SSブログ

就活カフェABC!@四谷&@目黒~弱みを強みに変える自信を持て!&企業選択では未来と地球のことを考えろ?! [気づきなど]

先日から、カフェでも飲みながら就活の相談に乗り、具体的な課題を解決しながら、今後の進むべき方向性や改善すべき姿勢を共に考えていく企画「就活カフェABC!」をスタートした。ネッピーの都内での仕事の合間に設定されているため、場所や時間は限られているが、できるだけ就活生のみなさんのリクエストにお応えしていきたいと思っている。この連休明けの時期にこのような企画を始めたのは、この時期だからこそ「自分のことのように考えてくれるコーチ」が必要であり、効果的と感じているからである。「もっと早くお会いしたかった」という意見もあるが、本人の自主性や成長意欲を損なわずに、最後の最後まで諦めない姿勢を失ってほしくないという気持ちから、「今」なのである。「今」こそ、良いコーチを得て、流れを変えるチャンスなのである。就活カフェABCの場所と時間帯の案内は、ツイッターで@anselmotateyamaをフォローしていただければ配信されるようになっている。

さて、今回は「就活カフェABC!」、@四ツ谷、@目黒についての質問やアドバイスについてみなさんと共有したい。


【質問&アドバイス@四ツ谷:資格取得の勉強は学生時代に力をいれたことのテーマとして正しいか?】
状況としては、昨年の12月に資格取得のための試験を受けたが残念ながら不合格。その資格を武器にした就活も考えていたがそれも叶わず。就活も表面的で中身の薄い活動になってしまっている。面接に自信が持てないとのこと。

やはり大学生活での中心がその資格取得のための勉強であったようだ。その他の大学時代の経験を聞いてみると、フットサルのサークル活動と個別指導の塾講師とのことであった。やはり大きな問題は、「結果が出てない」ことだ。もちろん、それが難しい資格であることは理解できるし、資格取得のための予備校にも通っていたということで、頑張ったことは認めてあげたい。でも結果が出ていないと、そのアプローチ、プロセス、メソッドなどはどれも評価できないのが実際のところだ。しかも、資格取得のための勉強は、完全に「個人」の世界である。学生時代に力を入れたことやチャレンジしたことなどで、チームプレーやチームの中での役割分担や課題対応などを重視する企業が多いことからも、不利であることは否めない。

もちろん、人間性を見られているわけで、何が何でも合格やチームプレーを求めているわけではないが、合格しなかった理由はどこかにあるし、チームプレーの経験を優先的に表現しないのは、何かチームプレーに問題があるのではないかと疑いたくなるのが人間の心理である。

やはり、面接に自信が持てないのも、資格取得の勉強の結果を聞かれた時にそれ以上「アピール」できなることも原因のようだ。そこで二つの提案をした。まず、始めに資格試験に不合格だったことに引け目を感じたり、ハンディと思う必要がないということである。資格取得に限らず、クラブ活動やサークル活動での「勝敗」、研究や勉強での「入賞」、塾講師での「合格させる」、販売アルバイトなどの「成績」なども同じことだろう。もっと言えば、就職留年や就職浪人も同じことが言えるかもしれない。もちろん、うまくいった話の方がアピールしやすいと思うが、うまくいかなかったからと言って、声を小さくすることもない。むしろ、良い意味で開き直る勇気を持ってほしいと思う。「思い通りの結果とはなりませんでしたが、この資格取得のための勉強は自分にとってたいへん貴重な時間となりました。時間の使い方、集中力の高め方、休憩・休息のタイミング、頭の柔軟性の鍛え方など、これまでの受験勉強では経験したことのない自分との闘いでしたが、これらの経験は社会に出てからも必ず生かされると思います。結果が出なかったことの教訓も多々ありますので、それらは社会人として生きていく中で克服していきたいと思います。」…むしろニコリと微笑みながら、うまくいったような表情で積極的に話すことだ。隠そう隠そうとすると、それは自ずと態度にも言葉にも出てしまうのだから。

