像するなんて、無理な話だ。でも、それを一生懸命、必死になって考えてみる。なぜなら、それが「熱意」として表れるからだ。いつも言うことだけど、もはや「頑張ります!」「何でもやります!」「必ず貢献します!」などの精神論からは熱意は微塵も感じられない。熱意はこの志望動機の後半にかかっているのだ。それではどのようにして考えれば良いのか。まずは、会社の将来像を考えてみる。説明会やHP上の社長の言葉の行間から5年後、10年後の会社のビジョンを考えてみる。経営者はこの会社をどんな会社にしたいと思っているのだろう。超具体的な戦略については企業秘密もあり公開できないこともあるが方向性は示されている。どの部門、どの地域、どのターゲットを伸ばしていこうとしているのかを調べてみよう。文書上でわからなければ、先程も書いたように、やはり説明会の後(面接の前)にでも会社を訪問すべきである。

そして、その会社の将来像を実現するために、自分には何ができるだろう?と考える。決して、「自分には何がしたいか?」を考えるのではない。残念ながら会社はあなたの夢を実現するために存在しているのではない。面接で「何がしたいの?」と聞かれることがあるが、その質問は「何ができるの?」と聞かれていると考えた方が良いだろう。例えば、会社の将来像として、新しいビジネス領域での積極的な展開が見えたとすれば、単純に考えればそこで必要とされるのは効果的な広報を含む「強烈な営業」であろう。どんな「強烈な営業」になるかを一生懸命考えてみる。新しいビジネス領域での競合他社の動向分析、あっと驚かせるることができる&説得力のあるプレゼンテーション、他社に差をつける肌理細やかなフォローアップ、内部開発部門へのフィードバックや交渉等…分析、セールス、サービス、コミュニケーション…自分のこれまでの人生で蓄積されてきた、知識・能力・資質・経験などから「強烈な営業」の実現を証明してみる。

しかし、問題なのは、残念ながら今の力だけではその「強烈な営業」を実行することができない。「できます!」と言ったところで嘘くさい。それは企業も知っている。いくら自信があっても、「そんな甘い世界ではない」と嘲笑&一蹴されるだけだ。だから、「これまでの人生で蓄積されてきた、知識・能力・資質・経験」に、「これから社会人として伸ばしていくべきチカラ」を付け加えれて説明すれば良い。これなら誰でもできる。英語の苦手な人が、「これからの海外事業の展開に貢献します!海外旅行に行ったことありますし!」と言っても、それは無理だな~と思ってしまう。でも、「社会人としてのビジネス英語など語学力をしっかりと鍛えて、実際に外国人とのコミュニケーションを機会を持って異文化を理解を進めながら、これからの海外事業の展開に貢献します!」と言われると、さらにコミュニケーションを深めたくなる(合格とは言ってないよ)。ビジネス英語はどうやって勉強する?どうやって外国人と話す機会を持つ?という本格的なキャッチボールが始まるのだ。面接で落ちる人の特徴としては、この「本格的なキャッチボール」の前に、自分でキャッチボールを終わらせてしまうのだ。「早く面接が無事終わってほしい」と考えることは、こんな悲劇を生んでいる。しっかりと準備をして、面接を楽しめるようにしてほしい。真剣に考えれば、「給料の10%を語学力の習得に充て、土日に学校に通うつもりです」や「土日に国際的なボランティアグループに参加して鍛えようと思っています」などは言えるようになる。取って付けたような言葉ではなく、真剣に考えて、本当にそうしたいと思ってそれを言葉にすれば、相手には伝わるものだ。

【質問&アドバイス03:質問はありますか?と言われて何を質問して良いかわからない】
世のイケテナイ就活本や雑誌には、いろいろなことが書かれてある。それを読んでいつも笑ってしまう。「御社はどのような人材を求めておられますか?」「御社の一番のセールスポイントは何ですか?」「(面接官に向かって)御社で働いていて一番充実していたこと、一番苦労されたことは何ですか?」…そんなこと言ったら「私は全く企業分析をしておりません!」と宣言しているようなものだ。そんなこと口が裂けても言ったらダメ。これ書いた人…きっとリクルート星人に毒された人材コンサルか何かで、本当の意味での会社を経営したことがないか、学生の未来の幸せなんて考えていない人なんだろうなと思ってしまう。全く、無責任な大人が多いこと、私からお詫びしたいぐらいだ。きっと、同じような年代なので、私まで罪悪感を感じてしまう。ゴメンナサイ。
さて、気を取り直して、面接での「質問」。本当は「聞きたいこと」を聞いたら良いのだが、やはり企業分析していることが前提である。

ということは、
(ダメ01)HP、会社説明資料、新聞・雑誌などで公開されていることは聞いたらダメ
(ダメ02)会社から学校に到着している求人票に書かれてあることを聞いたらダメ
しかも、
(ダメ03)OBOGあるいは会社訪問をして話してわかることは聞いたらダメ
なのだ。
この3ダメ以外のことを聞くことになる。うーん難しい!OBOGあるいは会社訪問したら聞きたいほとんどのことがわかってしまうような気がする。それでも質問あるの?もちろんある。たくさん。

視点的には2つのことが考えられる。ひとつは、過去や現在のことではなく、「未来」のことを聞く。「未来」のことは企業秘密もあり公開されていないことが多い。社長の言葉の行間や説明会での言葉の端々に表れることはあっても、言葉として落ちていないことが多い。10年目やそこらのOBOGでも未来のことが良くわかっていない仕事人間になっている。しかも、みんなはこれから社会人になる。ひょっとするとこの会社の会社員になって30年以上働くかもしれない。だから、その企業の未来を聞くのだ。もうひとつの視点は、過去、現在、未来に限らず、「事実」ではなく「考え方」を聞く。事実はひとつだが、考え方は多様である。その考え方を聞くことによって、会社の企業文化をうかがい知ることができるかもしれない。

それでは、「未来のこと」と「過去、現在、未来に限らず考え方」なら何でも良いのか?それもダメなのだ。ダメ04だね。そこでよく考えてみてほしい。「質問したいこと&質問すべきことは何か?」と。それは、紛れも無く、「就活の軸」に関する質問のはずだ。またに「どういう質問をすれば印象が良いですか?」と聞く人がいる。「印象?」印象を良くしてどうするつもり?相手に好印象に映ってもあなたは幸せになれると限らないので、いや、むしろそんな操作は不幸になるだけなので、もうそんな考え方は捨てた方が良い。どんな社会人でありたいか、どんな働き方をしたいのかの就活の軸に関する質問をする。必然的にそうなるはずだ。

例えば、「海外事業展開に積極的な会社」「女性が働きやすい体制のある会社」「評価制度を重視している会社」だとする。だとすると、聞きたいことは、海外のことであり、女性の労働のことであり、評価のことのはずだ。1次や2次面接では、「他にありませんか?」と言われて困ったことがあるだろう。その場合に備えて、「私は○と◇と△を就活の軸として活動しているのですが、○と関連してお聞きしたいことは…」「他に質問はありませんか?」「それでは、もう一つだけお願いいたします。◇と関連してお聞きしたいことは…」となる。もうそれ以上聞いてくることはないだろう。

ということは、整理すると、「就活の軸に関連して」、「未来のこと」や「過去、現在、未来に限らず考え方」につい
て聞くということ?私ならそうする。いやそうしたい。自分は未開の地アフリカを志向しているのに、アフリカから撤退の可能性があるとしたら、その会社でのモティベーションを維持していくのが難しいような気がするので。違うかな?そういう意味でも、もう一度、就活の軸を見直した方が良いかも知れない。

【参加者からの声】
ANさん
貴重な御時間、ありがとうございました。「なるほど!」と感じるアドバイスをたくさんいただくことができ、今後の行動に移したいと思います。そして、楽しかったです!気分も前向きになりましたので気持ち切り替えて頑張りたいと思います。またご相談させていただくと思いますが、その際はよろしくお願いします。また、移動中には就活の本ではなく、考え方を鍛える本を読むようにアドバイスいただいたので、早速、本屋に寄って面白そうな本を買ってみました。「仕事ってこういうことだったのか-先輩たちが教えてくれたこと-」という本です。働くことに対する考えが詰まっているので、いいヒントを得られそうです! 本当にありがとうございました!

AKさん
本日は貴重なお時間を割いていただいて、ありがとうございました。これまでの自分の志望動機の分析の甘さを客観的に見て、今後のことが不安になっていたところだったので、お会いできて、自分なりに気持ちの整理がついた気がします。最後まで諦めずに、自分なりに納得する企業を見つけていきたいと思います。勇気を出してブログにコメントをし、今回のカフェに参加しなかったら、気持ちの整理をしないまま暗い表情で就職活動に臨んでいたかもしれません。就職活動のターニングポイントとなるような機会を提供していただいて、大変感謝いたしております。自分で解決できない問題が起きた時には、今後も相談させていただくこともあると思いますが、その際にはよろしくお願いいたします。お仕事をされている中でこのような就職活動の相談も受けられていて、とてもお忙しいと思いますが、お体にお気をつけください。本日は本当にありがとうございました。

KNさん
遅くなりましたが本日は飛び入りの参加にもお付き合いただけけて嬉しかったです。ありがとうございました。明日の面接で一杯いっぱいになっておりますが、今後の就職活動での参考になることを沢山伺えたので、それを実現すべく実践で学んでいきたいと思います。取り合えず無闇に漢字(事、為、頂く、行うなど)を使わないよう気をつけます!

