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9月30日は特別な日なんだ [気づきなど]

最後に更新してからずいぶん時間が経ってしまった。今日は2011年9月30日。就活生にとってはひとつの節目になる10月1日まであと24時間となった。既に就活を終了した人にとっては内定式を心待ちにしている人もいるだろう。内定式はないものの来年の入社までいかに充実した時間を使うかを考えている人も多いだろう。いやいや、でもこの日、このサイトを真面目に見てくれている人は、「これからどうすれば良いのか?」と考えている人がほとんどだと思う。これまで就活を続けてきた人、これから就活を始める人、就活をやり直す決意をした人…そんな人たちをこれからも応援したいと思う。

これからも就活を続ける人も、これから就活を始める人も、やはり大きな不安を抱えているに違いない。本当に就職が決まるのか?社会人として働けるのか?就活はうまくいくのか?面接でうまく応えられるのか?…考えれば、考えるほど、不安になる。しかし、これらはやってみなければ結果はわからない。就職できないこともある。社会人として働けないことも考えられる。就活がうまくいかず挫折してしまうこともある。面接も攻め込まれて白旗を上げてしまうこともあるだろう。でも、それらが自分の人生だと受け止めて、前に進めば良い。そういう人間の成長こそが就活の目的なんだから。とてもまともに生きている証拠だ。自信を持てば良い。

でも、ひとつだけ言っておこう。それらの不安や悩みを忘れて自信を持てということではない。不安や悩みから逃げることなく常に向き合いながら、自信をつけていくことが大切だ。不安や悩みを抱えていること自体が不健全や不健康な「良くないこと」と思ってしまいがちだが、決してそんなことはない。不安や悩みがなければ、人間は成長しないことになっている。

なぜ、このように。不安や悩みから逃げることなく常に向き合わなければならないのか。それは、就職できない人には就職できない理由があり、社会人として働けない人には社会人として働けない理由があり、面接の対応を含めて就活がうまくいかない人にはうまくいかない理由があるからだ。不安や悩みから逃げていると、その理由が見えなくなる。それが最も不幸なことだ、

9月30日。いろんな意味でいろんなことから逃げない覚悟をする日なんだと思う。いつも、いつも不安や悩みと向き合いながら、それでいて前向きで何事からも何かを吸収しようとする貪欲さを持ち、明るく楽しく元気よく就活しよう。「不安を感じながら、楽しく就活する」…それを実践するために、私もいつでもどこでもどんなときも応援する覚悟を「今日」したいと思う。どんどんコメントに自分の想いを書き込んでいただいて、これらからも&これから一緒に考えていきたいと思う。就活カフェが必要ならば、いつでもオープンにしたい。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、→ここをクリック!
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2011-09-30 01:21  nice!(6)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

就活カフェABC!@恵比寿~一般職の選択で悩むべきこと/就活の軸の定め方/学生時代に力を注いだことをリアルに描こう [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

さて、今回は「就活カフェABC!」、@恵比寿についての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。

【質問01:営業職を受けてきたが一般職でもやりがいを感じることができるか】
もちろん一般職であってもプロフェショナルな仕事なのでやりがいが見出せないということはないだろう。逆に営業職でもやりがいが見出せないことだって良くあることだ。参加者の方は、自分の性格や資質を考えると営業職に向いているとは言えないので、最近になって一般職を考え始めたが、一般職はコピー取り、切り貼り作業、お茶汲みなどがメインの仕事でやりがいが見出せないのではないかと心配しているということであった。最近は、一般職にもいろいろあって、そのような単純作業ではなく、より営業職に近い仕事を任されるケースも増えてきている。一般職として雇用された人が、給与ベースが高い営業職と同じ責務を与えられていることに不満を感じているということもよく耳にする話である。また、非正規雇用の増加によるあらゆる歪を解消するために、契約社員のポストを一般職に切り替えている会社も増えてきている。それは決して単純作業ではなく、それなり専門性を持った契約社員の代替なので、プロフェッショナルな仕事が期待されていると考えて良いだろう。

たとえ一般職の仕事が単純作業であっても、やりがいが見出せないというのは自分に対する言い訳の気がする。それがコピー取り、切り貼り作業、お茶汲みであったとしても、付加価値をつけた作業を実践することによって、自分の実力をアピールする機会はいくらでもある。その仕事を任せた人は、次回からさらに高度な仕事を頼んだり、探したりすることにもなるだろう。結局のところ、やりがいは自分で見つけていくものなので、「やりがいがなさそう」と心配することなどないということだ。

むしろ一般職にとって心配なのは、報酬、待遇、休日・休暇・休職などのことだろう。営業職と同様の責務が与えらるにも関わらず、対象地域外への転勤がないというだけで、待遇として倍半分的な扱いを受けることもある。企業によっては、結婚や出産を機に肩叩き(辞めるのを促すこと)を始める。それでも辞めないと、欠勤や失敗をネタに肩が外れそうになるまで叩くこともある。でも「辞めろ」とは言えないので、肩を叩き続けるのだ。この時代…何が起こるかわからないので、一般職で行けるところまで行って結婚して辞めようという考えが通用しなくなってきた。会社はいつ潰れるかわからないし、結婚しても辞められる環境かどうかはわからないし、結婚して辞めてもまた職に就かなければならない事態にもなりかねない。そういうことに備えるとすれば、やはり総合職を選択するか、一般職をやりながら何らかのプロフェッショナルな資格や技術を身に付ける必要があるように思える。

【質問02:就活の軸が定まらず、やりたい仕事などもイメージできない】
まずは、これまでの人生(家庭や学生生活)の中で大切にしてきたことを整理してみると良い。例えば、「優しさ」「粘り」「チャレンジ」「コミュニケーション(特に聞くこと)」「復習・反省」「改善」「歴史」「兄弟」「健康(特に予防)」「(一人ではない)食事」…なぜそれを大切にしてきたのか、どのように大切にしてきたのか、それを大切にすることでどのような影響や効果があったのかをまとめてみる。そうすると自分の価値観、生き方、判断基準など明らかになってくる。

そして次に、社会人になったときに大切にしたいと思うことを考えてみる。やはりこれまでの人生で大切にしてきたことは、できれば大切にしたいと思うだろうし、さらにチャレンジや成長したいと考えていることも付け加えてみる。例えば、「気配り」「結果も求める粘り」「チャレンジ」「人を選らばないコミュニケーション」「報告・連絡・相談」「イノベーション」「情報の共有と活用」「地域との接点」「大学時代の友人との情報交換」ついでに「将来のパートナー探し」など。そうすると、なんとなく軸が見えてくる。

この例の人は、「積極的なコミュニケーション」「チャレンジ&イノベーション」「情報の共有」が実現できる社会の中で生きていきたいのではないだろうか。それらの言葉面だけを捉えると、どこの企業でも実現できそうだが、できるだけ多くのどんな人ともコミュニケーションができて、常に変革を求める中で新しい世界に飛び込んで試行錯誤を繰り返しながら価値を生み出し、情報のモレ・ダブリ・アマリが生じないような共有を目指せる企業や社会となると、なかなかないものだ。それらの全てを満たせる企業はないにしても、それらを軸にして就活を進めて行けば良いだろう。ポイントは、いきなり社会人としての働き方を考えるのではなく、今まで生きてきた自分としっかりと向き合えば、未来のヒントが出てくるということだ。

【質問03:学生時代に力を注いだことがうまく書けない】
このブログの中の「学生時代に力を注いだこと」に関連するトピックを新しい順にプリントアウトして、大切だと思われる観点や納得したセンテンスなどをマークして自分の作っている文章と対照させることから始めよう。いつまでも自分の作成してきた文章に拘り過ぎず、どんどん改善を進めてほしい。どこかの企業にはESとして「通過」しかたもしれないが、それは「合格」ではない。就職課の人が添削して「いいんじゃない」と言ってくれたかもしれないが、それは「意味はわかるよ」ということであって「相手に伝わる」ということではない。内定した先輩のESを真似て書いたかもしれないが、盗作では決して自分を表せない。

大きな問題は「うまく書こう」としてることかもしれない。何も「うまく」書こうとしなくても、自分の行動特性がより「リアル」に伝わればそれで良いとおもう。それで、相手が「この人はうちの企業に向いていない」と判断されたなら、それはそれでハッピーなことだ。悔しいのは、リアルな自分が伝えられなかったばかりに選考されないことであり、悲しいのは偽りの自分が評価されて選考されたりしてしまうことだ。「うまく書こう」なんて考えるのは止めて、「リアルに描こう」。

学生時代に力を注いだことのトピックには、いつも書いていることだが、やはり学生時代に力を注いだことで大切になるのは、その文章からみなぎる「エネルギー」である。このエネルギーが表現できなければ、それはただの「経験」で終わってしまい、その人の行動パターンが全くイメージできないのである。企業側が求めているのは、そんな「経験」の事実ではない。その経験に注がれたエネルギーであり、成果であり、人間としての成長である。そのエネルギー、成果、成長がこの企業の中でも再現できるかどうかをじっと見ている。テニスサークルに所属して汗水たらしたことではなく、チームワークの悪さに苦しみながらも個人も強く&チームも強くを達成できたことが知りたい。綺麗に収めるのではなく、エネルギーを爆発させよう。

このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-12
にアクセスして書き込んでください。内容に問題がない限り、100%回答します。

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2010-06-09 18:38  nice!(1)  コメント(6)  トラックバック(0) 
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就活カフェABC!@麹町&半蔵門~面接を突破するために自分のオリジナルを前面に押し出そう! [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

さて、今回は「就活カフェABC!」、@麹町&半蔵門についての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。

【質問01:1次面接が通過しない】
ESは通過するようになったが、1次面接に壁を感じるということである。なぜ、1次面接をクリアしないのか?それは、「キラリと光るものが見えない」「何も印象に残るものがない」など2次面接に推薦できないレベルにないということだ。しかし、決してその人に能力や適性がないということではない。本人としては、大学時代の専攻や経験を生かして広告や番組制作の企業を受けているが、1次面接で敗退していることが多いことから、適性がないのではないかと思い始めたようである。もちろん、広告や番組制作に関連した企業なので、クリエイティブな考え方、発想、表現などが求められる業種だろう。面接での一言、一言にクリエイティブな感覚やオーラを期待しているに違いない。しかし、イケテル企業あるいはイケテル面接官であれば、クリエイティブな感覚やオーラを持っている人材ばかりを採用しても、会社は機能しないし、未来もないことは良くわかっているだろう。クリエイティブな人材が多いからこそ、それを支える「当たり前」の人材が必要なのだ。ただし、その当たり前の人材は、クリエイティブな感覚を理解でき、広くて深い心の余裕を持って何事も受け止めることができる人材でなければならない。ということは、「当たり前」ではないような気もするが(笑)。

ということは、1次面接を通過しない理由は、「普通に当たり前」になってしまっている。これは、広告や番組制作に関連した企業でなくても、まず間違いなく始めに切られる要素である。もちろん、「普通に当たり前」の人材を求めている企業もあると思うが、「こんな人と働いてみたい」「この人の将来を一緒に考えたい」「この人に会社の未来を託したい」と思える人は、どこか「普通に当たり前」ではないのだ。いや、もっと言えば、このブログを真剣に読んでいるあなたは、決して「普通で当たり前」の人ではない。自分ではそう思い込んでいるかもしれないが、そんなことはない。自分のオリジナルを見つけ出してほしいと思う。

そして、そのオリジナルを言葉に変えて、しっかりと強調する。ここで注意しなければならないのは、その会社に合わせ過ぎないことだ。クリエイティブな人材を求める会社だからと言って、無理矢理クリエイティブな経験を逆算する人がいるが、それは逆効果である。みんなやっているから「またか…」と思ってしまう。心配しなくても、クリエイティブな企業に魅力を感じる人は、必ずその人自身の資質、能力、経験などの中にクリエイティブにつながるものがあるはずだからだ。クリエイティブな人を支えることができる人というつながりも含めて。

ということは、普通にアピールすれば良いのか?いやいや、「オリジナルを言葉に変えて、しっかりと強調する」と言ったろ?逆算はご法度だけど、オリジナルの強調が大切になる。「私の強みは…」「私が学生時代に力を注いだことは…」「私を一つの言葉で表すと…」なんて言っている場合じゃない。あれ?でもこのブログでも「私の強みは…」「私が学生時代に力を注いだことは…」で始めっている例があるよね?確かにエントリーシートはそれでよいだろう。でも今は面接突破の話をしている。しかも、周りのみんなも面接慣れしてきているこの時期だからこそ、他人とは違う自分を表現するために、よりオリジナル性の強いアピールを考えなければならない。