それでは、学生時代に力を入れたことを尋ねられても、資格取得の勉強のことについて良い意味で開き直って表現すれば良いのか?それは違うだろう。面接の中で資格取得の勉強の話題になった時に良い意味で開き直って豊かな表情で話すということであって、学生時代に力を入れたこととして話し方を工夫するということではない。それではどうすれば良いのか?それが二つ目の提案となる。資格取得の勉強に最も力を入れたことが事実でも、結果が出ていない限りは、別の経験を話すしかない。なーんだ。簡単なことじゃないかと思うかもしれないが、本人にしたらそんな簡単なことではない。これまでの就職活動では、資格取得の勉強のことで通してきたので、今更変更なんてできないと思ってしまう。それに、フットサルのサークルも個別指導の塾の講師も、企業の方に聞いてもらえるほどたいしたことはしていないし。

でも、資格取得の勉強のことで、泥沼にはまっていくよりも、フットサルサークルのことを話した方が良いと思う。聞けば小学校の頃からサッカーをしていたという。個人としてもチームとしても楽しめるサッカーを実践するためにフットサルを始めて、楽しい時間を過ごせる仲間を得て、勉強との両立(←資格取得のための勉強を含む)などメリハリの利いた学生生活を実現することができた…という展開にすればどうだろう。個別指導の塾の講師の話でも良いだろう。チームプレーではないが、生徒とのコミュニケーションに関する工夫や難しさ、アルバイトの対価以上の付加価値の高いパフォーマンスの示し方などを聞いてみたいものだ。

自信が持てずに何か引っかかるものを感じながら進んでも、なかなか良い結果はついてこない。スッパッと気持ちを切り替えて、もう一つの自分を追いかけてみたらどうだろう。それと、この就活生が大切なことウィ言っていた。私が「どんな働き方がしたいの?」と尋ねると、「過激な競争が無く、協力関係を築けて、自分自身も切磋琢磨できるような環境で仕事をすること」と返ってきた。とても大切なことであり、小さい頃からサッカーをやっている姿が目に浮かんできた。そのように「未来」と「原点」を結ぶことで魅力が浮き彫りになる時もある。

【質問&アドバイス@目黒:大企業とベンチャーどちらを選ぶべきなのか?】
印刷・出版関係の大手と経営コンサルティング関係のベンチャーとから採用内定通知があり、どちらを選択すべきか悩んでいるとのこと。どちらかと言うと、ベンチャーに傾いているとか。本来ならば、就活の軸を優先順位で並べて比較検討せよ!と言いたいところだが、全く文化の違うこの2つの会社。比較検討しても比較にならないと言うか、そもそもその就活の軸をしっかり再検討しなければならないのではないかと思ってしまう。でも、そういことあるよ。聞いてみると、大きな組織の小さな歯車になるより、小さな組織の中で人と人が深く知り合い、若くして成功して世のために人のためになっていきたいというしっかりとした価値観を持っている。これが最優先ならば、そのベンチャー企業になるのかもしれない。でも、そのベンチャー企業のことを聞けば聞くほど、世のための人のためになっていない雰囲気が漂い、将来的にも世のため人のためになるビジネスモデルを作れないままに貴重な時間が過ぎていくような感覚があった。

本人としてもベンチャー企業の人の言動やビジネス展開に疑問を感じるところがあり、私に相談してきたようだ。説明会や社長の話を聞くと、自分が理想としているようなカルチャーやビジョンが感じられる。本人もビジョンを追いかけてきたので、これ以上ない企業が現われたことになる。自分の直感としても、「これだ!」というものがあったに違いない。それを誰が止めることができるだろう。誰も止められないと思ったから…私が止めることにした。

やはり止めることにした第一の要因は、大手を受けて評価されて採用内定を取っているということだ。特にビジョンを共有できたわけでもなく、たまたま選考が進んで残った企業であり、とうとう最終面接に至るまで自身の目標としたくなるような人間的に魅力のある人材には巡り合わなかったということらしい。ただ、大手ということで、ビジョンを求めながらも心のどこかで「安定」も望んでいるということだろう。それは、決して間違っていると思っていない。手を抜いてもそれなりに報酬を得ることができる「安定」ではなく、心の余裕を生み出して次へのエネルギーを創り出す「安定」は必要だと思う。