【参加者のみなさんへ】
こちらこそ貴重な御礼メールをいただきありがとうございます。こうして、みなさんと情報を共有することができて良かったです。自分ひとりが満足するのではなく、みんなで情報を共有して、みんなで幸せになろうという趣旨を理解いただけたことに感謝しています。みなさんのメールを読んで、「私も就活カフェに参加してみようと!」と考える学生さんが増えて、幸せな道に導かれることを期待しています。これからも就活や社会人のコーチとして役に立てることがあれば、いつでもお声をおかけください。感謝するのはこちらの方です。本当にありがとうございました。

このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-12
にアクセスして書き込んでください。内容に問題がない限り、100%回答します。

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2010-05-20 15:54  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

みんなのためのコメントスペース02…これからの就活での苦労こそが人間としての成長につながる!最後の最後まで幸せを追い求めよう! [気づきなど]

みなさんご無沙汰しております。ブログの記事更新は休止中ですが、みなさんからのブログ上でのコメントや相談には100%対応しています。コメント数が50を超えて、ページが重たくなったので、みなさんからのコメントや相談をお待ちする新しい記事を設定しました。

みなさんからいただくコメントは、同じような悩みを持ちながら、困難を克服して前に進もうとしているみなさんの共鳴を得ることができると思います。コメント対応を参考にしていただければと思います。そして、みなさんからのコメントもお待ちしています。

また、仕事の空き時間を利用して、カフェしながら就活の相談に乗る「就活相談カフェABC」を始めました。日時や場所はツイッターで公開しています。@anselmotateyama をフォローすると情報が共有できます。ご関心のある方はどうぞ。

【コメント01】
はじめまして。
初めてコメントさせていただきます。塾講師でアルバイトをすることで、多くの経験を積むことで、就活へ繋がると思っております。「内定を取るためではなく、幸せになるための就活を目指そう!」のサブタイトル、素晴らしいと思います。小手先のテクニックではなく、人間力で就活を戦えるよう、これから頑張っていきたいです。by 塾講師JAPAN (2010-05-10 14:59)

【コメント01への返信】
塾講師JAPANさん
コメントありがとうございます。その昔、私も家庭教師と塾講師の嵐?の中におりました。17時~18時30分で塾講師、19時~20時45分で中学生の家庭教師、21時~23時30分で高校生の家庭教師という曜日もありました。あれから25年以上の月日が経ちますが未だに「家庭教師に行かないと!」というへんてこりんな夢にうなされることがあります。

たくさんの子どもたちと出会い、本人のモティベーションを上げてテストの点数を上げることに貢献し、希望進路に到達できたことに感謝されたと思います。ところが・・・残念なことに進路到達後のその人たちとのコミュニケーションは皆無で、今どこで、どうしているのかも知らない状況です。もちろん、その頃は携帯やメールなどの気軽な通信手段は無く、ある意味恐れられていたこともあって、音信不通なのかな?と自分に言い訳しているところがあったと思います。自分としてはある程度自分を犠牲にして、アルバイト代の対価以上の付加価値を創りだしてきたと思っていました。しかし、最近になって考えるのは、結局は、対価以上でもなく、対価以下でもないパフォーマンスだったのではないかということです。結局はどこか他人事であり、最終的な責任は学生本人にあると言い聞かせ、顔色を伺いながらやっていた自分を否定できないなと思い返しています。きっと学生はそれらを何らかの言葉、姿勢、態度、対応などから鋭く感じ取っていたのでしょう。

今から考えると、自分のことのように喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、本当に覚悟すれば対価を超えるパフォーマンスを示すことで、持続性のあるコミュニケーションが実現できていたように思えます。余程パフォーマンスが下がらないと、報酬も下がらないだろうという甘えがあったような気もします。

それは大学のキャリアオフィスにいた頃に気づいたことです。やはり同じように、就職活動中は多くの学生さんからカリスマのように称えられる(笑)のに、就活が終わるとキャンパスですれ違っても無視されていました(笑)。自分では「そんなもんや。人間なんて冷たいもんや。」と言い聞かせていたのですが、後々になってそれは違うなと思えるようになりました。自分のことのように喜び、怒り、哀しみ、楽しみ…24時間365日の中でできるだけの時間を学生のために使うようにしました。無理矢理ではなく「自分から進んで」そうしました。そうすると伝わるもんなんですね。頻繁なメールのやり取りこそありませんが、どこかであの人たちと伝わっていると感じることができるようになり、いつでもコンタクトできる状態を作ることができています。あの人たちも私のチカラが必要な時にコンタクトを取ってきます。これらのネットワークは言わば私の財産になっています。対価を遥かに超える一蓮托生のコミュニケーションが大切なんだと思います。

就職活動と塾講師の関係ですが、学生時代に力を注いだことで、塾講師のことを表現される方が少なくありません。ところが書かれてあるのはほとんど同じなのです。「できない学生をやる気にさせることができ希望進路を実現させた」「ニーズに対応した教材を開発した」「より深い理解を実現するための教授法を工夫した」「勉強だけではなく趣味や関心を引き付けた」「親御さんを巻き込んで信頼関係を築いた」などのパターンが多かったです。残念ながらこれらのほとんどは、まさにアルバイトの対価の範囲内であり、それ以上の「学生時代に力を注いだこと」のエネルギーは感じませんでした。やはり、アルバイト代の対価以上のパフォーマンスをどのように表現できるかが重要になってくると思います。イメージ的に言うと、「心の持ち方」という感じでしょうか。学生さんを「教えている」のではなく「教えることで、実はその100倍のことを教えられていることに気づいた」と言えれば良いと思います。これは就活のテクニックではなく、実際のところそうなんだと思います。それは、意識していないとなかなか気づかないことなのですが、塾講師としての表面的な上辺のコミュニケーションではなく、心のコミュニケーション・キャッチボールを思い出してください。自分のイケテナサに気づきます。それを素直に言葉にしてください。希望進路を実現させていなくても、教材を開発してなくても、教授法を工夫していなくても、趣味の話をしていなくても、親御さんを巻き込んでいなくても、本当のあなたのエネルギーや魅力が伝わることになると思います。
by ネッピー (2010-05-10 22:11)

【コメント02】
始めてコメントさせていただきます。
いつも就職活動の合間に、昔の記事を読んでおります。自分に足りないところを的確に指摘していただけているので、いつもとても助けられております。就職活動のことで今とても悩んでいます。最終面接でいつも落ちてしまうのです。最終面接で落ちる人には何が足りないんでしょうか?
最終面接まで通してくれたことを感謝して日々就職活動を続けているのですが、このまま最終面接に受からなければ、社会人というスタート地点にもつくことができない・・・どうしよう・・・という不安が心の中でどうしても消えません。もし何かアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。
by さもり (2010-05-11 20:33)

【コメント02への返信】
さもりさん
コメントありがとうございます。記事を活用していただいているのに、結果が出ていないのは私の責任が重大ですね。まだまだ私の勉強不足であることを痛感します。

さて、最終面接を突破するためのアドバイスですね。わかりました。一言で表すと、「決め手に欠ける」ということでしょうね。でも、その決め手は企業側が感じ取るものですから、「決定的な決め手を決める」なんてことは難しくてなかなかできることではありません。直感的に「これはここを押せば良いのでは!」と咄嗟の判断が功を奏することもありますが、それも表面上のことなので、実際のところ学生さんにはコントロールできないことだと思います。

でも、ポイントはあります。決め手になることを大きく3つに分けて考えると以下のようになると思います。
(1)決め手になるような他人との違いを表現できていますか?どこにでもいる学生のように表現になっていませんか?結局は凡人だと諦めたり飾ったりしていませんか?あなたのオリジナルは必ずあるはずです。こうして勇気を持ってコメントできているのですから。
(2)企業の文化や環境を理解した上で決め手になるような「自分の価値観や考え方と合っていること」を表現できていますか?カタチだけの言葉に収まっていませんか?素直な表現として、自分がこの会社のことに「関心を持ち続けたい」と思うことを体から表現できていますか?上辺の言葉でなく、心の底からそんなことを考えて考えて考え抜いていれば、自ずと体からオーラが湧き出るものです。
(3)そして、自分の人生としての夢やビジョンが表現できていて、その会社で働くことによって実現できそうですか?また、それを実現するためにはどのような働き方が求められ、自分としてはその働き方に対応していく自信はありますか?例えば、自分の夢が「明日死ぬと言われても、昨日やっていたことと同じことを、今日もやりたいと思えるような時を過ごし、世のため、人のためになることをする」だとすると、その会社に入ってそれがどの程度実現できそうかを一生懸命考えることです。全てが実現できなくても、確実に「世のため、人のためになる」ことに繋がる仕事であれば、それで良いと思います。どんなふうに「世のため、人のためになる」のかを考えてください。

さて、多分できてそうで、できていなかったのではないでしょうか?(1)~(3)のどれに問題がありそうですか?この3つはどれか一つが完璧であっても、他の二つがダメなら、結果はついてきません。やはり、3つをバランスよく頭の中に整理して配置させることが大切になります。いつでも、頭の中から容易に取り出せるように整理しておくんです。この整理と丸暗記は違います。整理は○で、丸暗記は×です。

最終面接までは進めているのですから、人間的にも能力的にも適性的にも評価されてはずです。毎回反省や改善は必要ですが、自信を持ってください。決して他人と比較することなく、3つのことを整理して、胸を張って最終面接に臨んでください。あなたのことを本当に必要としてくれている企業がまだこれから現われるということです。ただ、それだけのことです。悩む必要などありません。
by ネッピー (2010-05-12 00:21)

