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就活指令…自己PRの高度化計画パート5~大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ多く見せろ!~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位を独走状態である( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。今回からアマゾンのアフィリエイトを使ってお薦めの書籍やDVDの広告を出してみた。就活や息抜きとして活用していただければ良いと思う。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート5である。パート1~パート4を読んでいない方は、まず読んでいただきたい。そうでないと意味がわからなくなる可能性もあるので。
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-12
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18
パート3(就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-22
パート4(就活指令…自己PRの高度化計画パート4~もう一度自分の原点(ルーツ)を思い出し、そこに立ち戻れ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-24

今回はパート4として、「大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ広く見せる」ことの高度化について考えていきたい。みなさんが書いている自己PRを見ていると、ルーツやビジョンがなく、導入文もかなりイケテナイが、不思議なことにその強みが発揮されたエピソードについては必ず書かれている。でも、残念ながらそれもイケテナイのが現状だ。一つのエピソードが飽きるほどに延々と続くのである。

違うだろ?エピソードが知りたいんじゃない。あなたの誰よりも優れている人間性、行動特性、価値観を知りたいんだ。それが飲食店でのアルバイトであろうが、ボランティアサークルであろうが、地域社会のフィールドゼミであろうが、そんなことはあまり関係がない。誰よりも粘り強い人は雇いたいと思うが、飲食店のアルバイトで苦労した人を雇うかどうかはわからない。エピソードがなくても良いといっているのではない。エピソードの表し方が、「粘り強さ」を証明できるように、一点突破ではなく、東西南北の外堀を埋める必要がある。

そろそろ、リクルート星人好みの一点突破のエピソードから脱却して、その強みの恒常性を見せることを考えてほしい。もう時間がないぞ!今の一点突破のこだわりを捨て、一からいやゼロから自分の本当の強みをいろいろな経験から考えみてほしい。

パート3を振り返ってみると、「粘り強い人」をもう少し差別的優位性のある文章にしてみると、「最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている」であった。

その強みが大学時代に発揮されたのは、どんな経験だったのだろうか?みなさんも自分の強みで考えてみてほしい。ここではできるだけ大きな経験(時間とエネルギーの積)順に10の経験をあげてみる。ただし、同じ経験での違う活動は2つまでとする。
(1)ボランティアサークルでの執行部としての活動
(2)ボランティアサークルの活動全般
(3)長期インターンシップでのグループ活動(3回生)
(4)ゼミのコンテスト参加・入賞(3回生)
(5)カフェでのアルバイト(3年間)
(6)新入生支援ボランティア(2回生)
(7)学園祭実行委員としての活動(1回生)
(8)低回生サブゼミでの活動(1回生)
(9)ゼミの活動全般(3回生)
(10)低回生時の友人との温泉旅

みなさんは10の経験をあげることができただろうか?ある会社では100の経験を書かせて100点満点で採点するという。この試験のアイデアは素晴らしいと思う。みなさんのアピールする強みが本当の強みかどうかを試されるのだ。一つの最も力を注いだことから逆算して自分の強みを書いている人は、10どころか2つ目も書けないかもしれない。

上の「低回生時の友人との温泉旅」などはかなり苦しいが、旅行の中で様々なピンチを乗り切ってきたとすればそれでも良いだろう。しかし、10の経験を書けない人は、自分の強みを再度考え直した方が良いかもしれない。上のパート1の記事をしっかりと振り返って、本当の自分の強みをしっかりと見直してほしい。今なら未だ間に合う。

見直す人のためにパート1に付け加えて、もう一つの方法を紹介すると、10の経験からの逆算である。常日頃から「経験から逆算するな!」と言っているが、この時期になるともう時間がないので、唯一許される逆算ということにしておきたい。一つの経験からの逆算は非常に危険であるが、10の経験からの最大公約数的な逆算は許されるということだ。まずは、強みや特徴などを考えずに、大学時代に力を入れて取り組んだことを10あげてみて、その中で自分が発揮した人間性、行動特性、価値観(パート1参照)を整理してみる。10のうち7つ以上の共通した人間性、行動特性、価値観があれば、それが自身の強みや特徴である可能性が強いということになるだろう。

