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就活指令…優良企業の条件パート4~リスクを管理できている会社を選べ!~ [志望動機・志望理由]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位に定着してこのブログへの訪問者数を伸ばしている。( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。現在、自己PRの高度化計画と優良企業の条件を日替わりで提供している。しかし、みなさん余程優良企業ではなく有名企業に入りたいだけなのか(笑)、優良企業の条件の記事の訪問者数やアクセス数は、自己PRの高度化計画の約半分、評価も決して高くない。

一人でも多くの人にこのブログに気づいてもらい、読んでもらい、幸せへの道を見つけてもらいたいと思っているので、できれば訪問者数やアクセス数は減らしたくない。しかし、本当に幸せになる優良企業を射止めてもらいたいので、あえて訪問者数やアクセス数などは気にせずに、優良企業の条件をお伝えしたいと思う。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今回は優良企業について考えるパート4である。パート1~パート3を読んでいない方はまず、
パート1(就活指令…優良企業の条件パート1~経営理念が明確で浸透している会社を選べ!~http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-19
パート2(就活指令…優良企業の条件パート2~論理的思考で考え抜いている会社を選べ!~
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-21
パート3(就活指令…優良企業の条件パート3~客観的な視点を積極的に取り入れている会社を選べ! http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-23
を読んでほしいと思う。

パート1~パート3でも書いたが、まず優良企業と有名企業は違う。有名企業でも優良企業ではない会社は山ほどある。また、今回の「優良企業」は「みなさんが幸せになるための自分にとっての優良企業」と絶対的イコールでもない「一般的な優良企業」を指す。一般的な優良企業、つまりイケテル企業とは、財務状況(収益性、安全性、成長性)、競争力、自社評価と第三者評価に優れた会社である。そしてそれらの評価軸によって毎年のように抽出される会社には、大きな共通点があることがわかってきた。

その共通点が、パート1の「経営理念が明確で浸透している」であり、パート2の「論理的思考で考え抜いている」であり、パート3の「客観的な視点を積極的に取り入れている」であり、今回のパート4の「リスクを管理できている」である。

まず、この「リスク」という言葉が難しいので、経済・経営専門的には正確ではないかもしれないが、わかりやすく説明することを第一に考えたい。まず、一般的に「リスク」と言うと「危険」や「危険性」と考えると思う。この「危険性」の高低について、その危険が起こる「可能性」の高低で判断してリスクを測ることになる。危険性が高くても可能性が低ければリスクは低く、危険性が低くても可能性が高ければリスクは高いことになる。

一方、経済・経営的に言うところの「リスク」は危険性ではなく、「不確実性」で測られる。例えば、ある企業が類似品の存在しない新製品を開発して販売したときは、不確実性が高いためリスクが高いという。しかし、その製品が売れない場合に会社の経営状態が悪くなることについては、そのリスクには含まれない。なぜなら、その製品が売れない場合に会社の経営状態が悪くなることは確実性が高いからである。

それでは、優良企業がリスクをどのように管理しているのか5つの特徴を見ていきたい。ここでもわかりやすいように、みなさんがサークル活動を運営していることを例として考えてみたい。

まず一つ目は、キャッシュフローの範囲内で研究開発や投資を実施し、健全な経営を実行している。キャッシュフローなどと言われてもわからない人も多いと思うので、「現金収支」と考えればよい。例えば、サークル活動を運営している現金が現在10万円あるとする。ただし、今月末に会議室利用料など2万円の支払いが残っている。ここで来月末のイベントに向けて計画する場合に、今月末の現金残高8万円、来月始めにサークルメンバーから集める参加費10万円のうち確実に徴収可能なメンバー分の7万円、イベントでの確実な売上予測5万円、計20万円を予算(キャッシュフロー予測)として考える。そしてこの20万円をフルに活用して最大の計画を作っているサークルが優良サークルの一つの特徴となる。優良でないサークルは、メンバーの参加費の可能性などは考えず、イベントでの収入も最大額を見込み、さらには再来月の参加費までを当てにして、不確実性の高いリスクの高い計画を作ろうとするであろう。あるいは予算などは考えず、昨年と同じ規模の計画を作るかも知れない。これも不確実性が非常に高くリスクが高い行為となる。

企業研究としては、その企業のキャッシュフローを正確に読み取ることができれば良いが、それもなかなか難しいことなので、日経ビジネスなどの経済雑誌などで投資やプロジェクトの情報を入手する。そこには、それらの資金の調達先や売上予測などについて第三者的に評価されているので、確実な資金手当てのもとで健全な経営が実行されている会社かどうかを判断することになる。その記事の見出しをみれば、直ぐに判断できると思う。