【コメント02の2回目】
突然のコメントに本当に親身に答えてくださってありがとうございます。
アドバイスをいただいて考え直してみると、まだまだ上辺だけの『この会社が好きだ、是非入社してイケテル社会人になりたい』になってる事を痛感しました。細かく企業研究して分析しているつもりでもまだまだ足りていない、イケテル人にはまだ遠いなぁと感じました。これからはもっと深く深く分析をして体の中から染み出るほどの『この会社が好きだ、入社してイケテル社会人になりたい』を伝えていきたいと思います。気付かせていただいて本当にありがとうございました!
今日の今日で大変申し訳ないのですが、ツイッターを見て、品川シーサイドのエクセルシオールの会に参加したいと思いました。こんな私でも参加できるのでしょうか?
by さもり (2010-05-12 09:50)

【コメント02の2回目への返信】
さもりさん
コメントありがとうございます。そうですね。考えて、考えて、考え抜くことは就職活動だけのことではなく、人生にとって必ずプラスになります。ただ、それは頭で考えるということではなく、走りながら考えることも大切ですので、必ず思考と行動を両立させてください。今日から実践しましょう。
今日の相談カフェですね。当初よりちょっと時間がずれる予定ですが、ツイッターのダイレクトメッセージをいただければ、時間と場所をお知らせします。短い時間になると思いますが、お会いできるのを楽しみにしています。
by ネッピー (2010-05-12 10:24)

【コメント03】
初めまして、現在大学院生で就活中のestaといいます。一言御礼を言いたくて書き込みました。
私は一言で言うとダメ就活生でした。自分が本当の夢は何か、それをどうやって実現したいのか、その答えを考え抜くこともせずに、安易なイメージだけで就活していました。未だに1つの内定もありません。しかし私は、運良く内定を取れなかったことに感謝しています。というのも、運良く内定を取れていたら、このブログに書かれていることを真剣に考え抜く機会や、自分の至らなさを痛感する機会を失っていたと思うからです。そして自分の至らなさを痛感し、本当に大事なことを考え抜くためのヒントを与えてくれたネッピーさんにはとても感謝しています。就活のなかで、これほどアツくて真剣でエネルギーに満ちた記事に巡りあった事はありません。就活すること、働くことの面白さを教えてくれた記事もありません。今はもっと早く記事の重要さに気付いていればよかったと悔やみながら(実は3月の時点でこのブログを「通り過ぎて」いました)、過去の記事を読んではひたすら考えています。
by esta (2010-05-12 01:46)

【コメント03への返信】
estaさん
コメントありがとうございます。そして、あなたの気持ちは100%私に伝わっています。本当にありがとう。
でも、後悔することなんてありませんよ。就活も人生もまだまだやり直しができます。そういうことに気づいたことは、人生にとってはむしろ「一歩リード」ぐらいの気持ちで良いと思います。
通り過ぎたのはあなたの責任ではありません。私の記事があなたの気持ちを惹きつけることができなかっただけです。こういうコメントをいただいて、私ももっと成長していきたいと思っています。まだ、手遅れでないと信じてね(笑)。

確かに100年に一度と言われる大不況で就活はたいへんですが、人生にとってはまたとないチャンスでもあるのです。人間として考えて、考えて、考え抜くチカラは必ずあなたを成長させてくれます。こうしたピンチをチャンスに変えるチカラはあなたの人生を変えてくれるようになります。自分を信じて「新しい自分」でチャレンジを続けてください。

私の執筆中の本にあなたのエピソードを載せることができることを期待しています。結果や他人のことに拘りすぎずに、これからも共に大切なことを考えていきましょう。
by ネッピー (2010-05-12 02:15)

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2010-05-12 19:15  nice!(0)  コメント(43)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

みんなのためのコメントスペース01…「失敗」と書いて「セイチョウ」と読め!自分を変える勇気を持とう! [気づきなど]

みなさん、お元気にされているだろうか?M78星雲より更新いや交信している。多分、元気が無くなってきているところだと思うが、エントリーシートで失敗しても、面接がうまくいかなくても、このブログを読んでいる人は、幸せになれるから大丈夫だ。慌てず、騒がず、でも急いで、心落ち着けて、頭を切り替えよう。今までと同じエントリーシートを出しても良い結果には結びつかないし、同じ面接姿勢では相手には伝わらない。

過去と他人は変えることはできないけど、未来と自分は変えることができるのだ。思い切って、就活のスタイルや内容を大改造しよう。昨日、このことと関連する貴重なコメントをいただいて応えたが、あまり目立つ場所にないため、そのままトピックとして引用してみたい。同じような悩みを抱えている人もいると思うので、参考になればと思う。

【コメントその1】
初めて拝見して、コメントさせていただきます。現在就職活動中で悩んでいます。「学生時代力を入れたこと」の内容ですが、私は恥ずかしながらアルバイトとファッションが好きなので、オシャレすることしかしていませんでした。仕送りはなしという約束で上京したのでアルバイトを一生懸命やっていました。なので給料が少しでも良いところを探し、先輩の紹介で病院の受付のアルバイトに決めました。その中で病院に来る方は基本的にナーバスな気分で来るのでクレームが起きやすい職場だと感じました。私はクレームの防止策に取り組みましたが、題材としてはあまり良くないのでしょうか?学んだことは、クレームの中で共通していることを見つけ、求められている事・改善すべき事を考えて取り組んできたので問題に対して人と向き合うというより同じ方向を見ることを学んだと思うのですが、ブログを読むと自分のエントリーシートではダメかなと感じてしまったので、コメントさせていただきました。少しアドバイスを頂ければと思います。よろしくお願いします。
by やし (2010-03-09 20:40)

やしさん
コメントありがとうございます。
まず、学生時代に力を注いだこととしての病院の受付アルバイトですが、それはそれで問題ありません。しかし、「クレーム防止策に取り組んだ」というのは「本当かな?」と思ってしまいます。いやいや、それはあなたが嘘をついていると疑っているのではありません。それはあなたが考えることではなく、病院が顧客対応としてマニュアルを準備すべきことです。あなたが、本当に言いたいことが、「クレーム防止」ではなく、「いろいろなお客さん一人ひとりへの肌理の細かい対応」だとすれば、理解できます。しかし、そればらば、学生時代に力を注いだこととしての迫力やインパクトに欠けるかもしれませんね。自己PRとして、人とのコミュニケーションを通じて一人ひとりの細かい心の動きを理解できる」ということが言えるかもしれませんが、学生時代に力を注いだエネルギーは生まれない可能性が高いということです。
あなたが書いてくれた文章を見たときに、どうして「オシャレすること」や「生活費の全てを自分で賄うこと」などが学生時代に力を注いだことにならないのだろう?と不思議に思いました。長く続けたことで無理矢理捻り出すよりも、自然に一番チカラを入れたことが「オシャレ」なら、その方が良い文章や表現ができるのではないかと思うのです。
「オシャレ」はダメなことですか?なぜ「オシャレ」をしたいのか、どんな「オシャレ」にこだわりを持ち、どのレベルに到達することが目標だったのか、その目標を達するために努力したこと(アルバイトでお金を稼ぐこともあるし、雑誌研究、友人からの評価をもらうなど)、そして大学生としてのオシャレの到達度やオシャレと自分の人間性との関係を明らかにして、「自分のオリジナル、主張、存在感」などを語れば迫力があると思います。
単に「オシャレしてました~」ではダメだけど、「自分の主張をファッションで表現することで、それをコミュニケーションの手段として、多くの友人を得ることに懸命になった。言葉での主張ではなく、体全体で主張することの大切さや説得力の大きさを感じている。」という切り口ではダメですか。
もちろん、会社によっては「何それ?」となるでしょうけど、自分が本当に頑張ったことを理解できないあるいは理解しようとしていない会社でも入りたいですか?
その「オシャレ」がたとえ自己満足であっても、人前に出るときに常に自分の主張を持って、人の言葉や視線で評価を受け、今後の自分のオリジナルのある「オシャレ」に繋げることは大切なことです。
この時期に学生時代に力を入れたことの内容を変更するのは勇気のいることかもしれませんが、この大不況の就職活動にあって、無難に収めることほど怖ろしいことはありません。自分のオリジナルだ伝わり、あなたが本当に幸せになってくれることを祈って止みません。「明日死ぬと言われても、昨日やっていたことと同じことを、今日もやりたい。」その幸せのために勇気ある一歩を踏み出してください。応援しています。
by ネッピー (2010-03-10 18:45)

お返事ありがとうございます。背中を押されたような気がしました。もっと早くこのブログに出会いたかったです。学生時代に力を入れたことについて「オシャレ」の点から考えてみたいと思います。もし、良いものが作成できたらアルバイトのことを自己PRでの材料にしようと思います。完成したらネッピーさんに添削していただきたいのですが、よろしいでしょうか?また現在用意してあるアルバイトが題材の学生時代に力を入れた内容も今後の参考にしたいので、もしよろしければ添削していただきたいのですが。長々とすみません。お返事お待ちしています。
by やし (2010-03-11 05:26)

