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就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ [自己分析]

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さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート3である。パート1とパート2を読んでいない方は、
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-12
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18
を読んでいただいた方が良いだろう。

今日は自己PRの始めの文章である自己PRの導入文について見ていきたい。自己PRに限らず、エントリーシートの導入文は、その設問や大げさに言うとそのエントリーシート全体に影響を及ぼすぐらい重要な文章となる。

「私は人とのコミュニケーションを大切にする人間です。」…自己PRなので「私」は要らないし、「人間」なのは当たり前なので書く必要はない。そんなことどうでもよいが、書かないといけないことが書かれていない。どのようなコミュニケーションを大切にするのか?ということだ。言ってしまえば、人とのコミュニケーションを大切にするのは当たり前の話なので、それには何の意味もないということだ。

誰を対象にしたコミュニケーションなのか?人間性、論理性、対話力のどれを重視したコミュニケーションなのか?そのコミュニケーション力が発揮されるのは、コミュニケーションのキャッチボールでの自分がボールを持っている時か、相手がボールを持っている時か?コミュニケーションの段階は、知り合うタイミングなのか、相互理解の段階か、協同の段階か、どこに強みがあるのか?

「コミュニケーション」と言うのは簡単であるが、この言葉の奥は深い。それはこの言葉だけでなく、みなさんが良く使う「粘り強さがある」「好奇心が強い」「問題発見・解決力がある」「目標設定・達成力」なども同じことである。アピールしたいのは、どんな粘り強さなのか、どんな好奇心なのか、どんな問題発見・解決力なのか、どんな目標設定・達成力なのか…しっかりと自己分析を進める必要がある。

それでは導入文にはどのような内容を書けばよいのだろうか。それはその強みや特徴にもよるが、基本的には5W1Hを考えてみると、ある程度具体的になる。例えば、「粘り強い」人で考えてみよう。

HOW:どのように粘り強いのか?→最後まで諦めない、他人が驚く、結果につながるなど
When: どんな時(タイミング)に粘り強いのか?→ピンチの時、結果が欲しい時、周囲のパワーが落ちる時など
Where: どんな場所や空間で粘り強いのか?→一人よりも多くの人が集まる場所
Who: 誰に対して粘り強いのか?→特に自分を認めてほしい人の存在に対して
What: 何に対して粘り強いのか?→少しずつでも目に見えてくる結果に対して
Why: なぜ粘り強いのか?→存在感を示したい、直ぐに限界を認めたくない、自分の自信につながるなど

このように見ていくだけでも、自分の粘り強さの実態が見えてくる。しかし、これらの答えを全て導入文に書けばよいかというと、そうではない。これらの全てを書けば、確かに他人との差別的優位性が見えてくるが、文章にすると結局何を伝えたいのか自分でもよくわからなくなる。そこで、これらの答えの中から、自分が伝えたいこと、つまり他人との差別的優位性が示せるキーワードを選び、誰が聞いてもわかる導入文の案を作ってみる。

例えば、上の例で伝えたいキーワードを選択すると、
最後まで諦めない
結果につながる
ピンチの時
周囲のパワーが落ちる時
存在感を示したい
自分の自信につながる
だとする。

これで例えば導入文を組み立てると、
『最後まで諦めず、結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、特にチームがピンチの時や周囲のパワーが落ちた時に発揮され、周囲への存在感を示し、それが自分の自信ともなっている。…』
ということになる。

これでも、「私は粘り強い人間です」よりも随分差別的優位性が顕著になったと思うが何かが足りない。いつも、導入文の作成でアドバイスしている3つの要素は、「わかりやすさ」「慎重さ」「力強さ」である。5W1Hによって、「わかりやすさ」と「慎重さ」はある程度充足したと思うが、「力強さ」が足りない。

ちょっと力強さを込められるようにリアルな自分を考えてみる。単なる言葉の技巧ではなく、その一つ一つの言葉について、自分の強みが発揮されている場面を思い出してほしい。よく思い出してみると、
最後まで→最後の最後まで
結果につなげること→周囲が求める結果につなげることができる
特に…ピンチの時や→チャンスの時もピンチの時も…遺憾なく
周囲への存在感→周囲にオンリーワンな存在感
自分の自信→自分の自信と成長につながっている
であった。

『最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。…』
が導入文として考えられる。ただし、これはエントリーシートでの自己PRであり、面接の時はもっと相手に伝わる自己PRが必要になるので注意してほしい。(就活指令…エントリーシートと面接での自己PRの違い~フォーカス&ディープでエントリーシート以上にオリジナルのある面接での自己PRを完成させよ! http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-05

このように自己PRの高度化の鍵は、結局、自己分析の深さなのだ。あれだけ「自己分析!自己分析!」と言われ続けたみなさんも、なぜか超表面的に自己分析を終えてしまい、学生時代に力を注いだことを自己PRとしてすり替えてしまっている。どのように粘り強いのか?どんなタイミングでその粘り強さが発揮されているのか?どのような空間で粘り強いのか?誰に対して何にたいして粘り強いのか?なぜ粘り強いのか?…そんな面倒くさいことを考えたくないのだ。実際になんとなく粘り強かったことを学生時代に力を注いだことで言ってしまった方が楽なのである。

もちろんイケテナイ企業では、「自己PR=学生時代に力を注いだこと」でOKの会社もあるだろう。でもよく考えてほしい。表面的なことで判断する会社では、入社してからもあなたのことを表面的にしか考えてくれない。もっと言えば、その企業は世のため人のために貢献することを表面的にしか考えられない会社なのだ。内定さえ取れれば、そんな会社でも満足か?私たちの人生が200年に延びるのであれば、表面的な30年以上も無駄ではないかもしれない。でも最大でも80年ぐらいの人生で人間として完成されるレベルに到達するためには、貴重な時間をそんな表面的な人生に使うわけにはいかない。…導入文は命ほどに重いのである。

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2010-01-22 22:20  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

charisma

お疲れ様です

導入分は命よりの尊いですか

なるほど
うまいこといいますね
言葉を借りますが
最近本当に就活に対して
ただ表面的な内定を取るだけじゃなく
自分に合った(=not 表面的)な企業が
本当に幸せになるのだと
考え、行動しています

僕はその命ともなる導入分に悩んでいたので
参考にさせてもらいます!!

by charisma (2010-01-23 04:01) 

ネッピー

charisma さん
コメントありがとうございます。意識の変革に役立っているようで良かったです。導入文は複雑になり過ぎると、それはそれで意味が不明になりますので。一つの文に収めようとせずに、二つの文に分けて表現することも大切です。三つになると、導入が長すぎて本文の効果が失われるので、その点は気をつけてください。
by ネッピー (2010-01-25 17:13) 

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