しかし、その「安定」を持って止めたのではない。むしろ紙媒体に拘り続ける印刷・出版業界には「安定」も「未来」もなくなってしまう可能性だってあるからだ。「不安定」だけどこれからの「未来」をしっかりと考えていかなければならない「悩める会社」も面白いのではないかというのが大手を薦めた第一の理由である。そう。ベンチャー企業への進路を止めたのではなく、大手を薦めたのである。

大手を薦めた理由は、他にも3つほどある。
説明会や面接を通じて「自身の目標としたくなるような魅力のある人材には巡り合わなかった」という言葉を聞いた時に、私には「チャンス」だと思えた。それなら自分が後輩、いや同輩や先輩にも目標としてもらえるような魅力的な人材になれば良いじゃないかと。実際に私にもそれと関係する経験がある。このブログ、誰が読んでいるかわからないので、あまり大きな声では言えないが…私が以前サラリーマン型の会社員だったころ、私の上にいる上司が超イケテナイ人ばかりだった時がある。人間的に+仕事的に両方イケテナイ。こんな人たちが上司なんて…あ~会社辞めたい…と思ったことが何度もあった。結局、最終的には辞めてしまったんだけど(笑)、部下に信頼され、会社を変えて経営に携わることができ、そしてこうして自分の会社を持つことができたのは、まさにあのイケテナイ軍団のお蔭だと思っている。あのイケテナイ軍団がやっていたことと全く逆のことをやり続けてきたのだから。

これと関連して、よく就活生から聞く言葉として、「説明会や面接で会った人がとても魅力的な人だった」というのがある。私からするとそちらの方に「危険」を感じる。二つの危険だ。一つは魅力的な話を演出している騙し(ダマシ)が入っているという危険、もう一つは、逆に上には上の魅力的な人がいて、とてもとても追いつけず自分らしさが出せないという危険。だから、「自身の目標としたくなるような魅力のある人材には巡り合わなかった」のを是非チャンスと捉えてほしいものだ。人間は楽をするために生きているのではない。成長し、人間として完成するために生きている。そうすれば本当の幸せや楽しみがわかる人間になれると思う。

(大手を薦めた)次の理由は、「初職は小さな会社よりも大きな会社が良い。イメージ的に、その大きな会社から小さな会社への転職が可能で、小さな会社から大きな会社への転職が難しい場合、大きな会社を選ぶべき。」というところである。もちろん、いつも言っているとおり、企業選択では自身の就活の軸や価値観が大切なので、会社の大きい、小さいについては基本的に関係ない。しかし今回のように、確固たる軸や価値観がぶれている場合の選択の場合には、こいいうことも考えなければならないのだと思う。ぶれている学生さんは責められない。人間そんなに確固たる軸で動いている人なんていないし、論理思考で考えるばかりでなく時には直感に頼ることだって大切だ。

(大手を薦めた)もうひとつの理由は、その人の成長のためである。現代日本の就活事情としては、大学3年生、大学院1年生の夏過ぎから活動が始まる。大学に入って2年と数ヶ月でこの世のイケテナイ社会人との接点を持たなければならないのだ。これって、ちょっと短すぎるでしょ?何の根拠があって「短い」と言っているのか、自分でもよくわからないが(笑)、大学のキャリアオフィスでの勤務で大学生との接点を通じて直感的にそう思った。あと2、3年、いや1年でも良い。もう少し大学生活を充実させて就活に臨めば、コミュニケーションの中身も随分違ってくるように思えたのである。だから…社会人になって2、3年は、まだまだ成長の足りない部分を補って力をつけてほしいという思いがある。大きい企業に入れば、研修もあるし、いくら忙しい印刷・出版業界でも土日のどちらかは休めるだろうし、いざとなれば有給休暇だって取得する権利がある。平日の余暇時間を含めて、それらの時間を掻き集め、力をつけるチャンスを自分で見つけることができる。小さい企業に行けば、そんな余裕もなく、働いていることと、生きていることとの関係が見えなくなるほど、仕事のことを考えるようになり、本当の意味での力をつけることが難しくなるのだ。