今回の参加者は、学園祭の実行委員としてこれまでの学園祭の常識を打ち破るような企画や工夫を考えて学園祭を成功させたとのことである。私ならその言葉を最初に持ってくる。もう少し尾ひれをつけて、まずは面接官を振り向かせる。火のついた面接官は、「学園祭の常識って何?」「どんな企画や工夫で常識を打ち破ったの?」「なぜ成功したとわかるの?」という質問をぶつけてくる。そうなれば、もうこちらものである。その三つの想定問答はしっかりと準備しているからである。これまでの面接でも、何も聞いてもらえなかったことや自分に関心がないと感じたこともあるだろう。それは、聞いてもらったり、関心を示してもらったりする「種」を蒔いていないからでもある。「またか…」と思われないようなオリジナルの強い言葉を使ってアピールし、その深さを表すことができる証拠を準備しておく。しかもそれは丸暗記ではない。今までは、面接で言葉を切り返されるのが怖かったと思うが、これからは楽しくなる。日頃から、「学園祭の常識って何だろう?」「常識を打ち破ることができたあの企画や工夫はどのような考えで生まれたのだろう?」「自分にとっての成功とは?出演者にとっての成功とは?来場者にとっての成功とは?」などについて、考えて、考えて、考え抜くことだ。それが就活であり、就活を通じた人間の成長につながるのだから。

【質問02:グループディスカッションが苦手】
グループディスカッションやグループワークが苦手という人も多い。どんな審査基準で、どういうところを見られているのだろう?グループディスカッションといっても、会社によってその位置づけは随分違う。チームワークやチームメンバーとの良好なコミュニケーションをコアコンピテンシー(中心となる行動特性)としている企業では、コミュニケーションの取り方を見ているし、リーダーシップをコアコンピテンシーにしている企業では、必ずしも司会役にならずともメンバーから信頼されチーム全体を引っ張るチカラがあるかを見ている。また、グループディスカッションをふるい落としの審査として使っている企業では、企業が求めるコンピテンシーに反する人材に注目し、×印をつけている。もっとひどい企業では、その企業の考え方や活動の正当性を伝達するためのマインドコントロールのツールとして使っている企業もあるぐらいだ。目的が千差万別なので、審査基準や視点も千差万別だろう。

でも勘違いしてほしくないのは、それぞれの企業に合わせてグループディスカッションやワークに取り組む姿勢を変えなければならないということではない。いつも言うが、そんな逆読みをしたら逆効果である。自分らしくディスカッションやワークに参加すれば良い。

ただし、やはり目的や狙いが千差万別のディスカッションでも、共通して求められていることがあると思う。それは、会議に臨むイメージを持つことである…しかしこれがなかなか難しい。学生時代の会議と社会人の会議は随分違う。しかし、社会人の会議でも、会議のための会議も多く見られることから、学生の会議よりもレベルの低い会議も確かにある。会議をしていたら仕事をしている雰囲気になれて安心だという管理職もいるぐらいだ。そんな低レベルな会議は、ちょっと横に置いておいて、とりあえず社会人の高度な会議をイメージしてほしい。しかし、みなさんのほとんどは高度な社会人の会議に参加したことがないと思うので、イメージすると言ってもなかなか難しいと思うが頑張ってイメージしてほしいと思う。私が個人的にイメージしている高度な会議は
①時間が短い(十分な準備ができている)
②参加したメンバーがそれぞれの役割を認識している
③意見と提案セットになっている
④問題や課題が必ず解決する(懸案が残っても誰が何をいつまでにやるかが決まる)
⑤会議の議事録が共有される
・・・そんな感じだ。そんなの高度じゃなくて、普通じゃない?と言われそうだが(笑)。でも、この要件を完全に満たした会議はこの25年間の社会人人生では1回か2回しか記憶がないからだ。

みなさんのグループディスカッションとの関係を考えてみると、
①については与えられた時間をうまく配分して時間内に収めるということだ。特に司会的役割でなくても、時間配分について提案すれば良い。
②については、これが大きな問題である。一番の問題は司会的役割に立候補する人が、その役割を理解していないことだ。司会は自分の意見は「言わない」あるいは最後の最後でまとめの時に「少しだけ効果的なことを言う」という程度に留めるべきだからだ。司会はメンバーから十分に意見を引き出し、それの意味するところをわかりやすくメンバーに伝え、メンバーから出てきた意見を集約・整理して、「ある程度の結論」に導くことにある。変な司会役が登場したら確かに悲劇なのだが、それはそれで一つの運命なのだ。社会人になってもその悲劇は繰り返されることになる。これはどうしようもない。「おいおい、司会さん。司会さんはあまりしゃべり過ぎない方が良いよ。」なんて言えないし、「司会さんがまとめないから、自分がまとめると…」なんて越権行為を犯したら雰囲気は悪くなるし、採点もどうなるかわからない(私なら良い点をつけると思うが)。
③については、社会人もできないことである。意見や提案について、「意見」することは簡単であるが、そこで現実的で論理的な「新たな提案」をすることがなかなか難しいものだ。以前の会社で、「新たな提案なき意見をしたものは会議から退場させる」ことをルール化した会議をしたことがある。もちろん賛成意見であっても「新たな提案」を求めた。とても緊張感のある会議として始まったが、各自がしっかりとした準備をするようになり、建設的な意見が出され、最終的には楽しく意義のある会議になった。グループディスカッションの議題について、まずは自分の意見を頭の中で考え、問題点や課題を解決するための手段をいくつか考え、それらを羅列した後に特に重要と思われる手段について提案できるようにする。
④については、グループディスカッションの最も大切なことである。ディスカッションのためのディスカッションでなく、ソリューション(解決)のためのディスカッションなので、解決が導かれなければ意味がない。かといって、多数決で一つに決めるべきかと言えばそうでもない。限られた時間の中で一つの答えになるというのも不自然であり、ある意味危険である。「ある程度の結論」とはそういう意味だ。メンバーのみんなが協力して、ある程度の結論が得られるように、努力する必要がある。これは、ディスカッションの始まりの時に共有しておくべきことだろう。
⑤については、言うまでもなく記録を取るということである。グループディスカッションになると多くの人がメモを走らせることもあり、その役割が明確ではなくなるケースもある。「私がメモを取ります!」と言って、時間配分を考えながら、適宜意見をまとめて報告する。特に司会役の人をサポートするような役回りに徹するのが良いだろう。自信を持って声を出そう。

【質問03:ESでの人生の挫折について】
「人生」なので昔に遡っても良いのか?あるいは人生と言っても大学時代のことが良いのか?という質問であった。このエントリーシートの設問は、最近か昔かということは問われないので、昔のことでも良い。心が折れてしまって気力がなくなり、前に進めなくなった経験を伝えればそれで良い。この設問の狙いは、「君たち、挫折したことがあるか?ないだろう?これから社会人になれば挫折の繰り返しになるが大丈夫なのか!」という企業からの挑戦状なのである。今の若い人たちは、いつも周りに支えてくれる人がいてくれたから、挫折をまともに受け止めたことがないだろう…とおっさん連中は考えているらしい。そんなことはない。昔も、今もそんなに変わらないと私は思う。確かに戦時中との比較であれば大きな違いも考えられるが、おっさんの生きた60年代や70年代との挫折の割合など大きく変わると思えない。むしろ、現代に生きる若い人に与えられた新しい試練があると思う。携帯電話、インターネット、バーチャルな空間などの発達に伴って、行き過ぎたり、取り残されたり、流されたり…大切なことが何なのかがわからなくなり、いろんなことが起こっていると思う。なぜ心が折れてしまったのか、前に進まなくなった原因は何だったのか、それをどのように克服したのか、その経験が今の人生にどのような影響を与えているのか、このあたりをコンテンツ(目次)にしてESを考えてみてほしいと思う。そんな大げさなこと今までなかったよ~なんて言ったら、挑戦状に屈してしまうことになるから、一生懸命思い出してほしいと思う。必ずあるはずだから。忘れているだけだよ。そんな大きなイベントのことででなくても良い。友達からの「一言」でも良いんだから。

【参加者からのメール】
本日、就活カフェでお世話になりました。貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。今日のお話しの中から、私が今までの就活から見出していた反省点は漠然とし、鮮明ではなかったのだと気づくことができました。普通の就活生からは卒業できるように努力したいと思います。私はこれまで誰かに就活相談を頼むことをほとんどしてきませんでした。大学の就職課は周りの評判がパッとしないことからじゃあいいか…と勝手に判断していました。また、ゼミの教授のことは尊敬はしているのですが、どこか私と馬が合わないのか考えをうまく伝えられず、ずれている回答をされることが多かったので相談をすることはなくなっていました。これから社会に出ようとしているのにも関わらず、すでにまわりの大人達から何らかの理由をつけて逃げていたのだと思います。この状態で今回、就活カフェに参加しようと決断出来たのは本当に自分のことを何も知らない誰かに、自分を見てもらいたかったという点が大きかったのかもしれません。そしてカフェを終えて、自分の考えを整理できたと感じました。アドバイスをいただけたということもありますが、じっくりと誰かに相談にのってもらう内に自分についてもっと考えるようになったのだと思います。就活生は行き詰まると、誰かに相談することさえも臆病になることがあります。一つは、その相談で面接と同じようにダメ出しをされるのが怖いからだと思います。ですがその殻から抜け出すことは重要なのだと思いました。就活について考え直すきっかけを下さりありがとうございました。また、何か相談させていただくことがあるかもしれませんがその際は何卒よろしくお願いします。これからも就活カフェが続き、参加する学生が増えることを願っています。

【ネッピーより】
丁寧なメールをいただき、ありがとうございます。こちらこそ、とても大切なことを教えていただけたと思います。就活生の細かな心理に気づき、アドバイスそのものよりも殻から抜け出せるように導くことの方が大切ですよね。これまで、何万人という学生さんと接点を持ちながら、こんな大切なことを忘れているなんて、恥ずかしい限りです。こうして結局は学生さんに教えられることばかりです。でもこうしていただいたヒントやそこから生まれたエネルギーをこれから就活カフェABC!に参加される人に伝えていきたいと思います。それが私の使命であり、参加者の皆さんに対する御礼になると思っています。またいつでもコンタクトいただければと思います。実は来週から麹町にオフィス(ラボ)を設けることになりました。遊びに来てください。


このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-12
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2010-06-08 14:29  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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就活カフェABC!@四谷&@目黒~弱みを強みに変える自信を持て!&企業選択では未来と地球のことを考えろ?! [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この連休明けの時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

さて、今回は「就活カフェABC!」、@四ツ谷、@目黒についての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。


【質問&アドバイス@四ツ谷:資格取得の勉強は学生時代に力をいれたことのテーマとして正しいか?】
状況としては、昨年の12月に資格取得のための試験を受けたが残念ながら不合格。その資格を武器にした就活も考えていたがそれも叶わず。就活も表面的で中身の薄い活動になってしまっている。面接に自信が持てないとのこと。

やはり大学生活での中心がその資格取得のための勉強であったようだ。その他の大学時代の経験を聞いてみると、フットサルのサークル活動と個別指導の塾講師とのことであった。やはり大きな問題は、「結果が出てない」ことだ。もちろん、それが難しい資格であることは理解できるし、資格取得のための予備校にも通っていたということで、頑張ったことは認めてあげたい。でも結果が出ていないと、そのアプローチ、プロセス、メソッドなどはどれも評価できないのが実際のところだ。しかも、資格取得のための勉強は、完全に「個人」の世界である。学生時代に力を入れたことやチャレンジしたことなどで、チームプレーやチームの中での役割分担や課題対応などを重視する企業が多いことからも、不利であることは否めない。

もちろん、人間性を見られているわけで、何が何でも合格やチームプレーを求めているわけではないが、合格しなかった理由はどこかにあるし、チームプレーの経験を優先的に表現しないのは、何かチームプレーに問題があるのではないかと疑いたくなるのが人間の心理である。

やはり、面接に自信が持てないのも、資格取得の勉強の結果を聞かれた時にそれ以上「アピール」できなることも原因のようだ。そこで二つの提案をした。まず、始めに資格試験に不合格だったことに引け目を感じたり、ハンディと思う必要がないということである。資格取得に限らず、クラブ活動やサークル活動での「勝敗」、研究や勉強での「入賞」、塾講師での「合格させる」、販売アルバイトなどの「成績」なども同じことだろう。もっと言えば、就職留年や就職浪人も同じことが言えるかもしれない。もちろん、うまくいった話の方がアピールしやすいと思うが、うまくいかなかったからと言って、声を小さくすることもない。むしろ、良い意味で開き直る勇気を持ってほしいと思う。「思い通りの結果とはなりませんでしたが、この資格取得のための勉強は自分にとってたいへん貴重な時間となりました。時間の使い方、集中力の高め方、休憩・休息のタイミング、頭の柔軟性の鍛え方など、これまでの受験勉強では経験したことのない自分との闘いでしたが、これらの経験は社会に出てからも必ず生かされると思います。結果が出なかったことの教訓も多々ありますので、それらは社会人として生きていく中で克服していきたいと思います。」…むしろニコリと微笑みながら、うまくいったような表情で積極的に話すことだ。隠そう隠そうとすると、それは自ずと態度にも言葉にも出てしまうのだから。