やしさん
このブログへの何度かコメントをいただいているSeintSeiyaという人は、私に始めてあった時に「中国に3ヶ月程留学していた」というのが学生時代に力を注いだことでした。そこで、その中国への留学についていろいろ聞いたんですね。「なぜ中国なの?」「中国に行って学んだことは?」「どんな成長があった?」「帰国後の生活や勉強に生かされたことは何?」・・・でも返ってくる答えはどれも自信がなさそうで、面白くないんです。その人の明るく、やんちゃそうなキャラが全く表に出てこないんです。
それで、聞いたんです。「ホンマは頑張ったことはなんや?」…「バイク乗り回してました」、「どんなバイクや?」…「大型です」。「いろんな季節の風を感じながら大型バイクでツーリングして、その場所にある人、物、歴史に触れること」でええんとちゃうんか?その方がおまえらしいで。
SeintSeiyaくんは、その後、良い意味で開き直りの一歩を踏み出して、就活してました。その変化がどのように就活そのものや結果に影響したのかはわかりませんが、気持ちの部分が大きく変わったと思います。少なくとも自信を持って書き、言えるようになったことでしょう。人間的にはとても魅力のある人なので、何も変えなくても結果は同じだったかもしれません。しかし、良い意味で開き直り自信を持って就活に臨めた経験は、今後社会人になっても何事も正面からぶつかっていけるチカラになったと思います。
添削ですね。それはYesともNoとも言えません。あなたの営業や説得力にかかっていますね。「すいません!添削お願いしま~す!」ではきっとダメでしょうね。どうしたら添削を受けることができるのか、トイレいやお風呂(笑)に入りながら考えてみてください。あなたが添削する立場になった時に、どんな投稿やメールであれば添削したくなるでしょうか?
そう。このブログも就活なんです。社会人になるための勉強の場なんです。幸せになるためのね。
by ネッピー (2010-03-11 16:45)

【コメントその2】
お久しぶりです。お忙しいところ、失礼致します。
最近就職活動をしていて、未来について考えることほど、面白く、難しいことはないと考えれば、考えるほど感じています。わからないからこそ真剣にいつも考える必要があるのだなと感じています。最近は正直寝てる時以外いつでも考えている気がします。またこの難しい未来を真剣に考えられる人たちと仕事がしたいなと学生ながら思いました。
長い前置きでしたが、ネッピーさんに質問なのですが、社会人の方に夢を聞くと大抵仕事や会社のことについて語られます。逆に、会社や仕事以外のその人自身の夢や未来を語ってくれる人はほとんどいません。(本人が社長さんでしたら、話は別なのですが)
社会人として組織に貢献することは当然のことだと思うのですが、自身の夢を持つということは社会人としてあまりないことなのですか?それともその考え方自体社会人として生きる上でダメなことなのですか?つまらない質問ですが、どうぞよろしくお願いします。
by big to (2010-03-10 17:43)

big to さん
コメントありがとうございます。「未来について考えることの面白さと難しさ」「寝ている以外は未来のことを考えてしまう」…感動しました。私の伝えたいことがあなたの心には響いているのですね。あなたのその一つ一つの言葉が私の夢を実現してくれています。本当にありがとう。
社会人が夢を聞かれるときに仕事以外のことを応えられないのは、学生さんには仕事のことで応えた方が良いのかなと思っているか、実現できそうに無いことを考えたくないか、夢を持つことを忘れているのか・・・いろんな理由があるんでしょうね。
でも、人間としての自分と社会人としての自分が完全に分離していることは間違いないでしょうね。そうなんですよ。私が自分で会社を作ろうと思ったのも、その二つを結び付けるには、結局小さく、小さく、しかも、エネルギーに溢れた空間を創るしかないと思ったからです。
こんな素敵な発想お持ちのあなたであれば、ひょっとするとそれなりの規模の会社でも、その二つをうまく両立させたり、相乗効果を持たせたり、うまくできるのかもしれません。
結論的には、人間としての夢を社会人をやりながら持ち続けることはダメなことではありません。ダメではなく、むしろ一番大切なことだと思います。自信を持ってください。ただし、とても難しいことでもあることは自覚しておいてください。間違いないでくださいね。無理だからやめろとは言っていません。是非実現してほしいと言っているのです。
by ネッピー (2010-03-10 22:23)

ブログ復活?いやいや、まだまだみなさんの念力を感じないので(笑)おとなしくしておこうと思う。
でも、みなさんからの書き込みのコメントには100%回答するようしている。
どんどん、つぶやいて、書き込んで、成長しよう!
交信いや更新もしていないのに、毎日1000人の方がアクセスされている。
みなさんの幸せを願ってやまない。

(お知らせ)Twitterでつぶやきに対応することにしました。@anselmotateyama です。
TwitterでIDとPWを登録し、友だちを検索→anselmotateyamaで出てきます。「フォローする」で登録いただければこちらもフォローさせていただきます。就活中の疑問、悩み、凹み、悲しみ、怒り、いやいや、喜び、楽しみまでコメントで対応したいと思います。【就活ツイートABC】で投稿していただければ、出来るだけ対応したいと思います。ご利用ください。

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2010-03-11 17:22  nice!(1)  コメント(62)  トラックバック(0) 
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ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート3~実現したいことではなく、実現すべきことで締めくくる~ [志望動機・志望理由]

緊急追加開催決定!本日締め切り! 

セミナー&ワーク企画

自分の強みを知り自己PRを完成さ せよう!

日時:2012年12月13日(木)18:30-21-30
場所:麹町・半蔵門周辺の会議室(参加決定者に詳細を連絡)
料金:5,000円(会場使用料、LIFO診断ツール、後日カウンセリングの全てを含みます。ツール購入のため事前の振込みとなります。)

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位につけている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。いよいよ今日で1月も最後。当初から言ってきたように、今日で全てが決まる。(就活指令…試験期間中の就活の進め方(試験のある人もない人も)~1月の1日、1時間、1分が明暗を分けることを自覚せよ!http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-11

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日はみなさんの目下の大きな悩みである志望動機の作成方法について、パート3をお伝えしたい。パート1とパート2を読んでいない人は、確実についていけないと思うので、まず面倒でもパート1とパート2を先に読んでほしいと思う。
パート1(ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート1~恋愛告白としての志望理由~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-27
パート2(ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート2~企業の展開を読み、それに対応できる自分を見つける!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-29

ちょっと復習。
志望動機の前半部分の第1フェーズでは、他の企業ではなくなぜこの企業を強く志望するのか、他社との比較優位性を示すいわゆる志望理由である。志望動機全体を恋愛→求婚で例えると、そのうち恋愛モードにあたる。Aさん、Bさん、Cさんの中で、なぜAさんとCさんではなく、Bさんのことが好きなのかを告白するシーンである。

第2フェーズは、この企業の未来を考えた場合に、この企業の中で自分には何が実現できるのか、そして自分の人間としての目標をどのように達成していくのかを伝えるいわゆる実現宣誓である。つまり求婚モードである。Bさんとともにどのように幸せな家庭を築き、共に人間の完成に向かって歩んでいくのかを約束するシーンである。パート2ではこの第2フェーズの前半部分にあたる企業の展開の読みとそれに対応する自分探しについて説明した。

今日は、この第2フェーズの後半部分を見ていきたい。志望動機の中で最も重要とされる、正に「実現宣誓」の部分である。

第2フェーズ(実現宣誓)の6つのコンテンツのうち、
(4)今後の競争の鍵となる企業・組織の強みの中の強み
(5)強みの中の強みを生かした企業の今後の展開
(6)企業の今後の展開に関連した自身の強み
(7)企業の今後の展開に関連した自身のこれからの成長の可能性
についてはパート2で説明した。今日は、
(8)それらのチカラを発揮して企業の中で貢献&実現できることを表明
(9)自身の社会人あるいは人間としての夢やビジョンとその企業で働くことの関係を表明
を見ていく。

上の例としては、
(8)アジア戦略の中での拠点開拓、営業推進、ネットワーク強化
(9)世界の人の役に立つための(製品などの)世界への波及
である。

まず、(8)について、「貢献&実現できること」の意味は「貢献&実現したいこと」ではなく、「貢献&実現すべきこと」に限りなく近い。なぜ「貢献&実現したいこと」ではないかと言うと、会社はみなさんの夢や希望を実現させてくれるために存在するのではない。世のため人のためにモノやサービスや価値を生み出すために存在しているからである。

その人が貢献すべきこと、実現すべきこと…そんなこと言われても会社の人じゃないと、「何をすべきか?」なんてわからないのでは?そうかもしれない。OBOG・会社訪問を含め、しっかりとした企業研究・分析ができていれば、「なんとなく」見えてくると思うのだが、それにしても「なんとなく」が限界だろう。だから、「貢献&実現できること」の言葉を使って少々自分本位にしているのだ。

もっと極端に言えば、企業研究・分析のための材料が少ない場合は、「貢献&実現できそうなこと」でも仕方ない場合もある。ただし、「貢献&実現したいこと」にはならないように気をつけなければならない。エントリーシートや面接で、「ところであなたはこの会社に入って何をやりたいのですか?」と聞かれても、「ところであなたはこの会社に入って何を実現すべきだと思いますか?あるいは、何を実現できますか?あるいは、何を実現できそうですか?」を聞かれていると思ったほうが良い。

しかもこの(8)は、パート2で取り上げた(4)~(7)を受けているので、単に「実現すべきこと、実現できること、実現できそうなこと」を語るシーンではない。企業の強みの中の強み、その強みが生み出す今後の展開、その展開に生かせそうな自分のチカラ、その展開に応じてこれからつけていくチカラを分析した上で、自分が実現すべきこと、あるいは実現できること、あるは実現できそうなことを特定しなければならない。