さて、上のように(1)~(10)の経験が並んだところで、その強みがどのように発揮されたのかを簡単に整理してみる。
(1)ボランティアサークルでの執行部として海外フィールドでの活動の責任を持ち、成功できたこと
(2)ボランティアサークルの3年間の活動を通じてみんなと協力して多くの人に笑顔を与えることできたこと
(3)長期インターンシップを通じてグループとして企画営業を担当し営業報告書マニュアルを完成させることができたこと
(4)ゼミのコンテストのテーマに関する調査、分析、整理、プレゼンを取りまとめることができ、結果につなげることができたこと
(5)カフェでのアルバイトを通じて、リーダーとして新人アルバイトの教育を任されて、店全体としてのモティベーションをあげる雰囲気作りに成功したこと
(6)新入生支援ボランティアとして、学生の生活面と勉強面での不安を取り除くための対話を大切にして、対象の新入生全員の居場所を見つけることができたこと。
(7)学園祭実行委員として大イベントのスケジュール管理をアシストする役割を任されて、先輩のニーズ応えて迅速に且つ丁寧な作業を徹底できたこと。
(8)ゼミの活動を通じて、パートリーダーとして研究の方法、プレゼンテーションの方法、意見共有の方法などについて先生やゼミのリーダーと協力して統一化を図ることに貢献できたこと
(9)低回生サブゼミでの活動のサブリーダーとして学園祭などの大きなイベントでの取り組みをまとめて、クラスの融和を図ることに成功したこと
(10)低回生時の友人との温泉旅を通じて、スケジュールと予算の管理を買って出て、いろいろなピンチを乗り越えながら想い出に残る旅行ができていること(現在進行形)

上から順番に3つほどを同系のトピックを避けながら選択する。(1)と(2)が同系なので、(1)+(2)、(3)、(4)を選択する。そしてその中から、もう少しだけ詳しく説明したいことを選択する。上の場合は(1)になるだろう。もちろん、これらの選択は、企業によって多少変化させても良いが、企業に合わせ過ぎて大きく変化させてしまうと軸がブレて個性が失われるので注意が必要である。また、(5)~(10)は今は使わないが他のエントリーシート項目や面接で使う機会が出てくると思う。

みなさんとしては3年間継続した(5)を入れたいと思うかもしれないが、やはり大学生なので学校に近い取り組みをより優先させるべきだろう。もし(5)と(4)が逆であっても、私ならカフェよりもゼミのことをアピールするだろう。

つまり文章的にはこうなる。上の文章をさらにわかりやすく且つ簡略化することも大切だ。
『…この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、学内でのゼミナールコンテストでのとりまとめと入賞などをあげることができる。特にボランティア活動での執行部としての経験では…』
というように続いていく。あとはみなさんの得意のパターンである。でも、そんなに詳しく説明する必要はないし、文字数も足らないだろう。企業側が求めているのは、その強みや特徴が、入社してからも存分に発揮されることなので、その強みや特徴をイメージできる程度で良いと思う。

もう時間がない。焦らして申し訳ない気もするが、本当に時間がないのだ。みなさんが思っている「こんな程度で良いだろう」と思っている内容では、この100年に一度の大不況を乗り越えるには相当の時間がかかる。このブログを読んでくれていて、ここまで読み続けてくれている人は、必ず乗り越えられると信じているが、その時期が問題なのだ。いつかは乗り越えられても、2月~5月に乗り越えられないようでは前途が厳しくなる。

今はただ、自分の現在の文章に固執せずに、頭を柔らかくして、本当の自分を見つけてほしい。みなさんが、大学のキャリアセンターで見てもらった自己PR、有料セミナーに参加して完成させた自己PR、先輩に見てもらってアドバイスを受けた自己PR、OBOGに評価してもらった自己PR…申し訳けないが、それでは企業が「この人に会ってみたい」「この人と働いてみたい」と思わせる自己PRにはならない。とても残念なことだけど、大学のキャリアセンターには本当に社会の第一線でしのぎを削った人は少ないし、有料セミナーの講師はリクルート星人に代表されるように幸せと成功の区別がついていない人が多く、アドバイスをくれる余裕のある先輩やOBOGではまだまだ社会人としての力がなくコトの本質を見極められない。

それでは誰を頼れば良いのか?それは自分でしかない。このブログを含めいろいろな人の言うことを「参考程度」にして、あとは「自分」が全てを決めていくのだ。問題はそのいろいろな人に無責任な人が多いので気をつけてほしいと思っている。私はこのブログを書き続ける限り、みなさんに対して大人として責任を持つつもりだが、それもあと何日続くかわからない状況になってきた。

「自分で探す」「自分で気づく」「自分で変える」…自己PRの高度化のヒントはこれらの言葉に凝縮されている。一日も早く探し、気づき、変われ!

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
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2010-01-26 23:09  nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
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コメント 3

カオル

本日はお忙しい中ところ面談の機会を下さり、どうもありがとうございました。
焦らないといけないのに、ぬるい就活をしている自分が情けないです。
この悔しさをばねにして、せっかくの面談が無駄にならないように1日でも早く探し、気づき、変わります!
残り少ないかもしれませんが、これからもブログを参考にさせて頂きますのでよろしくお願いします。

by カオル (2010-01-27 22:41) 

ネッピー

カオルさん
面談お疲れ様でした。
こちらが一方的に話すシーンが多くなり、思っていることを話せなかったのではないかと反省しておりました。どんな自分も受け入れて、どんな自分にも誇りを持ってください。どんなときも、応援しています。
by ネッピー (2010-02-01 23:52) 

履歴書の自己pr

いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
by 履歴書の自己pr (2010-08-06 20:13) 

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