それでは、学生時代に力を入れたことを尋ねられても、資格取得の勉強のことについて良い意味で開き直って表現すれば良いのか?それは違うだろう。面接の中で資格取得の勉強の話題になった時に良い意味で開き直って豊かな表情で話すということであって、学生時代に力を入れたこととして話し方を工夫するということではない。それではどうすれば良いのか?それが二つ目の提案となる。資格取得の勉強に最も力を入れたことが事実でも、結果が出ていない限りは、別の経験を話すしかない。なーんだ。簡単なことじゃないかと思うかもしれないが、本人にしたらそんな簡単なことではない。これまでの就職活動では、資格取得の勉強のことで通してきたので、今更変更なんてできないと思ってしまう。それに、フットサルのサークルも個別指導の塾の講師も、企業の方に聞いてもらえるほどたいしたことはしていないし。

でも、資格取得の勉強のことで、泥沼にはまっていくよりも、フットサルサークルのことを話した方が良いと思う。聞けば小学校の頃からサッカーをしていたという。個人としてもチームとしても楽しめるサッカーを実践するためにフットサルを始めて、楽しい時間を過ごせる仲間を得て、勉強との両立(←資格取得のための勉強を含む)などメリハリの利いた学生生活を実現することができた…という展開にすればどうだろう。個別指導の塾の講師の話でも良いだろう。チームプレーではないが、生徒とのコミュニケーションに関する工夫や難しさ、アルバイトの対価以上の付加価値の高いパフォーマンスの示し方などを聞いてみたいものだ。

自信が持てずに何か引っかかるものを感じながら進んでも、なかなか良い結果はついてこない。スッパッと気持ちを切り替えて、もう一つの自分を追いかけてみたらどうだろう。それと、この就活生が大切なことウィ言っていた。私が「どんな働き方がしたいの?」と尋ねると、「過激な競争が無く、協力関係を築けて、自分自身も切磋琢磨できるような環境で仕事をすること」と返ってきた。とても大切なことであり、小さい頃からサッカーをやっている姿が目に浮かんできた。そのように「未来」と「原点」を結ぶことで魅力が浮き彫りになる時もある。

【質問&アドバイス@目黒:大企業とベンチャーどちらを選ぶべきなのか?】
印刷・出版関係の大手と経営コンサルティング関係のベンチャーとから採用内定通知があり、どちらを選択すべきか悩んでいるとのこと。どちらかと言うと、ベンチャーに傾いているとか。本来ならば、就活の軸を優先順位で並べて比較検討せよ!と言いたいところだが、全く文化の違うこの2つの会社。比較検討しても比較にならないと言うか、そもそもその就活の軸をしっかり再検討しなければならないのではないかと思ってしまう。でも、そういことあるよ。聞いてみると、大きな組織の小さな歯車になるより、小さな組織の中で人と人が深く知り合い、若くして成功して世のために人のためになっていきたいというしっかりとした価値観を持っている。これが最優先ならば、そのベンチャー企業になるのかもしれない。でも、そのベンチャー企業のことを聞けば聞くほど、世のための人のためになっていない雰囲気が漂い、将来的にも世のため人のためになるビジネスモデルを作れないままに貴重な時間が過ぎていくような感覚があった。

本人としてもベンチャー企業の人の言動やビジネス展開に疑問を感じるところがあり、私に相談してきたようだ。説明会や社長の話を聞くと、自分が理想としているようなカルチャーやビジョンが感じられる。本人もビジョンを追いかけてきたので、これ以上ない企業が現われたことになる。自分の直感としても、「これだ!」というものがあったに違いない。それを誰が止めることができるだろう。誰も止められないと思ったから…私が止めることにした。

やはり止めることにした第一の要因は、大手を受けて評価されて採用内定を取っているということだ。特にビジョンを共有できたわけでもなく、たまたま選考が進んで残った企業であり、とうとう最終面接に至るまで自身の目標としたくなるような人間的に魅力のある人材には巡り合わなかったということらしい。ただ、大手ということで、ビジョンを求めながらも心のどこかで「安定」も望んでいるということだろう。それは、決して間違っていると思っていない。手を抜いてもそれなりに報酬を得ることができる「安定」ではなく、心の余裕を生み出して次へのエネルギーを創り出す「安定」は必要だと思う。

しかし、その「安定」を持って止めたのではない。むしろ紙媒体に拘り続ける印刷・出版業界には「安定」も「未来」もなくなってしまう可能性だってあるからだ。「不安定」だけどこれからの「未来」をしっかりと考えていかなければならない「悩める会社」も面白いのではないかというのが大手を薦めた第一の理由である。そう。ベンチャー企業への進路を止めたのではなく、大手を薦めたのである。

大手を薦めた理由は、他にも3つほどある。
説明会や面接を通じて「自身の目標としたくなるような魅力のある人材には巡り合わなかった」という言葉を聞いた時に、私には「チャンス」だと思えた。それなら自分が後輩、いや同輩や先輩にも目標としてもらえるような魅力的な人材になれば良いじゃないかと。実際に私にもそれと関係する経験がある。このブログ、誰が読んでいるかわからないので、あまり大きな声では言えないが…私が以前サラリーマン型の会社員だったころ、私の上にいる上司が超イケテナイ人ばかりだった時がある。人間的に+仕事的に両方イケテナイ。こんな人たちが上司なんて…あ~会社辞めたい…と思ったことが何度もあった。結局、最終的には辞めてしまったんだけど(笑)、部下に信頼され、会社を変えて経営に携わることができ、そしてこうして自分の会社を持つことができたのは、まさにあのイケテナイ軍団のお蔭だと思っている。あのイケテナイ軍団がやっていたことと全く逆のことをやり続けてきたのだから。

これと関連して、よく就活生から聞く言葉として、「説明会や面接で会った人がとても魅力的な人だった」というのがある。私からするとそちらの方に「危険」を感じる。二つの危険だ。一つは魅力的な話を演出している騙し(ダマシ)が入っているという危険、もう一つは、逆に上には上の魅力的な人がいて、とてもとても追いつけず自分らしさが出せないという危険。だから、「自身の目標としたくなるような魅力のある人材には巡り合わなかった」のを是非チャンスと捉えてほしいものだ。人間は楽をするために生きているのではない。成長し、人間として完成するために生きている。そうすれば本当の幸せや楽しみがわかる人間になれると思う。

(大手を薦めた)次の理由は、「初職は小さな会社よりも大きな会社が良い。イメージ的に、その大きな会社から小さな会社への転職が可能で、小さな会社から大きな会社への転職が難しい場合、大きな会社を選ぶべき。」というところである。もちろん、いつも言っているとおり、企業選択では自身の就活の軸や価値観が大切なので、会社の大きい、小さいについては基本的に関係ない。しかし今回のように、確固たる軸や価値観がぶれている場合の選択の場合には、こいいうことも考えなければならないのだと思う。ぶれている学生さんは責められない。人間そんなに確固たる軸で動いている人なんていないし、論理思考で考えるばかりでなく時には直感に頼ることだって大切だ。

(大手を薦めた)もうひとつの理由は、その人の成長のためである。現代日本の就活事情としては、大学3年生、大学院1年生の夏過ぎから活動が始まる。大学に入って2年と数ヶ月でこの世のイケテナイ社会人との接点を持たなければならないのだ。これって、ちょっと短すぎるでしょ?何の根拠があって「短い」と言っているのか、自分でもよくわからないが(笑)、大学のキャリアオフィスでの勤務で大学生との接点を通じて直感的にそう思った。あと2、3年、いや1年でも良い。もう少し大学生活を充実させて就活に臨めば、コミュニケーションの中身も随分違ってくるように思えたのである。だから…社会人になって2、3年は、まだまだ成長の足りない部分を補って力をつけてほしいという思いがある。大きい企業に入れば、研修もあるし、いくら忙しい印刷・出版業界でも土日のどちらかは休めるだろうし、いざとなれば有給休暇だって取得する権利がある。平日の余暇時間を含めて、それらの時間を掻き集め、力をつけるチャンスを自分で見つけることができる。小さい企業に行けば、そんな余裕もなく、働いていることと、生きていることとの関係が見えなくなるほど、仕事のことを考えるようになり、本当の意味での力をつけることが難しくなるのだ。

言っておくが、これらのアドバイスは、その人とのコミュニケーションを通じて生まれたものなので、誰にでも、どんな時にでも通用する方程式のようなものではない。状況によっては、全く逆のアドバイスをする可能性もあるだろう。はっきり言って、その大手の企業の名前が違っていたら、大手を薦めていたかどうかもわからないからだ。その就活生に大手の空気を換えてほしいという思いや、それによって自分ももっと成長してほしいという思いや、その会社に勤め続けるのであればトップを目指してほしいとい思いもあった。結論としては…世のため+人のためになる仕事をしてほしいということかな。自分がありたい姿として、世のため+人のためになることをし、且つ、自分があるべき姿(周りが自分に望む姿)として世のため+人のためになる仕事をしてほしいということでもある。もうこれからは、あなたひとりのための自分ではないのだ。人生のパートナーが、人生のパートナーとの子どもが、日本に人たちが、世界の人たちが、そしてこの地球の環境が、あなたのことを待っている。それが本当のアドバイスなのかもしれない。

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2010-05-27 21:49  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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就活カフェABC!追加記事アップ!短所について、志望動機の長さについて、最終面接での質問について [気づきなど]

緊急追加開催決定! 

セミナー&ワーク企画

自分の強みを知り自己PRを完成さ せよう!

日時:2012年12月13日(木)18:30-21-30
場所:麹町・半蔵門周辺の会議室(参加決定者に詳細を連絡)
料金:5,000円(会場使用料、LIFO診断ツール、後日カウンセリングの全てを含みます。ツール購入のため事前の振込みとなります。)

昨日、就活カフェABC!の記事をアップしたところ、多くのアクセスをいただいた。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20

就活カフェABC!は、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画である。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。就活カフェABC!の場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

今回は昨日掲載した新宿と青山一丁目でのカフェでの質問やアドバイスについて、参加していただいた方とのコミュニケーションを思い出しながら、少しだけ付け加えおきたいと思う。

【質問&アドバイス04:短所について本当のことを言っても大丈夫?】
それはその企業の業務形態、方向性、実際の仕事の内容ややり方とも大きく関連している。数字に弱いと金融の仕事は厳しいし、始終英語を使用する仕事で語学力が弱いと困るし、神経を磨り減らす仕事で集中力が散漫だと適性に欠けるし、営業の仕事で人見知りをさせると良い仕事ができなくなる。それぞれの企業で働く上での「致命的な短所」は確かにある。でも、逆に考えれば、ほとんどの短所は致命的にならないとも考えられる。その企業のことをなんからの理由で選択しているが、「致命的な短所」があるにもかかわらずチャレンジしているケースはあまり考えられない。念のため、自分の短所は、その企業で働く上での「致命的な短所」になっていないかを少しだけ考えてほしい。少しで大丈夫だろう。

ならば、ほとんどの場合は、短所をそのまま言えば良いのか?本当はそれで良いのだが、この世には能力の足りない人事の人がたくさんいて、ほとんどの場合その短所を前向きにとらえられないのだ。「優柔不断なところです」というと、「どんなところが優柔不断なの?なぜ優柔不断になるの!その優柔不断さを改善しよう思わないの!」のような感じで責めてくる。お前らに責められる筋合いはない!そんなお前らだって短所の一つや二つあるだろう!と言いたいところだが、いやにしつこく聞いてくる。そもそも、人間誰にでも短所がある。しかもそれはそんな簡単に改善できない。「優柔不断なところです。日頃から自信を持って決断できるように心がけています」なんてとても嘘っぽく聞こえないか?それが簡単にできるならそれはもはや短所ではないないだろう。他人に何を言われようが、自覚して改善を試みようが、やはり改善できないことはできないのだ。ということは…短所をそのまま言うのも、少しややこしいことになりそうだ。

ではどうすれば良いのか?就活本や就活雑誌に載っているように、「短所は長所の裏返し」を信用するか?「行動的なのが長所だが、反面、計画性に欠けることがある」というあれだ。私から言わせるとこのアプローチは最低。その人のことを本当に表している言葉とは思えないからである。行動的でも計画的な人はたくさんいる。長所を裏返すなんて…就活は言葉の遊びではない。もっと本当の自分、本当の幸せ、本当の人生と向き合ってほしいものだ。そろそろリクルート星人系の人との付き合いは終わりにしよう。
そこで、私が提案したいのは「親や親友から口煩く言われていて、薄々は気づいてはいるけど認めたくない自分」「親しい人から言われてハッとしたような、言われるまで気づいていなかった自分」を考えてみてほしい。つまり、これらは、「他人は良く知っているが、自分は良く知らない自分」なのである。これには長所も短所あるだろうが、今回は短所的なことを考えてほしい。

例えば、
自分では「だらしない」と思っていないが、親には「だらしない」と言われる、
自分では人に優しいと思っていたが、自分に余裕がなくなると人を傷つける言葉を平気で言うと親友に指摘されたことがある、
などである。これらを短所として考えられないだろうか。もし、これらを短所にできれば都合の良いことがある。まず、自分ではあまり自覚できていないので改善が進んでいなくても責められない。しかも、薄々あるいはハッとなって気づき始めているので、決定的な短所に比べてまだ改善の余地がある。そして、「親から」「親友から」「先生から」言われたことに耳を傾けている姿勢は好感が持てる。コミュニケーションの良さを勝手に想像してしまう。短所を話しながらも、親とコミュニケーションがあることや、腹を割って何でも話せる友人がいることもアピールできるだろう。何か、「就活の小手先のテクニック」のようで嫌なのだが、バカな人事や人を試してくる人事に対処するための、一つアプローチとして考えてほしい。