言っておくが、これらのアドバイスは、その人とのコミュニケーションを通じて生まれたものなので、誰にでも、どんな時にでも通用する方程式のようなものではない。状況によっては、全く逆のアドバイスをする可能性もあるだろう。はっきり言って、その大手の企業の名前が違っていたら、大手を薦めていたかどうかもわからないからだ。その就活生に大手の空気を換えてほしいという思いや、それによって自分ももっと成長してほしいという思いや、その会社に勤め続けるのであればトップを目指してほしいとい思いもあった。結論としては…世のため+人のためになる仕事をしてほしいということかな。自分がありたい姿として、世のため+人のためになることをし、且つ、自分があるべき姿(周りが自分に望む姿)として世のため+人のためになる仕事をしてほしいということでもある。もうこれからは、あなたひとりのための自分ではないのだ。人生のパートナーが、人生のパートナーとの子どもが、日本に人たちが、世界の人たちが、そしてこの地球の環境が、あなたのことを待っている。それが本当のアドバイスなのかもしれない。

このブログでは、みなさんからのコメントや相談を受け付けています。
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-05-12
にアクセスして書き込んでください。内容に問題がない限り、100%回答します。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
あなたの一票が人気ブログランキング・就職部門に登録しているこのブログに投票され、サイトにつながります。決して、人気を上げることが目的ではありません。気持ちを共有できる仲間をみんなで増やして、レベルを上げていきましょう!

TOPページへ


2010-05-27 21:49  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 1

コメント 2

big to

一昨日はお世話になりました。

すでに、自分との面談の内容が記載されていたので、びっくりしました。私自身がまとめなくてはいけないのですが、ネッピーさんが先日の面談をまとめて頂いた内容で、とても私自身の勉強となりました。本当にありがとうございます。

>もちろん、いつも言っているとおり、企業選択では自身の就活の軸や価値観が大切なので、会社の大きい、小さいについては基本的に関係ない。しかし今回のように、確固たる軸や価値観がぶれている場合の選択の場合には、こいいうことも考えなければならないのだと思う。

やはりそうですよね。小さい大きいは関係ないのにもかかわらず、ネッピーさんとの面談の後、結局大手なのかと思ってしまいました。小さい自分に自己嫌悪です。

人生は私自身のものだけではない、この言葉には心から共感しています。本来、私のような学生がネッピー社長のお時間をただで頂くなんて、ありえないことです。ネッピー社長とのこのブログを通じての御縁、そして、また親や支えてくれる人たちがあって今の私自身がいます。

なので、私自身が幸せとなり、周りの人も幸せにしなくてはならないという使命感も就職活動を通じて感じました。

にもかかわらず、結局就職活動の軸はぶれぶれでしたが。(笑)

ブレブレの私なので、だいぶ大手の方向に傾いていますが、もう少し人と合ってから判断したいと思います。

しかし、待っている世界のために、私はいつでも全力を尽くします!!

これからもよろしくお願いします。
by big to (2010-05-28 02:14) 

ネッピー

big to さん
ラーメンゼロ&スタバ(私は豆乳抹茶ラテ)美味しかったですね。
なんといってもラーメンゼロはかえしダレを使わない醤油でも、味噌でも、塩でもないこだわりのラーメン。他にはない味です。しかも国産小麦で打った麺、化学調味料を使わない出汁、燻製状のまさに焼き豚、主張があって、食べ進む時間とともに味が変化するんです。あのラーメンを食べる度に、自分もそうありたいと思います。他人にはない自分、日本を大切にする心、混じり気のない純粋な人間性、そして本物志向であること。就活カフェABC!って自分の勉強にもなります。こちらこそ、貴重なお時間をいただきありがとうございました。これから悩んで、悩んで、悩み抜いて、また大きく成長してください。
by ネッピー (2010-06-01 22:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。