今回の例では、国際展開の積極性を軸としたアジア戦略について考えている。自分がアジア戦略のために実現すべきことは何だろう?あるいは実現できることは何だろう?あるは実現できそうなことは何だろう?を考えるのである。そのためには、その企業の海外展開のモデルを研究することになる。例えば、その企業は、既に中国(上海)とバンコクに拠点があるとすれば、この拠点がどのように築かれ、どのようなビジネスが展開されているのか、現在の課題は何か、などについて調べ尽くすのである。

そうすれば、既存の拠点に関する今後の展開と未開拓の地域に関する拠点化(拠点の必要性も含めて)をイメージできるようになる。もちろん、そのような難易度の高い業務を任せてもらえるまで少なくとも10年以上はかかると思うが、とにかく今は、一生懸命調べて、考えるのだ。

なぜなら、企業は「実現すべきこと、実現できること、実現できそうなこと」に対する正確な回答を待ち望んでいるわけではないからだ。もちろん、期待していることはあるかもしれないが、心配しなくても回答のほとんどが間違っているか、論外(無難な言葉遊び)なのである。だから正解・不正解ではない。どれだけ真剣に、その企業のことを考え、調べ、また考え、また調べているのかを観察しているのである。この人は真剣か、真剣そうに見えるだけなのか、真剣ではないか…だいたいこの志望動機のこの部分を読めばわかってしまうのだ。

「がんばります!」「なんでもやります!」「一生懸命やります!」などの精神論を志望動機として書く人、言う人がいるが、この精神論ほど当てにならないものはない。当てにならないどころか、「がんばります!」「なんでもやります!」「一生懸命やります!」と言う人ほど、頑張らずに手を抜き、なんでもやらずに口応えをし、ふて腐れて仕事をすることを経験則として知っているから、その手には騙されない。イケテナイ営業マンほど共通してこの精神論を繰り返してセールスしていることを頭に入れておいてほしい。将来のためにもね。

そんな精神論から脱却して、「実現すべきこと、実現できること、実現できそうなこと」を考えてみよう。何を実現すべきなのか?誰に対して実現すべきなのか?どのようにして実現すべきなのか?を明らかにする。「何を、誰に、どのように」…覚えよう。

上の例では、アジア戦略の中での拠点開拓、営業推進、ネットワーク強化となっているので、家電製造・販売を想定した場合に、それぞれについて「何を、誰に、どのように」を考えてみよう。

【拠点開拓】
(何を?)商品を製造、販売、メンテナンスできる拠点開拓
(誰に?)その国や影響を及ぼす周辺国の人
(どのように?)流通している既存商品の企業に関するリサーチ、参入障壁の分析、開拓計画作り

【営業推進】
(何を?)商品の良さを知ってもらい、新たなニーズを掘り起こすこと
(誰に?)現地企業、販売店、現地の人
(どのように?)プレゼンテーション、展示品、キャンペーン(試供品)など

【ネットワーク強化】
(何を?)現地の製造会社、販売会社・代理店、メンテナンス会社・工学系大学などとの連携
(誰に?)現地の製造会社、販売会社・代理店、メンテナンス会社・工学系大学などの関係者
(どのように?)ビジネスプラン、適用技術、将来の独立化などの情報共有

実際には、そんな簡単なものではないのが、みなさんが想像できるように正に絵に描いた餅を描いてみた。面接の時に、「本当にそんなことできると思っているの?」と聞いてくる間抜けな面接官も、実は10年程前は同じようなことを考えていたのである。「何を、誰に、どのように」を真剣に考えることだ。

さて、いよいよ最後の(9)「自身の社会人あるいは人間としての夢やビジョンとその企業で働くことの関係を表明」についてである。これを簡単に言うと、「この企業で働くことによって、あなたの人生の夢は叶うのか?」ということである。難しい思う。なぜなら、「人生の夢やビジョン」を描いたことがないからである。これまでの20年間で真剣にそんなことを聞かれることがなかった。「夢物語」的なことはあったかもしれないが、企業の人を前にして「お金持ちになって家を建てて優雅な生活を送りたい」なんて言えないのだ。

就活の参考書とかで自己分析は進めて見たが、過去の話の整理ばかりで終わってしまい、未来についての話はなぜか適当にしか考えることができなかったのだと思う。それはみなさんの責任ばかりではない。その参考書の筆者さえも自分の夢やビジョンが見えずに、その本を書いてしまっているので、みなさんから夢やビジョンを引き出す仕掛けを作れなかったのだろう。

いつも私が言っているのは、「もし、明日死ぬと言われても、昨日と同じことを今日やるか?もし、昨日と同じことを今日も明日の最期の瞬間までやり続けたいと思うことがあるならば、それこそがあなたの本当に求めている人生である。そして、それは、あなたのチカラで叶えることができる。」ということである。お金持ちになって家を建てて優雅な生活を送ることができても、明日死ぬと言われたら、のた打ち回って死ぬことから逃げたくなるだろう。

自分の求めている人生はどんな人生なのか…その答えはあなたの中にしかない。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして革新を図り続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人を育てることをやり続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人の役に立つことやり続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして平和や安心を世界に発信し続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人の笑顔を作り続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人の快適を追求し続けるだろう。
…真剣に考えないと、相手には絶対に伝わらない。そして、今日思いつくことと、明日考えることは微妙にずれてくる。毎日、毎日考えて更新してほしいものだ。

上の例では、「世界の人の役に立つための(製品などの)世界への波及」とある。つまり、この人は世界の人の役に立つ人になることが人生の夢でありビジョンのようだ。つまり、もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして世界の人の役に立ち続けたいのだ。ということは、企業人として自分の会社で製造している製品をニーズに対応させて世界中に提供することで世界の人の役に立てるのならば、それが正に本望なのである。

さて、それでは(1)~(9)までを見ていこう。(便宜的に○数字に変えています)
『①貴社は、常識にとらわれず現状に満足することなく常に上を目指している姿勢を大切にして、顧客満足度を徹底されている。②この企業文化こそが、顧客のタイムリーなニーズに対応した商品を開発し、日本でのシェアトップを維持し、世界での商品流通を拡大しているなどの強みにつながっていると考えている。③自身は中学校のクラブ活動以来、大学時代のゼミ活動やボランティアサークルに至るまでチームでの取り組みを大切にして成果を上げてきた。メンバーが同じ目標に向かってベクトルを合わし、レベルの高い目標を達成することを喜びや成長として感じることができるので、貴社の考え方に大きく共感できる。また、自身は途上国の貧困削減に貢献するボランティア活動に関わっており、貴社の地域や国別のニーズに対応した海外展開の積極性こそが「世界の企業」としての果すべき役割であることにも共感したことが志望した理由である。
 また、④貴社は説明会の場でも、今後はこれまで以上に国際展開に取り組まれるとの方向性を示されている。⑤この積極的な国際展開によって、日本の企業からアジアの企業に、そして世界の企業へ羽ばたくためにアジア戦略を位置づけられている。⑥自身はこれまでの国際的なフィールドを対象としたボランティアを通じて国際感覚を身に付けるとともに多様な文化を認めることができるコミュニケーション力を育み、どのような困難な行き詰まりにも対応できる粘り強さは発揮し、チームとして結果を出していくことの達成感を大切にしてきた。⑦さらに今後も現在の強みを補強するかたちで、成果主義の徹底、語学力の上達、交渉力を身に付けること、文化を超えた信頼感の醸成、次につながる改善・改革力を通じて、貴社のアジア戦略に貢献したいと考えている。
 ⑧具体的には、アジア戦略の中での拠点開拓、営業推進、ネットワーク強化に貢献できると考えている。 拠点開拓では、貴社の製品について現地で製造、販売、メンテナンスを完結できる仕組みを整える拠点作りが考えられる。これには流通の現状把握などの綿密なリサーチや慎重な分析と計画作りが求めらる。営業推進では、商品の宣伝・広報の充実とニーズの掘り起こしの重点化が考えられる。これには関係者へのプレゼン力が鍵となる。ネットワーク強化では、現地の製造会社、販売会社・代理店、メンテナンス会社・工学系大学などとの連携が必須であり、最終的には独立化を支援できるレベルの信頼関係が求められる。⑨このように、世界が求める製品を世界中に普及させることに貢献する機会を得られるのであれば、自身の人生のビジョンである「世界の人の役立つことにチカラを尽くす」ことが最高のカタチで実現できると考え、貴社を強く志望する。』

ようやく完結?した。最後までつきあっていただき感謝。

内定を取るためではなく、幸せになるための就職活動…夢と希望を持って最後まで諦めずに闘ってほしいと思う。誰よりもあなたに対してそう思っている。ひとつだけ言っておきたいことがある。たとえ、結果が出なくて、思い通りにいかなくても、誰に責められても…そんな自分を認めてほしい。就活全般がうまくいかないこと、エントリーシートが通過しないこと、面接に落とされること、筆記試験で足切りにあうこと…確かにそれは他人より劣っているということだ。それを否定してはいけない。正面からそれを受け止めてほしい。ただ…そこで落ち込むのは間違っている。

言いたいのは…「できない自分に誇りを持て!」ということだ。私のこれまでの人生は正に「できない自分に誇りを持ち続ける」ことだった。自分ができないことに気がついた時はとてもつらかったが、それに誇りを持てるようになってから人生が変わった。

いつも、どこにいても、どんなときも私はみなさんの心の中にある。みなさんの心の声があればいつでも戻ってくる。いろいろな困難を乗り越え、77日間連続で書き続けることができたのも、ただただ、みなさんのお蔭である。感謝。77日経ったので、ひとまずM78星雲に戻るとするか?

