SSブログ

就活指令…優良企業の条件パート1~経営理念が明確で浸透している会社を選べ! [志望動機・志望理由]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で1位の尻尾が見えてきた( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。やはり自己PRは、自分で考えて、自分の言葉で、自分にしかない良さを示さないとダメだというとにようやく気づき始めたのかな?そのとおり。自己PRの最終形は今まで聞いたことがないもの、どこにも載っていないものになるはずだ。自己PRを進化&高度化させて一日も早くコピーの世界から脱出しよう。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

昨日は、ゴミ以下の人からこのクリック?の趣旨をゴミ扱いされるコメントを受けたが、その趣旨に嘘偽りは一切ないのでコメントを削除せずに堂々と放置することにした。(当面そのつもりはないが)もし商売する時は、高らかに宣告するのでご安心を。

さて、今日は、優良企業について考えたい。毎回、うるさいまでに言うことだが、まず優良企業と有名企業は違う。有名企業でも優良企業ではない会社は山ほどある。また、今回の「優良企業」は「みなさんが幸せになるための自分にとっての優良企業」とも違う「一般的な優良企業」を指す。一般的な優良企業、つまりイケテル企業とは、財務状況(収益性、安全性、成長性)、競争力、自社評価と第三者評価に優れた会社である。そしてそれらの評価軸によって毎年のように抽出される会社には、大きな共通点があることがわかってきた。それを何回かに分けて考えていきたいと思う。

今日は、その第一回目として企業理念について見ていこう。つまり、「優良企業では、経営理念が明確で、末端に至るまで浸透している」ことについて考えていく。

まず、経営理念が明確であるかどうかについてである。ところで、「経営理念」って何だろう?辞書には、「企業の目的・性格・基本となる考え方」と書いてある。これでは少しわかりにくいので、経営学的な定義から考えてみよう。私は経営学の専門性はなく、MBAの先生方にお叱りを受けるかもしれないが、経営者の端くれとして経営的視点で「経営理念」を定義したい。

私の見解としては、経営理念は、
(0)前提条件として、「企業に深く刻み込まれた道筋であり、簡単には変えれないもの」である。
(1)その企業がなぜ存在するのか(ミッション:使命)
(2)その企業はどうありたいのか(主観的ビジョン)
(3)その企業はどうあるべきなのか(客観的ビジョン)
(4)その企業が何よりも大切にするものは何か(価値観)
が明確にされていることだと思う。

そんなことは今まで考えたことがなかったと思うが、志望動機などで「貴社の経営理念に共感し…」などの文面を見たことがあると思う。これだけではイケテナイ文章なのだが、確かに経営理念に共感できるぐらい経営理念について知っておくことは大切なことである。

その企業はこの世のため、人のためにどのように役に立つために存在しているのだろうか?
人や企業にモノを与えて豊かさを生み出すため
人や企業からカネを預かって新たな価値を生み出すため
人や企業にジョウホウやサービスを与えて満足を生み出すため


その企業が自ら実現したいと考えるありたい姿とはどのようなものなのか?
世界一のシェアを誇る企業でありたい
日本で唯一の存在でありたい
常に成長する企業でありたい


その企業が社会から実現してほしいと考えられているあるべき姿とはどのようなものなのか?
環境か資源を守る企業であってほしい
愛や平和を実現する企業であってほしい
進歩を追及する企業であってほしい


その企業が社内的にも社外的にも共通して大切にしたいと考えていることは何だろう?
人と人とのつながり(チームプレーや連携)
情熱を持って動くこと
永久の発展や幸せ


このように(1)~(4)を見ていくと、なんとなくお題目でお飾りのように思えていた、企業の理念の実態が見えてきて、自分の価値との共有点や自分の知識・能力・経験の生かし方がわかってくるのである。そうすれば、志望動機も何となく見えてくる。一度、経営理念を(1)~(4)に分解して考えてみると良い。

次に考えていくことは、経営理念が明確になったとした場合、その経営理念が末端に至るまで浸透しているかどうかである。つまり、上で見てきたような経営理念が社員一人ひとりに浸透していることが大切である。社員とは正社員だけではない。契約社員、派遣社員、パート、アルバイト、ボランティアに至るまでがその経営理念を共有して行動していることが求められるのだ。経営理念の浸透について重要な視点は以下の3つのことであると考えている。