二つ目は、可能性とリスクのバランスを考えて実行している。先程、危険性と可能性について説明したが、「不確実性」についても「可能性」を考えるということである。ある企業が類似品の存在しない新製品を開発して販売したときは、不確実性が高いのでリスクは高いことはしっかりと受け止めるが、同時に現在の市場のニーズからも損失の可能性が低い場合は、プロジェクトを推し進める姿勢を取っているということだ。

サークル活動として考えれば、ダンスサークルとしてこれまで大学生の誰もが取り入れていないプログラムを披露するためにイベントに20万円を投入するのはリスクは高いが、新しいプログラムを実行することで新しいことを求めている客層を確実に見込めることでの5万円の収入とのバランスを考えて実行に移すことができるということである。

企業研究としては、会社のブローシャー(刊行物)や経済雑誌などで、投資やプロジェクトがリスク(不確実性)を受け止めた上で、可能性について追求した結果の実行であるかどうかを観察する。

三つ目は、事業リスクの責任者を明確にしている。リスクの分析による最終的な投資やプロジェクトの実施の責任は経営マネジメントにある。イケテナイ会社では、その責任をプロジェクト実施者に委ねているケースも少なくない。責任を持って仕事をやり遂げることと、事業のリスクを負うことは全く違う。不確実性の高いことを読みきるのは経営マネジメントの責任であり、それに応じた報酬や待遇が与えられているはずである。

サークル活動として考えれば、ダンスサークルのイベントを実施することを最終的に判断するのはサークルの幹部であり、そのことがサークルの約束事として明文化されている状態である。

企業研究としては、会社のブローシャー(刊行物)などで成功体験の話に出てくる「相談に乗った人」「意思決定した人」「責任を取った人」などに経営マネジメントの姿が出てくるかどうかを確認すると良い。

四つ目は、事業ポートフォリオ(資産構成、安全性や収益性を考えた有利な分散投資の組み合わせ)として、「安定」と「成長」に分散させている。ちょっと難しいと思うが、要するにあまり(一般的な)リスクを冒さずに安定して稼げるところと、少々(一般的な)リスクを冒して大きく稼げそうなところをうまく組み合わせるということだ。イケテナイ会社の中には、完全に安定から脱却して、成長にシフトするところも多い。成長が本当に成長を継続できれば良いが、安定を排除してしまうとリスクばかりが高くなってしまうということだ。

サークル活動として考えれば、ダンスサークルとして学園祭、入学式、卒業イベント、学内での同系サークルイベントなどの「恒例イベント」と外部でのパーティー、イベント、コンクールなどの「不定期イベント」を分けて考えている。恒例イベントの延長上に不定期イベントを置くようにして、不定期イベントのリスクの軽減している。

企業研究としては、現在の事業実施について、安定基盤と成長事業を分けて考えているかを分析してみる。安定基盤の排除や脱却などのリスクが高くなることを考えていないかについて注目する。

五つ目は国際事業展開による事業リスク(不況リスクや為替リスクなど)を分散させるような工夫をしている。これについては、サークル活動の例は当てはめられない。企業研究としては、企業の国際展開について調べてみよう。直営支社→子会社(現地法人)化→独立企業→ネットワーク企業の成熟度を確認すれば良い。

こうして見ていくと、イケテル企業は、
リスクを受け止め、
負えるリスクの範囲で実行し、
リスクの責任や対処を覚悟している。

みなさんの憧れている企業は、これまでの実績の中で、そして現在、それから今後、
どんな不確実なリスクを受け止めてきただろう?受け止めているだろう?受け止めることになるだろう?
その中でどんなことを最大限に実行してきただろう?実行しているだろう?実行することになるだろう?
そして誰がどのような責任を負い、対応策を講じてきただろう?講じているだろう?講じることになるだろう?

これらは、志望理由や志望動機を作成する上での大切な視点でもある。なぜなら、みなさんは、その志望する企業で、
リスクを受け止めたいと思っているし、企業としてもリスクを受け止めてほしいと思っている。
負えるリスクの範囲で実行したいと思っているし、企業としてもそれを確実に実行してほしいと思っている。
リスクの責任や対処を覚悟したいと思っているし、企業としても覚悟してもらいたいと思っている。

企業としては、企業の良いところばかりを捉えて志望してほしい(志望動機を作ってほしい)とは思っていない。むしろ企業の弱点やこれからのリスクを理解した上で、会社のことを好きになってほしいし、これから会社のために貢献してほしいと思っている。それこそが、相思相愛の志望動機を作るヒントである。

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2010-01-25 23:42  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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