(お知らせ)Twitterでつぶやきに対応することにしました。@anselmotateyama です。
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2010-01-31 23:40  nice!(3)  コメント(16)  トラックバック(0) 
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就活指令…自己PRの高度化計画パート6~自己PRのつながり悪さ、矛盾、説明不足、物足りなさを改善せよ!~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位に落ち着いている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。この一週間でアクセスも減ってきた。いよいよ、みなさん、就活本番でブログを読む元気もなくなってきたのかな?今日は一週間で最もアクセスが少ない土曜日。どうなることやら。そろそろ引き際かな?

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート7である。パート1~パート6を読んでいない方は、まず読んでいただきたい。そうでないと、意味が不明だと思う。。
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-12
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18
パート3(就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-22
パート4(就活指令…自己PRの高度化計画パート4~もう一度自分の原点(ルーツ)を思い出し、そこに立ち戻れ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-24
パート5(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ多く見せろ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-26
パート6(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つけろ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-28

今回はパート7として、これまでの高度化計画で出来上がった自己PR例についてケチを?つけてみたいと思う。自己PRには「完成!」や「完璧!」はないということをみなさんと共有したいからだ。

パート6で得た結論にパート4のルーツとパート2のビジョンを付け加えると、
[導入文]
最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。
[ルーツ]
これは小学校の頃に、人を大切にしない、人の話を聞かない、人と力を合わせる意味がわかっていないと少年野球の監督に怒られて人間を変えようと思ったことに原点がある。
[大学時代の強みの発揮]
この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、学内でのゼミナールコンテストでのとりまとめと入賞などをあげることができる。
[強みの発揮抽出]
特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった。現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボランティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。
[今後の強みに関連したビジョン]
今後は周囲が求める結果を残せる粘り強さという現在の強みだけではなく、結果を残すことに責任を持てる存在としてさらに進化していきたい。」
となる。

ブログを書いているときは、それはそれで「完璧だ!」と思っているのだが、こうして文章を読み返しているだけで数箇所の改善すべき点が見つかった。お恥ずかしい限りである。みなさんは気づいてただろうか?多分、第三者的に読んでくれているみなさんの方が先に気づかれたと思うが、ここでみなさんと共有したい。

【改善点01】
致命的と言うべきか。無理矢理つなげたこともあるが、[導入文]と[ルーツ]が明確にリンクしていない。字数制限がある場合は良くあることだが、今回の場合は特に字数制限があったわけではない。監督に怒られて人間を変えようと思ったことと、粘り強さがどのように結びついているのかがしっくり来ない。この時点でアウトだ。審査官が眉間に皺を寄せているシーンが目に浮かぶ。本題に入る前に読まれなくパターンだ。審査官は、意味が通じなくなった時点でほとんどの人がその項目を読むのを止めてしまう。その項目だけで済めば良いが、そのエントリーシート全体を読むことを止めてしまう可能性もある。導入文、ルーツ、導入文とルーツの組み合わせには十分気をつけたほうが良い。
修正案としては、「…これは小学校の頃に、人を大切にしない、人の話を聞かない、人と力を合わせる意味がわかっていないと少年野球の監督に怒られて、幼いながらも、どんな時も周りの人と共に頑張れる人間に変わろうと思ったことに原点がある。…」等が考えられる。

【改善点02】
導入文にある「…チャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され…」の部分と
発揮抽出文の「…みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができた…」の部分に矛盾を感じる。前者は、自分ひとりでやっている雰囲気だが、後者は確実にみんなに支えられている。本来、経験から逆算してはいけないのだが(笑)、どう考えても「…みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができた…」は非常に重要であり、他人との差別化を図れるキーワードである。前者を修正すべきだろう。しかも前者の「落ちた」は縁起が悪い。
修正案としては、「…チャンスの時もピンチの時も周囲のパワーを集結させて大きなパワーを生み出すことに発揮され…」等が考えられる。

【改善点03】
大学時代の強みの発揮のところで、長期インターンシップがどのような業界か不明でありイメージできない。同じく、ゼミナールコンテストのゼミの学部・専攻やコンテストの課題が不明でイメージできない。これは字数制限の時によくあるパターンである。イメージできないと読む側としては非常にストレスが溜まる。いつ出て来るか、いつ出て来るか…と待っていたら最後まで出てこないのである。その他、よくあるパターンとしては、飲食店系のアルバイトで「飲食店」としか言わないのでイメージができない。どこかの就活本で「居酒屋」と書くとイメージが悪くなるので「飲食店」と書いておくのが無難…というコメントを見たことがある。この筆者…今までいろんな都合の悪いことを包み隠して来たんだろうなと思いつつ。でも、読む側としてはイメージできないストレスが大きいので、「和食系」「洋食系」「イタリアン」「中華料理」「ファミリー向けレストラン」「ダイニング」もちろん「居酒屋」もはっきりさせた方が良いだろう。嫌なら「和食料理店」でも良いのではないだろうか?「飲食店」は避けた方が良い。ただし、「バー、クラブ、スナック」などの主にサービスを商品とする水商売は、就活としてはご法度とされているので、注意すること。
修正案としては、「…生活用品メーカーの長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、社会学部のゼミナールコンテストでの京町家研究のとりまとめと入賞…」などが考えられる。

【改善点04】
今後のビジョンのところで、「結果を残せる粘り強さ」+「結果を残すことの責任」だけで社会人に対応できると思えないのである。もちろん、社会人になればいろいろな力をつけていくことが求められるが、そういうことではなくて、「粘り強さ」との関係で物足りなさを感じてしまう。粘る→結果を出す→結果を出すことに責任を持つ。ということは、結果が出せない場合はどうするのか?学生のうちは、結果が伴わなくても、粘り強く頑張れば周りから信頼されたが、社会人となればやはり結果が問われる。その結果が伴わない場合どうすれば良いのか?…やはり、どうして結果が出せなかったのか?どうすれば結果が出せたのか?今度同じような結果を求められた時にその経験をどのように生かせば良いのか?などを考える反省力・改善力が必要となる。
修正案としては、「…今後は周囲が求める結果を残せる粘り強さという現在の強みだけではなく、結果を残すことに責任を持てる存在となり、さらに結果に対する反省と改善を忘れずにさらに高いレベルの粘り強さを生み出していきたい。」などが考えられる。

結果的に修正案としては、
『最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーを集結させて大きなパワーを生み出すことに発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。これは小学校の頃に、人を大切にしない、人の話を聞かない、人と力を合わせる意味がわかっていないと少年野球の監督に怒られて、幼いながらも、どんな時も周りの人と共に頑張れる人間に変わろうと思ったことに原点がある。この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、生活用品メーカーの長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、社会学部のゼミナールコンテストでの京町家研究のとりまとめと入賞などをあげることができる。特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった。現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボランティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。今後は周囲が求める結果を残せる粘り強さという現在の強みだけではなく、結果を残すことに責任を持てる存在となり、さらに結果に対する反省と改善を忘れずにさらに高いレベルの粘り強さを生み出していきたい。』

読み返したら、またいくつか課題が見つかったが、今後の材料として残しておこう。こうして、自己PRは少しずつ高度化するのである。つながり悪さに拘ったり、矛盾に気づいたり、説明不足を補強したり、物足りなさを改善したり…書きっぱなしや読みっぱなしにならずに、「基本的に自分の文章はイケテナイんだ!」と自覚して、毎日毎日進化させてほしいと思う。「未来の自分から、現在の自分を見つめる」ように自分とつきあっていこう!

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
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2010-01-30 23:47  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート2~企業の展開を読み、それに対応できる自分を見つける!~ [志望動機・志望理由]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位に定着している( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。みなさんもいよいよ後期試験も終わりが近づき、来週からは通常の?就活スケジュールに戻ると思う。週末も決して休むことなく、常に一歩リードできるように自己PRを完成させ、志望動機の作り方をマスターしてほしいと思う。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日はみなさんの目下の大きな悩みである志望動機の作成方法について、前回(ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート1~恋愛告白としての志望理由~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-27)に引き続き、パート2として志望動機の後半部分をお届けしたい。パート1を読んでいない方は先にそちらをチェックしていただきたい。そうでないと、今回の記事の意味がわからないと思う。

ちょっと復習。
志望動機の前半部分の第1フェーズでは、他の企業ではなくなぜこの企業を強く志望するのか、他社との比較優位性を示すいわゆる志望理由の表明であった。志望動機全体を恋愛→求婚で例えると、そのうち恋愛モードにあたる。Aさん、Bさん、Cさんの中で、なぜAさんとCさんではなく、Bさんのことが好きなのかを告白するシーンであった。

第2フェーズは、この企業の未来を考えた場合に、この企業の中で自分には何が実現できるのか、そして自分の人間としての目標をどのように達成していくのかを伝えるいわゆる実現宣誓である。つまり求婚モードである。Bさんとともにどのように幸せな家庭を築き、共に人間の完成に向かって歩んでいくのかを約束するシーンを見ていく。

今日は、この第2フェーズの前半部分を見ていきたい。一気に最後までお伝えしたいところだが、ここを適当ににやってしまうと頭に何も残らない可能性があるので、2回に分けたい。