「大学に入った頃に、親しい友人から、余裕がなくなると人を傷つける言葉を発する時があると言われたことがあります。自分では、いつも人には優しくありたいと思っているので、これを短所として受け止めて、できるだけ冷静を保つことと、冷静さを失いかけている時も、必ず一度言葉を飲み込むようにしています。最近になってようやく言葉を抑えられるようになってきました。本当のことを指摘してくれたその親友に感謝しています。このように気づけば多くの短所があると思いますので、人とのコミュニケーションを大切にして、これからも改善していきたいと思います。」
綺麗過ぎるかな?でも、優柔不断な性格を改善しているフレーズよりも現実的でもある。本当は優柔不断を前向きに捉えてくれる器の大きい面接官ばかりだと良いのだが。

【質問&アドバイス05:志望動機を最後まで聞いてくれていないような気がする】
志望動機に関する具体的なアドバイスについては、昨日のブログで紹介したので、見ていない方はそちらを先に見てほしい。http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20
このブログで紹介されている志望動機の作り方を参考にして志望動機を組み立てたところ、とても長くなってしまい。面接官の方が途中で飽き飽きした表情を浮かべて、最後まで聞いてくれていない感覚になったとのこと。確かに、このブログでの志望動機の作り方を見ると、文章的には長くなる。短縮版を作る前に休止したので、どのように短縮・圧縮して良いのかわからなかったということだね。それはたいへん申し訳ないことをした。ゴメンナサイ。

やはり、面接では長くても1分30秒ぐらいに抑えないといけない。このブログでの志望動機の作り方はエントリーシートを意識しているので、そのままゆっくり話すと2分以上はかかってしまう。それではどのように短縮・圧縮させれば良いのだろう。昨日のブログでも話したように、基本的に「なぜその会社なのか?」と「自分にできることは何か?」だけをしっかりと抑えておけば良い。流れとしては、
(1)(企業のこと)企業文化・風土が生み出す価値観や強み
(2)(自分のこと)自分の価値観がいかにその価値観や強み共感できるか
(3)(企業のこと)今後の企業の事業展開や未来の展望
(4)(自分のこと)その展開や展望の中でどのように自分が貢献できるか
(+)(自分のこと)自分のビジョンや夢の実現にどのようにつながるか
ということになるが、このうち(自分こと)である(2)(4)(+)をできるだけ短縮・圧縮することだ。自分の価値観、知識・能力・経験、夢やビジョンについては、志望動機を聞かれる前の面接過程でクリアになっていることもあるだろう。既に相手に伝わっていることは、そんなに長く説明する必要もないし、短縮・圧縮させても十分に伝わるのである。だから(1)(3)を重視する。いつも言っていることだが、志望動機の主役は、自分でなく、企業にある。面接の段階が進んでいけば行くほど、その傾向は強くなる。最終面接に出てくる経営陣などは、「会社のことを愛してほしい」と勝手なこと思っている人が多くなると思って良い。

しかし、(1)(2)(3)(4)はやはりどうしても外せないコンテンツなので、「削除」はできない。(2)(4)(+)を短縮・圧縮させ過ぎると、「会社のことを褒めていただくのはありがたいが、ところであなたはどう思ってるの?」となってしまう。(1)(3)を「主役」にすることを忘れないで。脇役がいないと主役が成り立たないからね。

【質問&アドバイス06:最終面接での「質問」はどうすれば良いのか?】
昨日は、「質問ありませんか?」と言われた時にするべき質問について考えてみた。今日は、最終面接の質問について考えてみよう。これは最終面接の位置づけによって大きく異なる。1次面接、2次面接、人事面接などこれまでの過程にもよるがパターン的には、
(1)和やかな感じで進む最終確認としての最終面接
(2)確率50%程度の複数選抜としての最終面接
(3)少数選抜としての相変わらずシビアな最終面接
が考えられる。

私の個人的な意見としては、(1)(2)は「質問はございません。最終面接というチャンスをいただきありがとうございました。御社での選考過程で得た成長を今後の社会人として生き抜いていくチカラとしたいと考えております。ご審査よろしくお願いいたします。」ということになるだろう。もちろん、どうしても聞きたいことがあればそれでも良いのだが、最終になっても未だ質問があるようでは、それはそれで問題なのだ。実際に、これまでに「最終面接」の面接官となり、最終面接を取り仕切ったこともある経験から言うと、基本的に質問はしないでほしいと思っていた。もっと言うと、質問をした人の95%以上は、それで評価点が下がってしまったのも事実である。(1)(2)のパターンに関しては、「質問なし」が基本だと思う。
一方、(3)に関しては、前日のブログで書いた質問の内容や方法に従ってほしい。特に最終面接なので、やはり経営陣あるいは将来的に経営を担う人材が面接官のはずだから、中長期的な会社のビジョンをしっかりと聞いてほしいと思う。そのビジョン実現のために自分にできることは何かを考えながら耳を傾けてほしい。「わかりましたか?」と聞かれたときに、気の利いた一言が言えるようにしておこう。

(1)(2)(3)の見極めが重要になるが、自分の感性に従えば良い。ただし、「アピールしておこう!」というわざとらしい質問は逆効果なので控えた方が良い。昨日のブログにも書いたように、自身の就活の軸を考えた場合にどうしてもこれだけは確認しておきたい、きっとこの経営陣あるいは将来的に経営を担う人材の方なら明確な答えをいただけるはず…という強い想いを持って質問するようにしよう。

それともう一つだけ。秘策がある。(2)や(3)の場合、最後の質問に移る前の過程で、明らかに「面接に失敗した!このままでは多分落とされる」という自覚のある人は、この質問のチャンスで逆転満塁ホームランを打つしかない。果して逆転満塁ホームランのような効果のある質問があるのだろうか。もちろん、三振かもしれないが、どうせダメならダメモトでやってみる。最終面接に出てくる経営陣には、果さなければならない重要な使命がある。それは、経営理念をいかにして組織の末端にまで浸透させるかということを毎日のように考えなければならない。これは、部長や課長などの管理職に任せることはできない経営者自らの大切な役割なのだ。もちろん数字を追いかけることも大切な仕事であるが、それは逆に経理や財務に任せていても、いや任せる方が良いだろう。そこで、「経営理念の浸透」についての質問をする。

そのためには、予めその会社の経営理念はしっかりと頭に叩き込み、それを浸透させている方法についても行間から読み取り、自分でもイメージしておかなければならない。『御社は、食文化で世界を豊かにするという経営理念を掲げられ、技術開発や海外事業展開を積極的に進めらています。CSR活動では恵まれない国への学校給食に商品を提供されています。このような「世界を豊かに!」の素晴らしい考え方をどのように社員、派遣職員、パート、アルバイトに至るまで浸透されているのかについてお伺いできますでしょうか。』…きっと答えに窮するだろうが、それでも一生懸命答えてくれる。その答えを感動しながら聞くのである。本当に感動したなら涙を流せるほどに真剣に聞いてほしい。その涙が、これで祈られるだろうなの悲しみの涙でも許そう。そして、本当に末端の人材のことまでをしっかりと考えている答えならば、「ありがとうございました。感動しました。私も将来チャンスがあれば経営にかかわりたいと思えました。」と言えば良い。携帯電話が鳴るかもしれない。あるいは、「それは部長や課長や現場に任せているからね~」なんていう暢気な答えであれば、そんな会社に選抜されなくて良かったと思え。どうせそんな会社に入っても、人として認められないのだから。

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2010-05-21 15:39  nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

就活カフェABC!続報~イケテル自己紹介・PR イケテル志望動機 イケテル質問 [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この連休明けの時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。

就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。ちなみに次回は2010年5月24日(月)11時30分~13時30分@四谷で予定されている。

さて、この「就活カフェABC!」、品川シーサシド、新宿、青山一丁目と実施されてきた。今回はこのうち、新宿と青山一丁目でのカフェについての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。

【質問&アドバイス01:自己紹介と自己PRの違いについて】
このブログでも何度か紹介しているが、私の個人的な見解としては、「自己紹介」は「現在」のことを中心としてできるだけ多くの情報を伝えることである。出身地(現在の所在)、現在の大学での学び、現在の大学での活動(少し過去も入る)、現在の趣味や特技、現在の就活の状況など、現在の全体像を知ってもらうことで、現在の顔と全体像の一致を促すことが大切だ。「自己紹介」と言われて、学生時代に力を注いだことの細かいことをペラペラ話しても、全体像をつかんでもらえない。「自己紹介」の後に、「自己PR」の機会は無いかもしれないが、学生時代に力を入れたことや行動特性についてアピールする機会は必ず巡ってくる。焦るな、焦るな。

一方、「自己PR」は、他人と決定的に違う自分の強みについて、過去、現在、未来の流れでアピールすることで、顔と芯(コア)の一致を目指し、相手に納得してもらう。でも、「自己PR」と言われて、これも学生時代に力を入れたことの細かいことをペラペラ話す人もいる。実はこれもあまりよくない。力を入れたことはわかったけど、その人の人間的な魅力(=強みの中の強み)が「言葉」として残らない。
もう一つ、ついでに言っておくと、「自己PR」と言われて、「自己紹介」をしても良いかどうかである。時と場合にもよるが、一般的には「ノー」だろうが、私の見解としては、自己紹介の一部を取り入れるのはPRでもあるので「イエス」だ。自分の強みの中の強みを表明して説得する前に、簡単に自分の全体像をわかってもらうこともアピールと言えるだろう。「まずは簡単に自己紹介させていただきますと…そして、自分のセールスポイントは…」問題ある?

【質問&アドバイス02:志望動機が難しい】
何が難しい?…組み立て、他社との違いが良くわからない(他社でも通用してしまう)、会社の今後が見通せない、自分に貢献できることがわからない、等であった。確かに難しい。その会社について知っていることは、主に説明会や資料に頼っているし、OBOGや会社訪問も敷居が高くなっているからね。リクルート星人がビジネスモデルを成立させるために、企業と就活生を分断した状況が会社への直接アクセスをやりにくくしているんだよね。そうだ。現実的な志望動機が作れないのも、リクルート星人の仕業なんだ。あいつらほんまに許せんな。
といっても始まらないので、いつくかアドバイスを。まず、その企業のことをもっと知る努力をしよう。HP、日経ビジネスなどの経済雑誌、書籍などに多くの記事が掲載されている規模の大きい会社の場合は、それを隅から隅まで、しかも行間に至るまで読み尽くすことが大切になる。あまり記事が豊富でない会社の場合は、説明会などの後に、人事の方に電話をして「もっと詳しくお話をお伺いしたいのですが・・・」とダメモトでアクセスしてみれば良い。この返答も会社選びの大切な材料になる。良い返事なら、言葉だけではなく本当に人を大切にしようとしてくれている会社だし、「それは無理!」という会社なら一時が万事「それは無理!」だと思ったら良い。そんな会社本当に行きたいか?

