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就活指令…自己PRの高度化計画パート5~具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つけろ!~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位につけている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。今日は打合せで品川シーサイドにいて、就活生をたくさん見かけた。みなさん手帳はしっかり眺めているが、就活全体のスケジュールを立てているのだろうか?あんな小さなスケジュール帳では、「説明会&面接スケジュール帳」となってしまう。あとはプレエントリーやエントリー企業のIDメモとエントリーシートの締め切りが書かれ、合否で○×がつくのだと思う。そんな変な自己満足の就活から脱出するためにも、やはりもう一冊、本当の「自分スケジュール帳」を作ったほうが良いと思う。説明会や面接のスケジュールと睨めっこするのではなく、自己分析、企業研究・分析、エントリーシート作成コンテンツ、筆記試験課題としっかり向き合ってほしい。電車の中の10分さえも無駄にしないようなノートを作ろう。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート6である。パート1~パート5を読んでいない方は、まず読んでいただきたい。そうでないと意味がわからなくなる可能性もあるので。
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-12
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18
パート3(就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-22
パート4(就活指令…自己PRの高度化計画パート4~もう一度自分の原点(ルーツ)を思い出し、そこに立ち戻れ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-24
パート5(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ多く見せろ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-26

今回はパート6として、前回の「大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ広く見せる」のうち特に顕著に発揮された経験について『具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つける』ことの高度化を考えていきたい。

みなさんの自己PRを見ていると、自己PRとエピソードの関係が以下のようなパターンとなっている。
(1)「自己PR」と「学生時代に力を注いだこと(エピソード)」がほぼイコール(100%)の人
(2)「自己PR」で「学生時代に力を注いだこと(エピソード)」が大半を占める(90%以上)の人
(3)「自己PR」の強みを表すいくつかの経験のひとつが「学生時代に力を注いだこと」になる人
(4)「自己PR」の強みを表す具体的エピソードが「学生時代に力を注いだこと」になる人
(5)「自己PR」の強みを表す具体的エピソードが「学生時代に力を注いだこと」にならない人
(6)「自己PR」のエピソードをわざと「学生時代に力を注いだこと」と被らないようにしている人
(7)「自己PR」で具体的なエピソードを書いていない人

パート1~パート5を読んでいただくと、ほぼ判定がわかると思う。
(1)×:自己PRはこれまでに生きてきた20年間で育まれた、人間性、行動特性、価値観について他人との差別的優位性をアピールする場である。「学生時代に力を注いだこと」とイコールの関係ではない。
(2)×:導入文の自分の強みや特徴以外は「学生時代に力を注いだこと」になっている。同上。
(3)○:自分の強みが「学生時代に力を注いだこと」に発揮されているのは自然なこと。
(4)△:「自己PR」と「学生時代に力を注いだこと」が独立した設問である時は、話が被る可能性が高く、人間としての幅の広さを示せない。ただし、面接の時は○になる。
(5)○:学生生活の幅の広さを示すことができる。
(6)△:わざとやると本当の強みが伝わらないので注意が必要。
(7)×:具体的なエピソードがないと強みをイメージできない。

ということは、エントリーシートでの自己PR(つまり「学生時代に力を注いだこと」と独立している場合)は、わざとらしさに気をつけながら、「学生時代に力を注いだこと」とは別の具体的エピソードを準備した方が良いということになる。逆に言うと、面接やエントリーシートで「学生時代に力を注いだこと」がない場合には、自己PRの具体的なエピソードとして「学生時代に力を注いだこと」を準備しなければならない。ということは…この時点で二つ自己PRを準備しておかなければならないことになる。

それでは「具体的なエピソード」とはどの程度具体的であることが求められるのだろうか。みなさんのエントリーシートの自己PR、長所、自分の特徴には、「学生時代に力を注いだこと」で書くコンテンツ(目次)のほとんどが書かれている。強みや特徴をアピールしないといけないに、「私のはこの経験から全員で力を合わせることの大切さを学びました」などで締めくくられている。おいおい!あなたと他人の決定的に違うところはどこよ?と聞いているのに、「学びました」とは何事だ!大切さを学んだことが大きな違いなのか?力を合わせることが大切だと気がつくのは小学生のレベルじゃないか!というとになってしまう。

そもそも具体的なエピソードが問われるのはなぜなのか?それは、パート3で示した導入文での自身の「強み」や「特徴」をより的確にイメージさせるためである。そのイメージによって、パート5で示したどのような経験においても、その「強み」や「特徴」が発揮されていることもイメージさせ、その「強み」や「特徴」がこの会社でも発揮されることを確証させるためである。