第2フェーズ(実現宣誓)は、以下のとおり、6つのコンテンツから構成される。
(4)今後の競争の鍵となる企業・組織の強みの中の強み
(5)強みの中の強みを生かした企業の今後の展開
(6)企業の今後の展開に関連した自身の強み
(7)企業の今後の展開に関連した自身のこれからの成長の可能性
(8)それらのチカラを発揮して企業の中で貢献&実現できることを表明
(9)自身の社会人あるいは人間としての夢やビジョンとその企業で働くことの関係を表明
である。

このうち今日は、(4)~(7)について見ていく。
上の例としては、
(4)積極的な国際展開
(5)アジア戦略の強化(日本からアジアの企業へ、アジアから世界へ)
(6)ボランティアを通じた国際感覚と多様な文化を認めることができるコミュニケーション能力、どのような困難にも対応できる粘り強さ、チームとして結果を出していくことの達成感など
(7)成果主義、語学力、交渉力、信頼感、改善・改革力 等
である。

まず(4)について、前回のフェース1のコンテンツ(2)である「それらの文化、社風、価値観などから生み出されている企業・組織のいくつかの強み」をここでさらに今後の展開を考えながら「強みの中の強み」を特定しなければならない。

企業の「強み」だけでも難しいのに、「強みの中の強み」なんてほんとに特定できるのだろうか?フェーズ1で説明したように、強みは「競争のための武器」である。ロケット、大砲な、ライフル、ピストル、刀、長刀(ナギナタ)で考えると、企業がこれらの武器のうち今後どの武器で勝負していこうと考えているかを特定しなければならない。言っておくが、ロケットなら良い勝負できるだろうと思うかもしれないが、ロケットは莫大なお金がかかるし、地上戦のつばぜり合いには向かないのだ。

この特定にはまさに企業分析が必要なのである。2月になると企業が説明会に来てくれる大学もあると思う。大学によっては夏や秋にも来たかもしれない。本来ならば、その夏や秋にその企業がどのような武器を持っているかを説明し(これを私は企業研究と呼んでいる)、2月には企業が今後どの武器を中心に闘っていくかのかを説明する(これを私は企業分析と呼んでいる)べきでなのである。

ところが、この世の中、いやいやこの日本の企業の人事部の人たちは全くイケテナイ。夏や秋でも、2月になっても「募集説明会」なのである。エントリーシートがいつ締め切りだとか、どれぐらいの人が面接に進めるかとか、面接はいつから始まるとか、何回ぐらい面接があるのかとか、面接で何を見ているのかとか…みなさんは表面的に知りたいのかしれないが、みなさんが幸せな人生を送ることとは何の関係もない。私が大学のキャリアオフィスで勤務していた頃、毎年300を越える企業が11月と2月に説明会に来ていたが、企業研究や企業分析のための説明をしてくれる会社は年に1社あるかないかであった。

彼ら、彼女らがもっとみなさんのことを愛していれば(関心を持って見ていてくれれば)、みなさんに「今後、私たちはこの武器を中心に闘っていくつもりなので、どうかみなさんのチカラを貸してほしい。一緒に闘おう!」というメッセージをくれるはずである。こうなれば、みなさんの志望動機もはっきりするはずである。自分たちがこれから選択していく武器も示さずに、みなさんにはっきりとした志望動機を要求するなんて、就活ってなんかおかしい気がしないか?

だから…間違っていても良いんだよ。あの人たちが明確に示さないんだから、自分なりの企業研究・分析を通じて得た結論を示せばそれで良い。フェーズ1の例で示した、強みである「顧客のタイムリーなニーズに対応した商品の研究・開発」「日本でのシェアトップ維持」「世界での商品流通」などから、自分なりの企業研究・分析を経て、「世界での商品流通」つまり「積極的な国際展開」を武器にすることを仮に決めれば良い。

なぜ「仮」なのか?それは(6)(7)のところで示す自分の強みが全く生かせないかもしれないので「仮」なのだ。生かせないと判断した場合は、強みの中の強みを別の項目にしなければならない場合もあるだろう。

次に(5)では(4)の強みを生かす場合、今後どのような展開が予測されるかについて想定するのである。不思議なことに、どこの会社も武器の特定は曖昧なのに、今後の展開については話してくれるし、企業秘密にならない程度の情報も出してくれている。「積極的な国際展開」の軸は決まっていない(公表されていない)が、「アジア進出&台頭」は決まっている感じである。これについては、経済雑誌、新聞記事、OBOG・会社訪問などで明らかにしていけば良いだろう。

(5)で自覚しておかなければならないことがある。みなさんの志望動機でよく見るパターンとして、現在の事業展開がそのまま継続されることを前提とした動機となっている。企業は常に動いている。しかも、みなさんが入社するのは来年の話なので、今は国内シェアトップに躍起になっていても、今後は国内シェアを捨てて国際展開に注力するかもしれないということだ。現在の事業が未来も続くと思って志望動機を書いてはいけないということだ。

上の例では、アジア戦略の強化によって日本からアジアの企業となり、さらに世界へ羽ばたくチャンスをつかむための中心として「アジア」を置くことで、展開を想定している。実際には、企業のHPやブローシャーでは「世界の豊かさを創造する!」となっていたが、日経ビジネスの記事から「アジア戦略」を読み取ったカタチである。しかも、日経ビジネスには「脱日本」と書いてあった…など。

(6)については、自己分析によって自分の強みである様々な人間性、行動特性、価値観を始め、知識、能力、経験も含めてあげて、(4)や(5)に関連する強みを特定していけば良い。つまり、自己PRとしてアピールする強みや学生時代に力を注いだことで発揮された行動特性に固執することなく、自分の強みを広く考えてみてほしい。

(4)(5)で国際展開力を軸にしてアジア戦略を想定する場合、自分のどの強みをどのように生かすことができそうなのかの組み合わせを考えてみる。例えば、

アジアでの拠点開拓←(どの強み?)粘り強さ(どのように?)現地での現地の人のニーズ把握
アジアでの営業←(どの強み?)ボランティアでのアジアの経験(どのように?)アジアの人とのコミュニケーション
アジアでのネットワーク形成←(どの強み?)ボランティアやゼミでの活動経験(どのように?)様々な関係者との連携や協議
世界への波及←(どの強み?)障壁や障害を乗り越え、行き詰まりを突破できる力(どのように?)歩みを止めずに進化し続ける体制
などが考えられる。

そして最後に、(4)+(5)で企業の今後の展開を想定したが、(6)の今の強みだけではどうも役に立ちそうにないので、(6)を補強するために(7)を考えるのである。つまり、どう考えても、今の粘り強さ、今のコミュニケーション力、今のネットワーク力、今の突破力では、(4)+(5)には貢献できそうもないのである。(4)+(5)と(6)のギャップを埋めるためにどのような力を付けるべきかを考えれば良い。

上の例では、今の粘り強さを補強するための成果主義であり、今のコミュニケーション力を補強するための語学力の上達であり、今のネットワーク力を補強するための交渉力や信頼感であり、今の突破力を補強するための改善・改革力である。

フェーズ1の例も含めて考えると
『①貴社は、常識にとらわれず現状に満足することなく常に上を目指している姿勢を大切にして、顧客満足度を徹底されている。②この企業文化こそが、顧客のタイムリーなニーズに対応した商品を開発し、日本でのシェアトップを維持し、世界での商品流通を拡大しているなどの強みにつながっていると考えている。③自身は中学校のクラブ活動以来、大学時代のゼミ活動やボランティアサークルに至るまでチームでの取り組みを大切にして成果を上げてきた。メンバーが同じ目標に向かってベクトルを合わし、レベルの高い目標を達成することを喜びや成長として感じることができるので、貴社の考え方に大きく共感できる。また、自身は途上国の貧困削減に貢献するボランティア活動に関わっており、貴社の地域や国別のニーズに対応した海外展開の積極性こそが「世界の企業」としての果すべき役割であることにも共感したことが志望した理由である。
(ココから)また、④貴社は説明会の場でも、今後はこれまで以上に国際展開に取り組まれるとの方向性を示されている。⑤この積極的な国際展開によって、日本の企業からアジアの企業に、そして世界の企業へ羽ばたくためにアジア戦略を位置づけられている。⑥自身はこれまでの国際的なフィールドを対象としたボランティアを通じて国際感覚を身に付けるとともに多様な文化を認めることができるコミュニケーション力を育み、どのような困難な行き詰まりにも対応できる粘り強さは発揮し、チームとして結果を出していくことの達成感を大切にしてきた。⑦さらに今後も現在の強みを補強するかたちで、成果主義の徹底、語学力の上達、交渉力を身に付けること、文化を超えた信頼感の醸成、次につながる改善・改革力を通じて、貴社のアジア戦略に貢献したいと考えている。(ココまで)具体的には… 』

未だ続く。ここまでだけでも字数制限をオーバーしているだろう。あとは削ったり、省いたり、まとめたり、そのあたりの作業は、次のパート3の後に解決したい。まずは、ほぼ全文に近いカタチで文章を構成してみると良い。無難な気持ちを捨て、チャレンジの気持ちを大切にすれば、削ったり、省いたり、まとめたりすることは意外に簡単だ。本当に伝えたいことだけが残るのである。

上辺だけの自己分析や企業研究・分析にピリオドを打って、真剣に自分と向き合い、企業と向き合える日が来ることを祈っている。今、楽をする方向に流れれば、本当の幸せは見えてこない。今、苦痛に耐えるだけでも幸せは近づかない。夢と希望を持って楽しく、昨日より今日、今日より明日の進歩を求めれば、自ずと幸せは訪れるようになっている。諦めるなよ!