次に「組み立て」を考えれば悩みが全て解決する。構造は簡単だ。2つのことを抑える。一つは、「なぜその会社なのか?」、もう一つは、「自分にできることは何か?」、それだけのことである。でもそれだけのことがなかなか難しい。「なぜその会社なのか?」他社のとの違いが良くわからないからである。その会社のことは、HP、説明会とその資料、雑誌・書籍など、OBOG・会社訪問などである程度クリアになるが、他の会社のことまでしっかりと調べる時間もない。確かにそうだ。「それを必死になって調べるんだよ!」と無責任に言ってしまうのは簡単だが、現実的にはやはりそれは酷なところもある。だから、少々乱暴だが、HP、説明会とその資料、雑誌・書籍など、OBOG・会社訪問などから、その行間を読みながら違いを勝手に推測してしまうのだ。「勝手に」ね。

例えば、会社の社風として、「風通しの良さ」が強調されている企業は、他社よりも「圧倒的に風通しが良い!」と思い込んでしまうことだ。あとはどのように「圧倒的に風通しが良い」のかを探すだけ。それは上司部下の関係のことなのか、人事評価のことなのか、部署間のことなのか、提案や発案のことなのか…そしてなぜそのようにしているのかを考えてみる。全く別の記事に「社員一人ひとりのベストパフォーマンスを引き出す、時間のロスが無いようにしっかりとコミュニケーションする」と書かれてあった。だとすると、上司部下の関係に風通しの良い環境を作り出すことで、本当のベストパフォーマンスを生み出し、時間のロスも軽減できるということだ!…勝手にそう考えてしまう。当たらずとも遠からずだろう。志望動機は合っているか間違っているかが問題ではないと思う。その会社のことをどれだけ真剣に考えられているかである。そして、「風通しが良いところに共感しました!」ということは誰にでも言えるが、「風通しの良さを実現することで仕事の効果と効率を上げるという御社の姿勢に持続的な成長を感じました。自身もこれまでの人生の中で常に成長することを教えられ、これからもそうありたいと願っているので、そのような環境で仕事をすることを望んでおります…」ということが言えるようになる。つまり、「風通しの良さ」に惚れるのではなく、「風通しの良さを実現することで仕事の効果と効率を上げることを考えている姿勢」に惚れてほしい。

さて、組み立ての後半部分。「自分にできることは何か?」…その会社に勤めているわけでもない限り、そんなこと難しくて想像もつかない。ひょっとしたら、働いている人でさえも、わからないかもしれないのだから。たとえ、インターンシップでその業務を経験していたとしても、実際のところ将来を見通して、自分の働いている姿を想像するなんて、無理な話だ。でも、それを一生懸命、必死になって考えてみる。なぜなら、それが「熱意」として表れるからだ。いつも言うことだけど、もはや「頑張ります!」「何でもやります!」「必ず貢献します!」などの精神論からは熱意は微塵も感じられない。熱意はこの志望動機の後半にかかっているのだ。それではどのようにして考えれば良いのか。まずは、会社の将来像を考えてみる。説明会やHP上の社長の言葉の行間から5年後、10年後の会社のビジョンを考えてみる。経営者はこの会社をどんな会社にしたいと思っているのだろう。超具体的な戦略については企業秘密もあり公開できないこともあるが方向性は示されている。どの部門、どの地域、どのターゲットを伸ばしていこうとしているのかを調べてみよう。文書上でわからなければ、先程も書いたように、やはり説明会の後(面接の前)にでも会社を訪問すべきである。

そして、その会社の将来像を実現するために、自分には何ができるだろう?と考える。決して、「自分には何がしたいか?」を考えるのではない。残念ながら会社はあなたの夢を実現するために存在しているのではない。面接で「何がしたいの?」と聞かれることがあるが、その質問は「何ができるの?」と聞かれていると考えた方が良いだろう。例えば、会社の将来像として、新しいビジネス領域での積極的な展開が見えたとすれば、単純に考えればそこで必要とされるのは効果的な広報を含む「強烈な営業」であろう。どんな「強烈な営業」になるかを一生懸命考えてみる。新しいビジネス領域での競合他社の動向分析、あっと驚かせるることができる&説得力のあるプレゼンテーション、他社に差をつける肌理細やかなフォローアップ、内部開発部門へのフィードバックや交渉等…分析、セールス、サービス、コミュニケーション…自分のこれまでの人生で蓄積されてきた、知識・能力・資質・経験などから「強烈な営業」の実現を証明してみる。

しかし、問題なのは、残念ながら今の力だけではその「強烈な営業」を実行することができない。「できます!」と言ったところで嘘くさい。それは企業も知っている。いくら自信があっても、「そんな甘い世界ではない」と嘲笑&一蹴されるだけだ。だから、「これまでの人生で蓄積されてきた、知識・能力・資質・経験」に、「これから社会人として伸ばしていくべきチカラ」を付け加えれて説明すれば良い。これなら誰でもできる。英語の苦手な人が、「これからの海外事業の展開に貢献します!海外旅行に行ったことありますし!」と言っても、それは無理だな~と思ってしまう。でも、「社会人としてのビジネス英語など語学力をしっかりと鍛えて、実際に外国人とのコミュニケーションを機会を持って異文化を理解を進めながら、これからの海外事業の展開に貢献します!」と言われると、さらにコミュニケーションを深めたくなる(合格とは言ってないよ)。ビジネス英語はどうやって勉強する?どうやって外国人と話す機会を持つ?という本格的なキャッチボールが始まるのだ。面接で落ちる人の特徴としては、この「本格的なキャッチボール」の前に、自分でキャッチボールを終わらせてしまうのだ。「早く面接が無事終わってほしい」と考えることは、こんな悲劇を生んでいる。しっかりと準備をして、面接を楽しめるようにしてほしい。真剣に考えれば、「給料の10%を語学力の習得に充て、土日に学校に通うつもりです」や「土日に国際的なボランティアグループに参加して鍛えようと思っています」などは言えるようになる。取って付けたような言葉ではなく、真剣に考えて、本当にそうしたいと思ってそれを言葉にすれば、相手には伝わるものだ。

【質問&アドバイス03:質問はありますか?と言われて何を質問して良いかわからない】
世のイケテナイ就活本や雑誌には、いろいろなことが書かれてある。それを読んでいつも笑ってしまう。「御社はどのような人材を求めておられますか?」「御社の一番のセールスポイントは何ですか?」「(面接官に向かって)御社で働いていて一番充実していたこと、一番苦労されたことは何ですか?」…そんなこと言ったら「私は全く企業分析をしておりません!」と宣言しているようなものだ。そんなこと口が裂けても言ったらダメ。これ書いた人…きっとリクルート星人に毒された人材コンサルか何かで、本当の意味での会社を経営したことがないか、学生の未来の幸せなんて考えていない人なんだろうなと思ってしまう。全く、無責任な大人が多いこと、私からお詫びしたいぐらいだ。きっと、同じような年代なので、私まで罪悪感を感じてしまう。ゴメンナサイ。
さて、気を取り直して、面接での「質問」。本当は「聞きたいこと」を聞いたら良いのだが、やはり企業分析していることが前提である。

ということは、
(ダメ01)HP、会社説明資料、新聞・雑誌などで公開されていることは聞いたらダメ
(ダメ02)会社から学校に到着している求人票に書かれてあることを聞いたらダメ
しかも、
(ダメ03)OBOGあるいは会社訪問をして話してわかることは聞いたらダメ
なのだ。
この3ダメ以外のことを聞くことになる。うーん難しい!OBOGあるいは会社訪問したら聞きたいほとんどのことがわかってしまうような気がする。それでも質問あるの?もちろんある。たくさん。

視点的には2つのことが考えられる。ひとつは、過去や現在のことではなく、「未来」のことを聞く。「未来」のことは企業秘密もあり公開されていないことが多い。社長の言葉の行間や説明会での言葉の端々に表れることはあっても、言葉として落ちていないことが多い。10年目やそこらのOBOGでも未来のことが良くわかっていない仕事人間になっている。しかも、みんなはこれから社会人になる。ひょっとするとこの会社の会社員になって30年以上働くかもしれない。だから、その企業の未来を聞くのだ。もうひとつの視点は、過去、現在、未来に限らず、「事実」ではなく「考え方」を聞く。事実はひとつだが、考え方は多様である。その考え方を聞くことによって、会社の企業文化をうかがい知ることができるかもしれない。

それでは、「未来のこと」と「過去、現在、未来に限らず考え方」なら何でも良いのか?それもダメなのだ。ダメ04だね。そこでよく考えてみてほしい。「質問したいこと&質問すべきことは何か?」と。それは、紛れも無く、「就活の軸」に関する質問のはずだ。またに「どういう質問をすれば印象が良いですか?」と聞く人がいる。「印象?」印象を良くしてどうするつもり?相手に好印象に映ってもあなたは幸せになれると限らないので、いや、むしろそんな操作は不幸になるだけなので、もうそんな考え方は捨てた方が良い。どんな社会人でありたいか、どんな働き方をしたいのかの就活の軸に関する質問をする。必然的にそうなるはずだ。

例えば、「海外事業展開に積極的な会社」「女性が働きやすい体制のある会社」「評価制度を重視している会社」だとする。だとすると、聞きたいことは、海外のことであり、女性の労働のことであり、評価のことのはずだ。1次や2次面接では、「他にありませんか?」と言われて困ったことがあるだろう。その場合に備えて、「私は○と◇と△を就活の軸として活動しているのですが、○と関連してお聞きしたいことは…」「他に質問はありませんか?」「それでは、もう一つだけお願いいたします。◇と関連してお聞きしたいことは…」となる。もうそれ以上聞いてくることはないだろう。

ということは、整理すると、「就活の軸に関連して」、「未来のこと」や「過去、現在、未来に限らず考え方」につい
て聞くということ?私ならそうする。いやそうしたい。自分は未開の地アフリカを志向しているのに、アフリカから撤退の可能性があるとしたら、その会社でのモティベーションを維持していくのが難しいような気がするので。違うかな?そういう意味でも、もう一度、就活の軸を見直した方が良いかも知れない。

【参加者からの声】
ANさん
貴重な御時間、ありがとうございました。「なるほど!」と感じるアドバイスをたくさんいただくことができ、今後の行動に移したいと思います。そして、楽しかったです!気分も前向きになりましたので気持ち切り替えて頑張りたいと思います。またご相談させていただくと思いますが、その際はよろしくお願いします。また、移動中には就活の本ではなく、考え方を鍛える本を読むようにアドバイスいただいたので、早速、本屋に寄って面白そうな本を買ってみました。「仕事ってこういうことだったのか-先輩たちが教えてくれたこと-」という本です。働くことに対する考えが詰まっているので、いいヒントを得られそうです! 本当にありがとうございました!

AKさん
本日は貴重なお時間を割いていただいて、ありがとうございました。これまでの自分の志望動機の分析の甘さを客観的に見て、今後のことが不安になっていたところだったので、お会いできて、自分なりに気持ちの整理がついた気がします。最後まで諦めずに、自分なりに納得する企業を見つけていきたいと思います。勇気を出してブログにコメントをし、今回のカフェに参加しなかったら、気持ちの整理をしないまま暗い表情で就職活動に臨んでいたかもしれません。就職活動のターニングポイントとなるような機会を提供していただいて、大変感謝いたしております。自分で解決できない問題が起きた時には、今後も相談させていただくこともあると思いますが、その際にはよろしくお願いいたします。お仕事をされている中でこのような就職活動の相談も受けられていて、とてもお忙しいと思いますが、お体にお気をつけください。本日は本当にありがとうございました。

KNさん
遅くなりましたが本日は飛び入りの参加にもお付き合いただけけて嬉しかったです。ありがとうございました。明日の面接で一杯いっぱいになっておりますが、今後の就職活動での参考になることを沢山伺えたので、それを実現すべく実践で学んでいきたいと思います。取り合えず無闇に漢字(事、為、頂く、行うなど)を使わないよう気をつけます!

【参加者のみなさんへ】
こちらこそ貴重な御礼メールをいただきありがとうございます。こうして、みなさんと情報を共有することができて良かったです。自分ひとりが満足するのではなく、みんなで情報を共有して、みんなで幸せになろうという趣旨を理解いただけたことに感謝しています。みなさんのメールを読んで、「私も就活カフェに参加してみようと!」と考える学生さんが増えて、幸せな道に導かれることを期待しています。これからも就活や社会人のコーチとして役に立てることがあれば、いつでもお声をおかけください。感謝するのはこちらの方です。本当にありがとうございました。

このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-12
にアクセスして書き込んでください。内容に問題がない限り、100%回答します。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
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2010-05-20 15:54  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

みんなのためのコメントスペース02…これからの就活での苦労こそが人間としての成長につながる!最後の最後まで幸せを追い求めよう! [気づきなど]

みなさんご無沙汰しております。ブログの記事更新は休止中ですが、みなさんからのブログ上でのコメントや相談には100%対応しています。コメント数が50を超えて、ページが重たくなったので、みなさんからのコメントや相談をお待ちする新しい記事を設定しました。

みなさんからいただくコメントは、同じような悩みを持ちながら、困難を克服して前に進もうとしているみなさんの共鳴を得ることができると思います。コメント対応を参考にしていただければと思います。そして、みなさんからのコメントもお待ちしています。

また、仕事の空き時間を利用して、カフェしながら就活の相談に乗る「就活相談カフェABC」を始めました。日時や場所はツイッターで公開しています。@anselmotateyama をフォローすると情報が共有できます。ご関心のある方はどうぞ。

【コメント01】
はじめまして。
初めてコメントさせていただきます。塾講師でアルバイトをすることで、多くの経験を積むことで、就活へ繋がると思っております。「内定を取るためではなく、幸せになるための就活を目指そう!」のサブタイトル、素晴らしいと思います。小手先のテクニックではなく、人間力で就活を戦えるよう、これから頑張っていきたいです。by 塾講師JAPAN (2010-05-10 14:59)

【コメント01への返信】
塾講師JAPANさん
コメントありがとうございます。その昔、私も家庭教師と塾講師の嵐?の中におりました。17時~18時30分で塾講師、19時~20時45分で中学生の家庭教師、21時~23時30分で高校生の家庭教師という曜日もありました。あれから25年以上の月日が経ちますが未だに「家庭教師に行かないと!」というへんてこりんな夢にうなされることがあります。

たくさんの子どもたちと出会い、本人のモティベーションを上げてテストの点数を上げることに貢献し、希望進路に到達できたことに感謝されたと思います。ところが・・・残念なことに進路到達後のその人たちとのコミュニケーションは皆無で、今どこで、どうしているのかも知らない状況です。もちろん、その頃は携帯やメールなどの気軽な通信手段は無く、ある意味恐れられていたこともあって、音信不通なのかな?と自分に言い訳しているところがあったと思います。自分としてはある程度自分を犠牲にして、アルバイト代の対価以上の付加価値を創りだしてきたと思っていました。しかし、最近になって考えるのは、結局は、対価以上でもなく、対価以下でもないパフォーマンスだったのではないかということです。結局はどこか他人事であり、最終的な責任は学生本人にあると言い聞かせ、顔色を伺いながらやっていた自分を否定できないなと思い返しています。きっと学生はそれらを何らかの言葉、姿勢、態度、対応などから鋭く感じ取っていたのでしょう。