一つ目は、経営理念を浸透させるのは誰か?ということである。この答えは簡単である。口煩い総務部や管理部の人ではない。経営トップの役割である。理念やビジョンの浸透を社長室、秘書室、管理部門などに任せている会社では、優良企業への推進力となる社員のロイヤリティ(帰属意識)が育まれないのである。しかし、経営のトップが末端まで経営理念を浸透させるのは自分の役割であるこを自覚しているかどうかは、なかなか確認することが難しい。HPやブローシャー(出版物)などで経営トップがいかの経営理念のことを社員に自覚させようとしているかを読み取ったり、実際にOBOGなどから経営者の接点(実際の会話があるかどうかではなく経営理念を共有できているかどうか)を探るのも良いだろう。「社長のことはどう思われますか?」と聞けばだいたいの感触はわかるだろう。説明会やセミナーでは、その企業での「トップダウン」や「ボトムアップ」の考え方を聞くのも良いだろう。

二つ目は、理念や方向性を組織に浸透させるため、トップが「自分の言葉」で粘り強く繰り返し繰り返し伝え続けているかどうかである。これも同じようにして、HPやブローシャー(出版物)などから「自分の言葉」として伝わってくるものがあるか、あるいはOBOGがその経営者の言葉を代弁できているかどうかも判断の基準にできる。

三つ目は、理念の言行が一致しているかどうかである。つまり言っていることとやっていることに矛盾がないかということである。言行を一致させないと理念は形骸化し、マネジメントへの信頼が失われ、働きがいを失うことにつながることになる。よくある例として、どのような優良企業でも「売上優先」か「利益優先」かの右往左往や内部矛盾があると言われる。OBOGに聞いてみよう。

このように、経営理念として
(1)ミッション
(2)主観的ビジョン
(3)客観的ビジョン
(4)価値観
が表されているかどうかを明確にし、その経営理念が
(1)トップが責任を持ち
(2)トップの言葉で浸透させ、
(3)理念に関して言行が一致
しているかどうかが優良企業の条件の一つとなることを覚えておいてほしい。

これらの見ていけば、その企業の(一般的な)優良企業の度合いが見えてくる。ただし、経営理念は、「経営理念」として書かれておらず、ポリシーや行動計画などの付属書として示されている場合もあるので、そのあたりの関連文書も合わせて自分の中で経営理念として組み立てなければならない場合もある。

経営理念の明確化と浸透から見える優良企業の度合いは、一つ一つ正確に調べなくても、自分としての大体の感触でかまわない。この会社はミッションが示されていないとか、あの会社は理念の伝達についてトップが部下任せであるとか、あそこの会社は理念は立派だがどうも現場に浸み亘っていないとか、そんなレベルで良い。

重要なことは、経営理念がただのお飾りでなく動きのあるものとして捉えられているか、そしての経営理念について社員の一人ひとりが自覚をして行動に移しているかどうかについて、どんな時も観察をする気持ちを忘れないことだろう。自分が社員になった場合にも、その経営理念に含まれる、ミッション、ビジョン、価値観を理解して、トップの言葉を代弁するかたちで行動に移したいと思えるかどうかをイメージしてみるのも良いだろう。

志望動機で「貴社の経営理念に共感し…」の言葉は、正確に言うと「貴社のミッション、主観的と客観的ビジョン、価値観は、経営者の力によって経営者の言葉で伝えられ、実行に移されていることに共感し…」ということなのだ。だから、ミッション、ビジョン、価値観、理念の浸透方法や言語、言行一致の事実もわからないで、そんなフレーズを簡単に使ってはいけない。

もう直ぐ始まる、企業による研究会、セミナー、説明会では、どんな仕事ができるのか?どんな場所で働けるのか?どんな待遇で働けるのか?どんな人と働けるのか?…と期待に胸を膨らませる前に、まずは経営理念に関することを感じ取ってほしいと思う。まずは、この会社のミッションは?主観的と客観的ビジョンは?価値観は?から入ってほしいと思う。どんなに過酷な仕事でも、ビジョンに賛同できるならば会社を辞めずに続けられるが、どんなに格好の良いビルで働けたとしても価値観が合わずに心に冷たい風が吹けば一日も早く会社を辞めたくなるからだ。給料が高ければ、ビジョンが共有できなくても我慢して仕事を続けられると思ってるだろ?人間はね、人間である限り、自分に言い訳して30年も働くことなんてできないんだよ。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
あなたの一票が人気ブログランキング・就職部門に登録しているこのブログに投票され、サイトにつながります。決して、人気を上げることが目的ではありません。気持ちを共有できる仲間をみんなで増やして、レベルを上げていきましょう!投稿記事は tateyama@inter-works.biz に送ってください。お待ちしています。

TOPページへ


2010-01-19 22:38  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。