わかりやすく言うと、「粘り強い人」が、学生時代でのボランティアの「粘り強さ」を伝えることでそのシーンが強くイメージされ、その前にボランティア以外に伝えた「長期インターンシップ」「ゼミコンテスト」「カフェのアルバイト」などにもその粘り強さが発揮されることを同時にイメージでき、この粘り強さはこの会社に入っても粘り強く営業(あるいは研究)に生かされるの間違いなさそうだ!となるわけだ。

それでは「より的確にイメージさせる」ためには「何を」「どのように」伝えれば良いだろう。
まず「何を」伝えれば良いのか?である。
ポイントは「正確」ではなく「的確」だ。「正確にイメージさせる」だと、とても細かい瞬間的な実話を話さなくてはならない。「ある時、店長が店におらず自分が仕事を任された時…」などのほとんど偶然に近い内容になる。そう。みなさんがよくエピソードとして書いていることだ!みなさんは、「正確にイメージさせる」ために必死になって書いていたのだろう。でも違う。正確ではなく、的確を追いかけるのだ。

「的確」にイメージさせるためには、その強みや特徴が表れている「パターン」を特定することだ。例えば、ボランティアで言うと、粘り強さが発揮されているのは「行き詰まり」のパターンであり、現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり…いろいろな「行き詰まり」のパターンを粘り強さでカバーしていたのである。そして、長期インターンシップ、ゼミコンクール、カフェのアルバイトでも「行き詰まり」のたびに、その驚異的な粘り強さを発揮して窮地を救ってきたのである。

その強みや特徴は四六時中フルに発揮されるわけではないと思う。必ずフルに発揮されるパターンがあるはずだ。それを見つけてほしいと思う。「行き詰まり」にとらわれず、「成功」に発揮されるパターンもあれば、「周囲との絆」に発揮されるパターンもあれば、「自分と周りの成長」に発揮されるパターンもあれば、…そのパターンはこの世の人の数だけある。

「より的確にイメージさせる」ためには
もう一つはどのように伝えるか?である。
「それは粘り強いよね~そんな人なかなかいないよ!」と声を掛けられるぐらいに伝えなければならない。「よくそこまでできたもんだね」「そのこだわりはどこからくるの?」「最近でもそんなことあった?」などの言葉が続くぐらいのことを伝えなければならない。

…と言うのは簡単だが、どう言えば相手がそんなことを思ってくれるのだろうか?答えは簡単…「普通の人ならやらないということを表現する」これしかない。しかし、嘘をついて普通の人ならやらないことを言ってもダメだ。なぜなら、その「普通の人ならやらないということを表現する」のは、「とても普通の人では考えつかないこと」なのではなく、「誰もが気がつきそうでやれそうだけど実際に行動に移せる人はそんなにいないだろうな~」ということだ。

自分は大きな経験をしてこなかったとか、普通の人よりも優れた能力がないとか、そういう問題ではない。誰にでもできることだけれど、なかなかできていないことや行動に移せないていないことを捉えるのだ。

例えば、粘り強さが様々な行き詰まりを救ってきたとすると、「粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなの力を借りてマイナスやゼロを一気にプラスに転じる工夫をした。」等が考えられる。「これうまくいったら…面白くなるよ!乗らない?…乗った!乗った!」ってな感じだ。普通は面白くなると思ったら人には言わず自分だけで独り占めしたくなる。そこをみんなから少しずつ力を借りて馬鹿力に変える戦法だ。

具体的なエピソードでは、その人の強みや特徴をより的確にイメージさせるパターンと普通の人ができそいうでやらないことを表現できればそれで良いということである。それによる「成果」は付け足し程度でよい。なぜなら、その強みが発揮された経験による「成果」は、差別化を図れないからである。粘り強くても、粘り強くなくても、英語力は伸びるからである。「英語力が伸びました!」とアピールされても、それならもっと英語力が伸びた人、ほとんどネイティブの人もいるのでそちらを採用しますよ、となってしまう。

それでは、前回のパート5の例で、具体的なエピソードを当てはめてみるとこうなる。
「最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。[強みのルーツを特定]・・・この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、学内でのゼミナールコンテストでのとりまとめと入賞などをあげることができる。[ココから]特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった。現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボランティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。[ココまで]…[今後の強みに関連したビジョンを設定]。」

そして、エントリーシートの前後の設問や面接に備えて、ボランティア活動のところを、長期インターンシップでも置き換えれるようにしておく。

自己PRに「完成」はない。まだまだ本当の自分のことを言い表せていない。上辺だけで、その場凌ぎの、無難なPRをしている。なかなか買ってくれないお客さんの前で当たり障りのないの売り込みをしていても、確実に売れないのだ。毎日、毎日、自分の深みを追及していけば、いつかそれをわかってくれる人、感じてくれる人、気付いてくれる人が必ず現われる。それこそが、内定への近道なのではなく、幸せに続く道なのだ。言うまでもなく、内定や採用は幸せに自ずとついてくるから安心すると良い。

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2010-01-28 23:56  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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