今から考えると、自分のことのように喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、本当に覚悟すれば対価を超えるパフォーマンスを示すことで、持続性のあるコミュニケーションが実現できていたように思えます。余程パフォーマンスが下がらないと、報酬も下がらないだろうという甘えがあったような気もします。

それは大学のキャリアオフィスにいた頃に気づいたことです。やはり同じように、就職活動中は多くの学生さんからカリスマのように称えられる(笑)のに、就活が終わるとキャンパスですれ違っても無視されていました(笑)。自分では「そんなもんや。人間なんて冷たいもんや。」と言い聞かせていたのですが、後々になってそれは違うなと思えるようになりました。自分のことのように喜び、怒り、哀しみ、楽しみ…24時間365日の中でできるだけの時間を学生のために使うようにしました。無理矢理ではなく「自分から進んで」そうしました。そうすると伝わるもんなんですね。頻繁なメールのやり取りこそありませんが、どこかであの人たちと伝わっていると感じることができるようになり、いつでもコンタクトできる状態を作ることができています。あの人たちも私のチカラが必要な時にコンタクトを取ってきます。これらのネットワークは言わば私の財産になっています。対価を遥かに超える一蓮托生のコミュニケーションが大切なんだと思います。

就職活動と塾講師の関係ですが、学生時代に力を注いだことで、塾講師のことを表現される方が少なくありません。ところが書かれてあるのはほとんど同じなのです。「できない学生をやる気にさせることができ希望進路を実現させた」「ニーズに対応した教材を開発した」「より深い理解を実現するための教授法を工夫した」「勉強だけではなく趣味や関心を引き付けた」「親御さんを巻き込んで信頼関係を築いた」などのパターンが多かったです。残念ながらこれらのほとんどは、まさにアルバイトの対価の範囲内であり、それ以上の「学生時代に力を注いだこと」のエネルギーは感じませんでした。やはり、アルバイト代の対価以上のパフォーマンスをどのように表現できるかが重要になってくると思います。イメージ的に言うと、「心の持ち方」という感じでしょうか。学生さんを「教えている」のではなく「教えることで、実はその100倍のことを教えられていることに気づいた」と言えれば良いと思います。これは就活のテクニックではなく、実際のところそうなんだと思います。それは、意識していないとなかなか気づかないことなのですが、塾講師としての表面的な上辺のコミュニケーションではなく、心のコミュニケーション・キャッチボールを思い出してください。自分のイケテナサに気づきます。それを素直に言葉にしてください。希望進路を実現させていなくても、教材を開発してなくても、教授法を工夫していなくても、趣味の話をしていなくても、親御さんを巻き込んでいなくても、本当のあなたのエネルギーや魅力が伝わることになると思います。
by ネッピー (2010-05-10 22:11)

【コメント02】
始めてコメントさせていただきます。
いつも就職活動の合間に、昔の記事を読んでおります。自分に足りないところを的確に指摘していただけているので、いつもとても助けられております。就職活動のことで今とても悩んでいます。最終面接でいつも落ちてしまうのです。最終面接で落ちる人には何が足りないんでしょうか?
最終面接まで通してくれたことを感謝して日々就職活動を続けているのですが、このまま最終面接に受からなければ、社会人というスタート地点にもつくことができない・・・どうしよう・・・という不安が心の中でどうしても消えません。もし何かアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。
by さもり (2010-05-11 20:33)

【コメント02への返信】
さもりさん
コメントありがとうございます。記事を活用していただいているのに、結果が出ていないのは私の責任が重大ですね。まだまだ私の勉強不足であることを痛感します。

さて、最終面接を突破するためのアドバイスですね。わかりました。一言で表すと、「決め手に欠ける」ということでしょうね。でも、その決め手は企業側が感じ取るものですから、「決定的な決め手を決める」なんてことは難しくてなかなかできることではありません。直感的に「これはここを押せば良いのでは!」と咄嗟の判断が功を奏することもありますが、それも表面上のことなので、実際のところ学生さんにはコントロールできないことだと思います。

でも、ポイントはあります。決め手になることを大きく3つに分けて考えると以下のようになると思います。
(1)決め手になるような他人との違いを表現できていますか?どこにでもいる学生のように表現になっていませんか?結局は凡人だと諦めたり飾ったりしていませんか?あなたのオリジナルは必ずあるはずです。こうして勇気を持ってコメントできているのですから。
(2)企業の文化や環境を理解した上で決め手になるような「自分の価値観や考え方と合っていること」を表現できていますか?カタチだけの言葉に収まっていませんか?素直な表現として、自分がこの会社のことに「関心を持ち続けたい」と思うことを体から表現できていますか?上辺の言葉でなく、心の底からそんなことを考えて考えて考え抜いていれば、自ずと体からオーラが湧き出るものです。
(3)そして、自分の人生としての夢やビジョンが表現できていて、その会社で働くことによって実現できそうですか?また、それを実現するためにはどのような働き方が求められ、自分としてはその働き方に対応していく自信はありますか?例えば、自分の夢が「明日死ぬと言われても、昨日やっていたことと同じことを、今日もやりたいと思えるような時を過ごし、世のため、人のためになることをする」だとすると、その会社に入ってそれがどの程度実現できそうかを一生懸命考えることです。全てが実現できなくても、確実に「世のため、人のためになる」ことに繋がる仕事であれば、それで良いと思います。どんなふうに「世のため、人のためになる」のかを考えてください。

さて、多分できてそうで、できていなかったのではないでしょうか?(1)~(3)のどれに問題がありそうですか?この3つはどれか一つが完璧であっても、他の二つがダメなら、結果はついてきません。やはり、3つをバランスよく頭の中に整理して配置させることが大切になります。いつでも、頭の中から容易に取り出せるように整理しておくんです。この整理と丸暗記は違います。整理は○で、丸暗記は×です。

最終面接までは進めているのですから、人間的にも能力的にも適性的にも評価されてはずです。毎回反省や改善は必要ですが、自信を持ってください。決して他人と比較することなく、3つのことを整理して、胸を張って最終面接に臨んでください。あなたのことを本当に必要としてくれている企業がまだこれから現われるということです。ただ、それだけのことです。悩む必要などありません。
by ネッピー (2010-05-12 00:21)

【コメント02の2回目】
突然のコメントに本当に親身に答えてくださってありがとうございます。
アドバイスをいただいて考え直してみると、まだまだ上辺だけの『この会社が好きだ、是非入社してイケテル社会人になりたい』になってる事を痛感しました。細かく企業研究して分析しているつもりでもまだまだ足りていない、イケテル人にはまだ遠いなぁと感じました。これからはもっと深く深く分析をして体の中から染み出るほどの『この会社が好きだ、入社してイケテル社会人になりたい』を伝えていきたいと思います。気付かせていただいて本当にありがとうございました!
今日の今日で大変申し訳ないのですが、ツイッターを見て、品川シーサイドのエクセルシオールの会に参加したいと思いました。こんな私でも参加できるのでしょうか?
by さもり (2010-05-12 09:50)

【コメント02の2回目への返信】
さもりさん
コメントありがとうございます。そうですね。考えて、考えて、考え抜くことは就職活動だけのことではなく、人生にとって必ずプラスになります。ただ、それは頭で考えるということではなく、走りながら考えることも大切ですので、必ず思考と行動を両立させてください。今日から実践しましょう。
今日の相談カフェですね。当初よりちょっと時間がずれる予定ですが、ツイッターのダイレクトメッセージをいただければ、時間と場所をお知らせします。短い時間になると思いますが、お会いできるのを楽しみにしています。
by ネッピー (2010-05-12 10:24)

【コメント03】
初めまして、現在大学院生で就活中のestaといいます。一言御礼を言いたくて書き込みました。
私は一言で言うとダメ就活生でした。自分が本当の夢は何か、それをどうやって実現したいのか、その答えを考え抜くこともせずに、安易なイメージだけで就活していました。未だに1つの内定もありません。しかし私は、運良く内定を取れなかったことに感謝しています。というのも、運良く内定を取れていたら、このブログに書かれていることを真剣に考え抜く機会や、自分の至らなさを痛感する機会を失っていたと思うからです。そして自分の至らなさを痛感し、本当に大事なことを考え抜くためのヒントを与えてくれたネッピーさんにはとても感謝しています。就活のなかで、これほどアツくて真剣でエネルギーに満ちた記事に巡りあった事はありません。就活すること、働くことの面白さを教えてくれた記事もありません。今はもっと早く記事の重要さに気付いていればよかったと悔やみながら(実は3月の時点でこのブログを「通り過ぎて」いました)、過去の記事を読んではひたすら考えています。
by esta (2010-05-12 01:46)

【コメント03への返信】
estaさん
コメントありがとうございます。そして、あなたの気持ちは100%私に伝わっています。本当にありがとう。
でも、後悔することなんてありませんよ。就活も人生もまだまだやり直しができます。そういうことに気づいたことは、人生にとってはむしろ「一歩リード」ぐらいの気持ちで良いと思います。
通り過ぎたのはあなたの責任ではありません。私の記事があなたの気持ちを惹きつけることができなかっただけです。こういうコメントをいただいて、私ももっと成長していきたいと思っています。まだ、手遅れでないと信じてね(笑)。

確かに100年に一度と言われる大不況で就活はたいへんですが、人生にとってはまたとないチャンスでもあるのです。人間として考えて、考えて、考え抜くチカラは必ずあなたを成長させてくれます。こうしたピンチをチャンスに変えるチカラはあなたの人生を変えてくれるようになります。自分を信じて「新しい自分」でチャレンジを続けてください。

私の執筆中の本にあなたのエピソードを載せることができることを期待しています。結果や他人のことに拘りすぎずに、これからも共に大切なことを考えていきましょう。
by ネッピー (2010-05-12 02:15)

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みんなのためのコメントスペース01…「失敗」と書いて「セイチョウ」と読め!自分を変える勇気を持とう! [気づきなど]

みなさん、お元気にされているだろうか?M78星雲より更新いや交信している。多分、元気が無くなってきているところだと思うが、エントリーシートで失敗しても、面接がうまくいかなくても、このブログを読んでいる人は、幸せになれるから大丈夫だ。慌てず、騒がず、でも急いで、心落ち着けて、頭を切り替えよう。今までと同じエントリーシートを出しても良い結果には結びつかないし、同じ面接姿勢では相手には伝わらない。

過去と他人は変えることはできないけど、未来と自分は変えることができるのだ。思い切って、就活のスタイルや内容を大改造しよう。昨日、このことと関連する貴重なコメントをいただいて応えたが、あまり目立つ場所にないため、そのままトピックとして引用してみたい。同じような悩みを抱えている人もいると思うので、参考になればと思う。

【コメントその1】
初めて拝見して、コメントさせていただきます。現在就職活動中で悩んでいます。「学生時代力を入れたこと」の内容ですが、私は恥ずかしながらアルバイトとファッションが好きなので、オシャレすることしかしていませんでした。仕送りはなしという約束で上京したのでアルバイトを一生懸命やっていました。なので給料が少しでも良いところを探し、先輩の紹介で病院の受付のアルバイトに決めました。その中で病院に来る方は基本的にナーバスな気分で来るのでクレームが起きやすい職場だと感じました。私はクレームの防止策に取り組みましたが、題材としてはあまり良くないのでしょうか?学んだことは、クレームの中で共通していることを見つけ、求められている事・改善すべき事を考えて取り組んできたので問題に対して人と向き合うというより同じ方向を見ることを学んだと思うのですが、ブログを読むと自分のエントリーシートではダメかなと感じてしまったので、コメントさせていただきました。少しアドバイスを頂ければと思います。よろしくお願いします。
by やし (2010-03-09 20:40)