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2010-01-29 23:32  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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就活指令…自己PRの高度化計画パート5~具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つけろ!~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位につけている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。今日は打合せで品川シーサイドにいて、就活生をたくさん見かけた。みなさん手帳はしっかり眺めているが、就活全体のスケジュールを立てているのだろうか?あんな小さなスケジュール帳では、「説明会&面接スケジュール帳」となってしまう。あとはプレエントリーやエントリー企業のIDメモとエントリーシートの締め切りが書かれ、合否で○×がつくのだと思う。そんな変な自己満足の就活から脱出するためにも、やはりもう一冊、本当の「自分スケジュール帳」を作ったほうが良いと思う。説明会や面接のスケジュールと睨めっこするのではなく、自己分析、企業研究・分析、エントリーシート作成コンテンツ、筆記試験課題としっかり向き合ってほしい。電車の中の10分さえも無駄にしないようなノートを作ろう。

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さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート6である。パート1~パート5を読んでいない方は、まず読んでいただきたい。そうでないと意味がわからなくなる可能性もあるので。
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-12
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18
パート3(就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-22
パート4(就活指令…自己PRの高度化計画パート4~もう一度自分の原点(ルーツ)を思い出し、そこに立ち戻れ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-24
パート5(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ多く見せろ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-26

今回はパート6として、前回の「大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ広く見せる」のうち特に顕著に発揮された経験について『具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つける』ことの高度化を考えていきたい。

みなさんの自己PRを見ていると、自己PRとエピソードの関係が以下のようなパターンとなっている。
(1)「自己PR」と「学生時代に力を注いだこと(エピソード)」がほぼイコール(100%)の人
(2)「自己PR」で「学生時代に力を注いだこと(エピソード)」が大半を占める(90%以上)の人
(3)「自己PR」の強みを表すいくつかの経験のひとつが「学生時代に力を注いだこと」になる人
(4)「自己PR」の強みを表す具体的エピソードが「学生時代に力を注いだこと」になる人
(5)「自己PR」の強みを表す具体的エピソードが「学生時代に力を注いだこと」にならない人
(6)「自己PR」のエピソードをわざと「学生時代に力を注いだこと」と被らないようにしている人
(7)「自己PR」で具体的なエピソードを書いていない人

パート1~パート5を読んでいただくと、ほぼ判定がわかると思う。
(1)×:自己PRはこれまでに生きてきた20年間で育まれた、人間性、行動特性、価値観について他人との差別的優位性をアピールする場である。「学生時代に力を注いだこと」とイコールの関係ではない。
(2)×:導入文の自分の強みや特徴以外は「学生時代に力を注いだこと」になっている。同上。
(3)○:自分の強みが「学生時代に力を注いだこと」に発揮されているのは自然なこと。
(4)△:「自己PR」と「学生時代に力を注いだこと」が独立した設問である時は、話が被る可能性が高く、人間としての幅の広さを示せない。ただし、面接の時は○になる。
(5)○:学生生活の幅の広さを示すことができる。
(6)△:わざとやると本当の強みが伝わらないので注意が必要。
(7)×:具体的なエピソードがないと強みをイメージできない。

ということは、エントリーシートでの自己PR(つまり「学生時代に力を注いだこと」と独立している場合)は、わざとらしさに気をつけながら、「学生時代に力を注いだこと」とは別の具体的エピソードを準備した方が良いということになる。逆に言うと、面接やエントリーシートで「学生時代に力を注いだこと」がない場合には、自己PRの具体的なエピソードとして「学生時代に力を注いだこと」を準備しなければならない。ということは…この時点で二つ自己PRを準備しておかなければならないことになる。

それでは「具体的なエピソード」とはどの程度具体的であることが求められるのだろうか。みなさんのエントリーシートの自己PR、長所、自分の特徴には、「学生時代に力を注いだこと」で書くコンテンツ(目次)のほとんどが書かれている。強みや特徴をアピールしないといけないに、「私のはこの経験から全員で力を合わせることの大切さを学びました」などで締めくくられている。おいおい!あなたと他人の決定的に違うところはどこよ?と聞いているのに、「学びました」とは何事だ!大切さを学んだことが大きな違いなのか?力を合わせることが大切だと気がつくのは小学生のレベルじゃないか!というとになってしまう。

そもそも具体的なエピソードが問われるのはなぜなのか?それは、パート3で示した導入文での自身の「強み」や「特徴」をより的確にイメージさせるためである。そのイメージによって、パート5で示したどのような経験においても、その「強み」や「特徴」が発揮されていることもイメージさせ、その「強み」や「特徴」がこの会社でも発揮されることを確証させるためである。

わかりやすく言うと、「粘り強い人」が、学生時代でのボランティアの「粘り強さ」を伝えることでそのシーンが強くイメージされ、その前にボランティア以外に伝えた「長期インターンシップ」「ゼミコンテスト」「カフェのアルバイト」などにもその粘り強さが発揮されることを同時にイメージでき、この粘り強さはこの会社に入っても粘り強く営業(あるいは研究)に生かされるの間違いなさそうだ!となるわけだ。

それでは「より的確にイメージさせる」ためには「何を」「どのように」伝えれば良いだろう。
まず「何を」伝えれば良いのか?である。
ポイントは「正確」ではなく「的確」だ。「正確にイメージさせる」だと、とても細かい瞬間的な実話を話さなくてはならない。「ある時、店長が店におらず自分が仕事を任された時…」などのほとんど偶然に近い内容になる。そう。みなさんがよくエピソードとして書いていることだ!みなさんは、「正確にイメージさせる」ために必死になって書いていたのだろう。でも違う。正確ではなく、的確を追いかけるのだ。

「的確」にイメージさせるためには、その強みや特徴が表れている「パターン」を特定することだ。例えば、ボランティアで言うと、粘り強さが発揮されているのは「行き詰まり」のパターンであり、現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり…いろいろな「行き詰まり」のパターンを粘り強さでカバーしていたのである。そして、長期インターンシップ、ゼミコンクール、カフェのアルバイトでも「行き詰まり」のたびに、その驚異的な粘り強さを発揮して窮地を救ってきたのである。

その強みや特徴は四六時中フルに発揮されるわけではないと思う。必ずフルに発揮されるパターンがあるはずだ。それを見つけてほしいと思う。「行き詰まり」にとらわれず、「成功」に発揮されるパターンもあれば、「周囲との絆」に発揮されるパターンもあれば、「自分と周りの成長」に発揮されるパターンもあれば、…そのパターンはこの世の人の数だけある。

「より的確にイメージさせる」ためには
もう一つはどのように伝えるか?である。
「それは粘り強いよね~そんな人なかなかいないよ!」と声を掛けられるぐらいに伝えなければならない。「よくそこまでできたもんだね」「そのこだわりはどこからくるの?」「最近でもそんなことあった?」などの言葉が続くぐらいのことを伝えなければならない。

…と言うのは簡単だが、どう言えば相手がそんなことを思ってくれるのだろうか?答えは簡単…「普通の人ならやらないということを表現する」これしかない。しかし、嘘をついて普通の人ならやらないことを言ってもダメだ。なぜなら、その「普通の人ならやらないということを表現する」のは、「とても普通の人では考えつかないこと」なのではなく、「誰もが気がつきそうでやれそうだけど実際に行動に移せる人はそんなにいないだろうな~」ということだ。

自分は大きな経験をしてこなかったとか、普通の人よりも優れた能力がないとか、そういう問題ではない。誰にでもできることだけれど、なかなかできていないことや行動に移せないていないことを捉えるのだ。

例えば、粘り強さが様々な行き詰まりを救ってきたとすると、「粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなの力を借りてマイナスやゼロを一気にプラスに転じる工夫をした。」等が考えられる。「これうまくいったら…面白くなるよ!乗らない?…乗った!乗った!」ってな感じだ。普通は面白くなると思ったら人には言わず自分だけで独り占めしたくなる。そこをみんなから少しずつ力を借りて馬鹿力に変える戦法だ。

具体的なエピソードでは、その人の強みや特徴をより的確にイメージさせるパターンと普通の人ができそいうでやらないことを表現できればそれで良いということである。それによる「成果」は付け足し程度でよい。なぜなら、その強みが発揮された経験による「成果」は、差別化を図れないからである。粘り強くても、粘り強くなくても、英語力は伸びるからである。「英語力が伸びました!」とアピールされても、それならもっと英語力が伸びた人、ほとんどネイティブの人もいるのでそちらを採用しますよ、となってしまう。

それでは、前回のパート5の例で、具体的なエピソードを当てはめてみるとこうなる。
「最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。[強みのルーツを特定]・・・この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、学内でのゼミナールコンテストでのとりまとめと入賞などをあげることができる。[ココから]特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった。現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボランティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。[ココまで]…[今後の強みに関連したビジョンを設定]。」

そして、エントリーシートの前後の設問や面接に備えて、ボランティア活動のところを、長期インターンシップでも置き換えれるようにしておく。

自己PRに「完成」はない。まだまだ本当の自分のことを言い表せていない。上辺だけで、その場凌ぎの、無難なPRをしている。なかなか買ってくれないお客さんの前で当たり障りのないの売り込みをしていても、確実に売れないのだ。毎日、毎日、自分の深みを追及していけば、いつかそれをわかってくれる人、感じてくれる人、気付いてくれる人が必ず現われる。それこそが、内定への近道なのではなく、幸せに続く道なのだ。言うまでもなく、内定や採用は幸せに自ずとついてくるから安心すると良い。

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