やしさん
コメントありがとうございます。
まず、学生時代に力を注いだこととしての病院の受付アルバイトですが、それはそれで問題ありません。しかし、「クレーム防止策に取り組んだ」というのは「本当かな?」と思ってしまいます。いやいや、それはあなたが嘘をついていると疑っているのではありません。それはあなたが考えることではなく、病院が顧客対応としてマニュアルを準備すべきことです。あなたが、本当に言いたいことが、「クレーム防止」ではなく、「いろいろなお客さん一人ひとりへの肌理の細かい対応」だとすれば、理解できます。しかし、そればらば、学生時代に力を注いだこととしての迫力やインパクトに欠けるかもしれませんね。自己PRとして、人とのコミュニケーションを通じて一人ひとりの細かい心の動きを理解できる」ということが言えるかもしれませんが、学生時代に力を注いだエネルギーは生まれない可能性が高いということです。
あなたが書いてくれた文章を見たときに、どうして「オシャレすること」や「生活費の全てを自分で賄うこと」などが学生時代に力を注いだことにならないのだろう?と不思議に思いました。長く続けたことで無理矢理捻り出すよりも、自然に一番チカラを入れたことが「オシャレ」なら、その方が良い文章や表現ができるのではないかと思うのです。
「オシャレ」はダメなことですか?なぜ「オシャレ」をしたいのか、どんな「オシャレ」にこだわりを持ち、どのレベルに到達することが目標だったのか、その目標を達するために努力したこと(アルバイトでお金を稼ぐこともあるし、雑誌研究、友人からの評価をもらうなど)、そして大学生としてのオシャレの到達度やオシャレと自分の人間性との関係を明らかにして、「自分のオリジナル、主張、存在感」などを語れば迫力があると思います。
単に「オシャレしてました~」ではダメだけど、「自分の主張をファッションで表現することで、それをコミュニケーションの手段として、多くの友人を得ることに懸命になった。言葉での主張ではなく、体全体で主張することの大切さや説得力の大きさを感じている。」という切り口ではダメですか。
もちろん、会社によっては「何それ?」となるでしょうけど、自分が本当に頑張ったことを理解できないあるいは理解しようとしていない会社でも入りたいですか?
その「オシャレ」がたとえ自己満足であっても、人前に出るときに常に自分の主張を持って、人の言葉や視線で評価を受け、今後の自分のオリジナルのある「オシャレ」に繋げることは大切なことです。
この時期に学生時代に力を入れたことの内容を変更するのは勇気のいることかもしれませんが、この大不況の就職活動にあって、無難に収めることほど怖ろしいことはありません。自分のオリジナルだ伝わり、あなたが本当に幸せになってくれることを祈って止みません。「明日死ぬと言われても、昨日やっていたことと同じことを、今日もやりたい。」その幸せのために勇気ある一歩を踏み出してください。応援しています。
by ネッピー (2010-03-10 18:45)

お返事ありがとうございます。背中を押されたような気がしました。もっと早くこのブログに出会いたかったです。学生時代に力を入れたことについて「オシャレ」の点から考えてみたいと思います。もし、良いものが作成できたらアルバイトのことを自己PRでの材料にしようと思います。完成したらネッピーさんに添削していただきたいのですが、よろしいでしょうか?また現在用意してあるアルバイトが題材の学生時代に力を入れた内容も今後の参考にしたいので、もしよろしければ添削していただきたいのですが。長々とすみません。お返事お待ちしています。
by やし (2010-03-11 05:26)

やしさん
このブログへの何度かコメントをいただいているSeintSeiyaという人は、私に始めてあった時に「中国に3ヶ月程留学していた」というのが学生時代に力を注いだことでした。そこで、その中国への留学についていろいろ聞いたんですね。「なぜ中国なの?」「中国に行って学んだことは?」「どんな成長があった?」「帰国後の生活や勉強に生かされたことは何?」・・・でも返ってくる答えはどれも自信がなさそうで、面白くないんです。その人の明るく、やんちゃそうなキャラが全く表に出てこないんです。
それで、聞いたんです。「ホンマは頑張ったことはなんや?」…「バイク乗り回してました」、「どんなバイクや?」…「大型です」。「いろんな季節の風を感じながら大型バイクでツーリングして、その場所にある人、物、歴史に触れること」でええんとちゃうんか?その方がおまえらしいで。
SeintSeiyaくんは、その後、良い意味で開き直りの一歩を踏み出して、就活してました。その変化がどのように就活そのものや結果に影響したのかはわかりませんが、気持ちの部分が大きく変わったと思います。少なくとも自信を持って書き、言えるようになったことでしょう。人間的にはとても魅力のある人なので、何も変えなくても結果は同じだったかもしれません。しかし、良い意味で開き直り自信を持って就活に臨めた経験は、今後社会人になっても何事も正面からぶつかっていけるチカラになったと思います。
添削ですね。それはYesともNoとも言えません。あなたの営業や説得力にかかっていますね。「すいません!添削お願いしま~す!」ではきっとダメでしょうね。どうしたら添削を受けることができるのか、トイレいやお風呂(笑)に入りながら考えてみてください。あなたが添削する立場になった時に、どんな投稿やメールであれば添削したくなるでしょうか?
そう。このブログも就活なんです。社会人になるための勉強の場なんです。幸せになるためのね。
by ネッピー (2010-03-11 16:45)

【コメントその2】
お久しぶりです。お忙しいところ、失礼致します。
最近就職活動をしていて、未来について考えることほど、面白く、難しいことはないと考えれば、考えるほど感じています。わからないからこそ真剣にいつも考える必要があるのだなと感じています。最近は正直寝てる時以外いつでも考えている気がします。またこの難しい未来を真剣に考えられる人たちと仕事がしたいなと学生ながら思いました。
長い前置きでしたが、ネッピーさんに質問なのですが、社会人の方に夢を聞くと大抵仕事や会社のことについて語られます。逆に、会社や仕事以外のその人自身の夢や未来を語ってくれる人はほとんどいません。(本人が社長さんでしたら、話は別なのですが)
社会人として組織に貢献することは当然のことだと思うのですが、自身の夢を持つということは社会人としてあまりないことなのですか?それともその考え方自体社会人として生きる上でダメなことなのですか?つまらない質問ですが、どうぞよろしくお願いします。
by big to (2010-03-10 17:43)

big to さん
コメントありがとうございます。「未来について考えることの面白さと難しさ」「寝ている以外は未来のことを考えてしまう」…感動しました。私の伝えたいことがあなたの心には響いているのですね。あなたのその一つ一つの言葉が私の夢を実現してくれています。本当にありがとう。
社会人が夢を聞かれるときに仕事以外のことを応えられないのは、学生さんには仕事のことで応えた方が良いのかなと思っているか、実現できそうに無いことを考えたくないか、夢を持つことを忘れているのか・・・いろんな理由があるんでしょうね。
でも、人間としての自分と社会人としての自分が完全に分離していることは間違いないでしょうね。そうなんですよ。私が自分で会社を作ろうと思ったのも、その二つを結び付けるには、結局小さく、小さく、しかも、エネルギーに溢れた空間を創るしかないと思ったからです。
こんな素敵な発想お持ちのあなたであれば、ひょっとするとそれなりの規模の会社でも、その二つをうまく両立させたり、相乗効果を持たせたり、うまくできるのかもしれません。
結論的には、人間としての夢を社会人をやりながら持ち続けることはダメなことではありません。ダメではなく、むしろ一番大切なことだと思います。自信を持ってください。ただし、とても難しいことでもあることは自覚しておいてください。間違いないでくださいね。無理だからやめろとは言っていません。是非実現してほしいと言っているのです。
by ネッピー (2010-03-10 22:23)

ブログ復活?いやいや、まだまだみなさんの念力を感じないので(笑)おとなしくしておこうと思う。
でも、みなさんからの書き込みのコメントには100%回答するようしている。
どんどん、つぶやいて、書き込んで、成長しよう!
交信いや更新もしていないのに、毎日1000人の方がアクセスされている。
みなさんの幸せを願ってやまない。

(お知らせ)Twitterでつぶやきに対応することにしました。@anselmotateyama です。
TwitterでIDとPWを登録し、友だちを検索→anselmotateyamaで出てきます。「フォローする」で登録いただければこちらもフォローさせていただきます。就活中の疑問、悩み、凹み、悲しみ、怒り、いやいや、喜び、楽しみまでコメントで対応したいと思います。【就活ツイートABC】で投稿していただければ、出来るだけ対応したいと思います。ご利用ください。

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2010-03-11 17:22  nice!(1)  コメント(62)  トラックバック(0) 
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就活指令…この就活の悩みはいつまで続くのか?パート1~努力が報われないときこそが大きな成長のときと心得よ!~ [気づきなど]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で1位を追走している( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。みなさん後期試験を控えて、やはり両立に悩んでいることだろう。そろそろエントリーシートを締め切る会社もあり、エントリーシートを書くのに精一杯で他のことには手がついていない人も多いようで、ブログの訪問者は伸びていない。ブログのチェックはどうでも良いが、企業分析、OBOG訪問、筆記試験対策などはどうするのか?焦りばかりが募るだろうが、今からでも遅くないのでスケジュールをしっかりと立てて実行を試みよう!(就活指令…試験期間中の就活の進め方(試験のある人もない人も)~1月の1日、1時間、1分が明暗を分けることを自覚せよ!http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-11)目の前にあることばかりを追いかけても、幸せには近づかない。スケジュールを立てる時間を割けば、1社のエントリーシート作成のための時間を犠牲にしなければならないかもしれないが、このまま無計画で進めるより「捨てる」企業がある方が良いだろう。そんな無計画な状態では、どうせその1社も面接には進めないよ。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて今日は、楽しく就活を進めている人も苦しい就活が続いている人にもある「悩み」について考えたい。できれば、就活は自分の幸せな未来について夢や希望を持って取り組んで欲しいと思う。(就活指令…エントリーシートはこう書け!パート2~楽しく書けば、楽しく読めて、楽しい面接になる~http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-04)しかし、人間はどんなに強くても、失敗、不安、後悔などが襲ってきて、「悩み」を抱えることになるのは当然のことだろう。いや、その「悩み」がなければ成長しないので、「楽しい」だけで終わる就活ではいけない気もしてくる。

就活をするといろいろな悩みが次から次へと浮かんでくる。
まずは、最近の悩みとして…
自己PRが未だに自分のことを伝えられていない…本当に完成するのかな?
企業研究が進んでいない…HP以外に企業のことをどのように調べればよいのだろう?
エントリーシートが溜まってきた…本当に全部出せるのかな?
グループディスカッションが苦手…自分はどのような役割を果たせばよいのだろう?
面接で緊張してまともに話せない…自信を持って話すためにはどうすれば良いのだろう?
筆記試験が通過しない…どのような対策をすれば即効性があるのだろう?

このあたりの悩みであれば、このブログの重要なトピックを読むだけでも大体のことであれば解決できるので心配ない。それは「悩み」には至らないのような悩みである。自分の考え方、動き方、時間の使い方、聞き方や話し方などを工夫すれば良い。というか、やるべきことをやっていないだけで、あとはやるだけのことである。

もう少し就活が進むともう少し高度な?悩みが表れるようになる。
それは「周りの人と比べた悩み」である。
他の人の自己PRを聞いていると自分のPRがつまらなく感じてしまう…どうしよう?
友達はOBOG訪問をして業界や企業を絞って就活している…OBOG訪問も絞り込みもできていない私…どうしよう?
友達はエントリーシートに書くことがありすぎて困っているらしい…いつまで経っても空白の多い私…どうしよう?
グループディスカッションで出会う就活生を見ているととてもしっかりとした軸があるように見える…いつまで経っても軸のブレている私…どうしよう?
グループ面接で同じ質問での他人の回答を聞くとどう考えても他人の方が説得力があって、違う話も聞きたくなる…説得力もなく違う話もない私…どうしよう?
友達は必ず最終面接まで行くのに、自分はいつも最終面接の手前で落とされる…どうしよう?
友達は筆記試験を簡単に通過するのに、自分は通過することが少ない…どうしよう?

他人に比べると明らかに何かが劣っていると思えてしまう。結構、自分の人間力には自信があった方だが、普通のあるいは普通以下の自分に見えてしまう。でも、今からこの人たちを追い抜くことなんてできそうにないし、もっと凄い人もたくさんいるんだろな~…上には上がいるんだよな~…そう思えてくる。そうすると、とても気が重くなって、益々自信を失くして、小さい自分になってしまう。

この悩みもそんなに難しくない。なぜならば、「他人は、他人。自分は、自分。」だからだ。他人に関係なく自分に自信を持てば良い。自分がやってきたことに自信がない人でも、「自分は自分のやってきたことに自信はないが、これからは自信を持てるように努力していきたいと思う!」という自信を持てれば良い。むしろ、他人の自信を借りて、この人の自信を少しいただこう!ぐらい思えるようにしよう。

直ぐに「他人が上、自分が下」とか、「自分が上、他人が下」と判断したくなる。人間という生き物はそんなもんである。もう他人を追いかけたり、他人から逃げたりせずに、「自分は自分で自分の生き方をしよう」と良い意味で開き直るのだ。だから自分はできなくても良いということではない。他人はどうあれ、自分は自分のやり方で、自分のペースを守り、自分の最大限の力を発揮して、自己PR、企業研究、エントリーシート作成、グループディスカッション、面接、筆記試験などに臨めばそれで良い。他人は関係ない。

この悩みから抜け出すのに1ヶ月~2ヶ月程かかる人もいる。でもその先にはもっとシビアな悩みが待っている。それは、「努力しても報われない悩み」である。これはとても厄介だ。私もキャリアオフィスで仕事をしながら、この悩みを解決する支援のために尽くしたが、結局ダメだった。私の言葉などは通用しないレベルの悩みなのだ。

今や有名人になっているあの偉そうな経済学評論家は「努力すれば必ず報われる。報われない場合は努力が足りない。」と豪語されているが、それはあまりにもデキル人の論理であると私は思う。私のようにデキナイ人(でもイケテナイとは言ってない)は努力しても報われない悩みを抱えることが多い。みなさんはどうだろう?努力すれば必ず報われてきただろうか?あるいは、これまではあまり努力されていなかった人にとっては、努力すれば報われる自信はあるだろうか?あるいは、報われなくても悩まない自信はあるだろうか?

これまでも寝食惜しんで相当努力したことでも報われずに悩んだことは多々あった。もちろん反省や改善の余地がなかったわけではないが、普通に努力して予想以上に報われたことを考えると、これはやっぱり不公平?と思ってしまう。

あれだけ時間をかけて自己PRを作ったのに…。
OBOG訪問をしてそのその企業のことを調べ尽くしたはずなのに…。
エントリーシートは全て計画的に作成して伝えることができたはずなのに…。
グループディスカッションではリーダー的役割を果たして良い結果を出せたはずなのに…。
グループ面接では他人との差別的優位性を明確に表現できたのに…。
面接では緊張せずに本当の自分を出せて先方も評価してくれていたのに…
筆記試験は10冊以上の参考本を全て制覇したのに…。
これ以上どうすれば良いの?

もっと頑張れ!というのは簡単だが、そんな言葉は当然ながら耳に入らない。耳に入れたくても、もう一人の自分がそれを拒否するのである。まだまだ努力は足りないかもしれないが、今のように時間に余裕がない状況では、これ以上の結果を出すのは難しいだろう…と半ば諦めの境地に入ってしまうのである。

しかし、実はこの悩みとじっくり向き合うことがとても大切なのだ。これから社会人として生き抜いていく中で、このような悩みは日常茶飯である。今この悩みから脱することができなければ、決して社会人として生きていけないのだ。この社会人は、仕事人だけを指しているのではない。家庭に入る主婦も立派な社会人である。どれだけ旦那や子どものために尽くしても報われないで悩む時が必ず来る。その時にあたながどのように悩みを解決できるかがとても大切なのだ。

では、どうすればこの悩みと向き合えるのか?…それはとても簡単そうで難しいことだ。「自分は悪くない!」と固まっている頭を切り替えるのだから、それはそれは結構たいへんなことなのだ。それは、「なぜダメだったのかを考える」のではく、「どうすれば報われていたのかを考える」ただそれだけのことである。もう一度言うが、相当冷静にならないと「なぜダメだったのかを考える」のではなく、「どうすれば報われていたのかを考える」ことはできないだろう。「なぜダメだったのかを考える」と「どうすれば報われていたのかを考える」ことは大きな違いがある。自分を正当化するか、自分を高度化するかの大きな分かれ目だからだ。

しかも、これだけは自分で考えるしかない。他人に「あなたはどうすれば報われていたと思うか?」なんて聞かれようものなら「さようなら」と言ってその場から立ち去りたくなるだろう。だから自分だけで考えるのだ。

どうすればもっと関心を持って聞いてもらえるような自己PRを作れたのだろうか?
どうすれば会社のことで調べなければならないことを知ることができたのだろうか?
どうすればエントリーシートの精度が上がり高い評価を受けることができたのだろうか?
グループディスカッションでどのような役割を果し、結果を出せれば評価されたのだろうか?
グループ面接では差別的優位性をどのように表現すれば理解を得られたのだろうか?
面接では自分を出す以外に何を表現し、伝えれば評価されたのだろうか?
筆記試験では参考書以外にどのようなトレーニングを積めば良かったのだろうか?

自分を正当化することなく、自分を高度化するために頭を巡らすと、また、新しい高みを目指す新しい自分が見えてくる。

よく考えてみると、企業が知りたがっていることは昔や今の自分ばかりでなく、その企業で働いたと仮定した時の自分ではないのか?もっと社会人をイメージした「これからの自分」もアピールできるようにしよう!今からでも決して遅くないはずだ。
よく考えてみると、話しやすいOBOGばかりから話を聞き、情報も同じ雑誌から抽出していたのではないか?もっと苦手なタイプ人とも話し、視野を広くして情報収集するようにしよう!今からでも決して遅くないはずだ。
よく考えてみると、エントリーの設問一つ一つとしては独立して確実に答えられていたと思うが、大きな流れというか、別人のようにひとつ軸や筋道が定まっていなかったのではないか?もっと、軸の定まった一人の人間として評価してもらえるように、全体と個別を大切にエントリーシートを書いていこう!今からでも決して遅くないはずだ。
よく考えてみると、グループディスカッションではリーダー的役割とは言いながら、自分の意見をどんどん述べてグループ全体の意見を調整を図ろうとしていなかったのではないか?リーダーの役割を果たすのであれば、もっと、自分の意見を抑えてグループが意見を共有し、成果を出すことに神経を集中させることにしよう!今からでも決して遅くないはずだ。
よく考えてみると、グループ面接では、他人との差別的優位性を示すのに、他人の発言内容を受けて言葉にしたり心の中で他人を否定するようなところがあり、それが態度や姿勢として出てしまっていたのではないか?もっと他人を意識せずに自分の本当の良さや自分の考え方が自然に話せるようにしよう!今からでも決して遅くないはずだ。
よく考えてみると、面接では自分、自分、自分、が強すぎて企業の存在を置き去りにしていたのではないか?もっと自分と企業が同じ時間軸や同じ環境の中で意識できるようにしよう!今からでも決して遅くないはずだ。
よく考えてみると、筆記試験対策では、自分の弱点となる問題を捨てて、他の問題に集中するような対策ではなかったか?もっと弱点を徹底的に補強し本当の意味での苦手意識を払拭できるようにしよう!今からでも決して遅くないはずだ。

この世の中には努力しても報われないことがあると思う。なぜ報われないのか?…それはタイミングの問題であったり、まわりのヒト・モノ・カネの事情だったり、カンキョウの変化であったり、ジョウホウの錯綜であったりする。しかしそれを問うたところで何も変化しない。どうすれば報われたのか?…それは「自分が変わること」…それしかない。それこそが、努力しても報われない悩みを解決する唯一の方法であり、人間としての成長でもある。

この先、努力しても報われないことがあれば、ただ嘆き悲しむのではなく、自分が変わることを意識してほしい。この限られた就職活動の期間においては、一日も早くそれに気づくことが大切になる。悩みができたらこの覚えやすい日(2010年1月20日:1と10と20の組み合わせ)の記事に戻って来い!待ってるよ!

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
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2010-01-20 22:53  nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
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就活指令…これからの就活イベントやセミナーをどのように生かすか~徹底的に疑い、多くの人と知り合い、取捨選択する~ [気づきなど]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位に落ち着いている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。やはり決め手に欠けるのか、問題発言が多いのか(笑)、実際には役に立たないのか(冷汗)…なかなか上を捉えられない。つまり、ブログ訪問者は増えているのに、ランキングアクセスが増えないのは…やはり内容の問題だね。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日はこれから活発になる就活イベントやセミナーの活用法について考えたい。基本は、(就活セミナーで何を得るのか?~そろそろ気休めで無駄なセミナーに行くのはやめよう!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-11-29)なので、行くこと自体にあまり賛成していない。しかし、無駄か無駄ではないかはみなさんが決めた方が良いし、無駄だとわかることも幸せなことなので、参加したことがない人は、一度は行った方が良いのかもしれない。

そもそも、就活イベント&セミナーは、企業がリクルート星人などに無駄な?大金を会費として払っているサービスの一つとして、「付けたし」のように実施されているので、中身のレベルは高くない。この大不況で大金を払わなくなった企業も多くなり、必然的にその質は落ちている。実際に中身については、リクルート星人などが大金の多くをピンはねして、別の会社丸投げしている状況である。

そんなことで学生さんの人生に影響を与えるような企画などを提供できるわけがない。これから何度も聞くような企業の採用担当者からの当たり前の話や小手先のテクニックをあたかも手品にように「直ぐ使える…」「内定への近道…」「人事担当者が教える…」などと紹介する無責任な企画が山ほどある。それらを理解した上で足を運んでほしいと思う。そんなことを行ったら、安易に「じゃー止めよ」となるかもしれないので、ちょっとポジティブに「就活イベント&セミナーなどを100倍楽しむ方法」的に書いてみたい。

このような就活イベントやセミナー、あるいは企業による研究会や説明会も含めて、どのような意識を持って臨めば100倍楽しくなるだろうか。それには3つのポイントがあると思う。

まず一つ目のポイントは、就活イベント&セミナーあるいは企業による研究会や説明会に参加して聞いた話について、「疑う姿勢」を持つことである。本当にそうなのか?その方法や情報は全てに適用できることなのか?それ以外の方法や情報はないのか?の姿勢を常に持っておく必要がある。

企業は公式な場面では、良いことしか言わないことが多いし、嘘ではないが本当ではないことを平気で言う。だから、徹底的に疑う。もちろん企業を疑うような発言は慎むべきだが、心の中では「ホントかよ?」と呟く癖をつける。決して、企業の熱いトークに騙されて、こんな人がいる会社なら働いても良いかな~なんて考えないことだ。

いろいろな就活対策セミナーでも、胡散臭い講師が言うことに頷いて「なるほど!」なんて思ってはいけない。「ホントかよ?それって誰にでも使えるの?それ以外の方法はないの?」と眉間にシワを寄せて頷くことなく、睨みつける。これが基本姿勢である。

次に二つ目のポイントは、できるだけ多く人と「知り合う」ことである。企業の人、イベントの主催者、そして何よりも同じ就活生の人と会話をする機会を持ち、知り合いになる。それは、企業の人に覚えてもらうとか、気に入られるなどと偶然を期待するのではなく、その企業のに人がどんな人なのかを知りたい!と思い込み、観察して、会話の機会を待つ。

イベントの主催者には下請けの人も多いが、どんどん話しかけていくうちに特選情報をもらえるかもしれない「単なる係員」と思わず、明るく挨拶をして相談に乗ってもらうぐらいの勢いで接すれば良いだろう。

そして隣に座った就活生、休憩スペースにいる就活生、ひとりでポツンと佇んでいる就活生、先程質問した就活生、ひょっとして見たことがある同じ大学?の就活生、…どんどん声をかけて情報交換する。名刺を持っていると声もかけやすいだろう。そんなお金をかけなくても名刺のフリーソフトを使って手作りの名刺を作れば良い。そんな就活生をライバルとして見るのではなく、共に闘う仲間としてネットワークを広げていく。

そして三つ目のポイントは、会場内で情報を「取捨選択」することである。就活イベントやセミナーでは、様々な資料が配布される。みんなはそれらの資料の収集に躍起になる。でも、どうせちゃんと見ないで、机の上に山積みされることになるのは見えている。そんな資料など何の気休めにもならない。だから、その会場で読んでしまって、必要な部分を(ハサミ持参で)切り取り、(イベント&セミナー用)就活ノートに(糊を持参して)貼り付ける。不要な部分は、その会場で全て捨てて帰るのだ。

とりあえず、全部持って帰ろう!なんて中途半端な気持ちは捨て、意味のある情報を持って帰ろう!という気持ちを大切にしてほしい。今日のイベントやセミナーで得たことは、明日ではなく今日のうちに自分にインプットすることを自覚するのだ。

そんなハサミや糊なんて会場に持っていけないよ!どうして?みんなは普通じゃない就活をするんじゃなかった?(就活でコネと闘う覚悟をする日がついに来た!普通じゃない就活&軸のブレない就活が今日から始まる http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-12-01)誰もやっていないことを率先してやれば良い。会場でハサミと糊を使っている人を見かけたら、そこに奇跡の出会いがあるかもしれない。

そして、就活イベント&セミナーの終了後も、大切なポイントが二つある。一つは、就活イベント&セミナーで疑った情報や方法などについて調べてみる。本当なのか?全てに適用できるのか?それ以外の方法はないのか?インターネット、大学のキャリアオフィス、先輩、友人…いろいろな人に聞いてみる。必ずしも、「答え」は出なくても良い。いろいろな考え方があることがわかればそれで良いだろう。ただし、それらの経過や結果は、就活ノートにまとめておく。

もう一つは、セミナー会場で拾い上げた意味のある情報や方法、疑いの晴れた情報や方法を自分のものとするために、自己分析、企業研究、エントリーシート作成、筆記試験対策、面接対策などにどのように生かせるのかを考えて、就活ノートにまとめることである。

まとめると、就活イベント&セミナー、企業による研究会や説明会では、
会場で、
(1)疑いの姿勢を貫く
(2)できるだけ多くの人と知り合う
(3)そして、得た情報や方法をその場で取捨選択する。
帰宅後に、
(1)疑ったことを調べる
(2)そして、自分の就活の中に取り込む。

わかっただろうか?…いや、そんな直ぐにわかってはいけない。ネッピーの話も疑わなければ(笑)!そして、どんどんコメントして多くの人と知り合い、自分にとっての有効な情報とそうでもない情報をその日のうちに取捨選択する。そしてネッピーの話で疑わしきことについて調べを進め、自分の就活のチカラに変える。これしかない。やっぱり、就活イベント&セミナーなんて行かなくて良いかもしれない。

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2010-01-15 23:02  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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