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学生時代に力を注いだことで問われる3つの大切なこと [自己分析]


多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門でベスト3に定着している( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。もうクリスマスも終わりアクセスが増えるかと期待していたら…みなさん就活をボイコットしている感じで。いやこのサイトだけのボイコットならそれで良いのだけれど…。この厳しい時代に、自分で首を絞めているような感じで。でも、このブログを「今日」読んでいる人は大丈夫だね。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は「学生時代に力を注いだこと」シリーズで企業側が求めていることについてお話ししたいと思う。これまでは、「学生時代に力を注いだこと」をみなさんがどのように書けば良いのかという視点でお届けしてきた。今回は、企業としてはどう書いてほしいのかという視点でお話ししたい。

ほとんどの企業では「学生時代に力を注いだこと」をエントリシートの課題としている。企業によって求めていることは違うと思うが、3つのことは共通していると考えている。

まず一つ目は、(学生時代に力を注いだこと/学生時代に力を入れたこと/学生時代に頑張ったこと 09年秋冬版 ついに発表! http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-11-18 )でも書いたように、「エネルギー」である。エネルギーの秤(ハカリ)の針が大きく振れることを期待しながら文章を読んでいる。

最初から最後まで振れることなく終わってしまうものもあれば、針がマイナスに振れてゼロに戻ってるものもあれば、針がマイナスに振れて戻ってこないものもあれば、最初は大きく振れるが最後にはゼロに戻ってしまうものもある…つまりいずれもゼロ点であるが、これらがだいたい90%以上を占める。多少針がプラスに振れてそのままのものが10%未満。つまり、針が大きくプラスを示して終わるケースは非常に少ない。実際、今年に入って、と言っても今年ももう直ぐ終わるが、針が大きくプラスを指して終わった文章に未だ出会っていない。この1年間だけでも相当の数の「学生時代に力を注いだこと」をチェックしたつもりであるが、「これは凄いエネルギーだ!」と思ったことがなかった。

考え方によっては、「学生時代に力を注いだこと」でエネルギーメーターが大きくプラスを示すケースが非常に少ないということは、まだまだチャンスがあるということだ。ひょっとすると、100年に一度の大不況は単なる言い訳に過ぎず、自らチャンスをつかみに行っていないということではないのか?と思ってしまう。できていない人が多いのだから、自分はできるようになろうと思ってほしい。今年のうちにね。

ところで、その針の示し方が重要である。(エントリーシートで学生時代に力を注いだことを書くときの大切な終わり方~エントリーシートで唯一本当の結論が最後に来る設問~ http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-12-24)でも書いたように、文章の後になればなるほど重要なことが出てくる。つまり、エネルギーメーターは、いきなりプラスに振れるのではなく、徐々にプラスの方向に移動していくイメージであり、最後読み終えたときに最頂点に達しているということになる。

二つ目の共通要求項目は、行動特性の明確化である。これは「それなりの」就活参考書であれば書いてある当たり前のことである。ただし、この「明確化」が実はとても難しい(これはどの参考本にも書いていない)。例えば、「リーダーシップを発揮すること」の行動特性を明確にしたい場合、文中に「…ここで私は持ち前のリーダーシップを発揮し…」と書くのはあまり関心できないのである。その理由としては、わざとらしく、嫌味な感じがするということと、それはこちら(企業側)で判断することなので文字として書かなくていいよという気持ちになるのである。つまり、「リーダーシップを発揮すること」は文章全体から強く感じることであり、またどこの部分を読んでもリーダーシップの発揮できる雰囲気を感じさせないといけないのである。

難しいと思うかもしれないが、それはリーダーシップを発揮することに自信が無ければ難しいが、明確化する行動特性に自信があれば文章の最初から最後までリーダーシップを発揮する自分を表現できるはずである。自信がない人は、本当の自分の行動特性を追い求めてみよう。

ここで、自己PRと学生時代に力を注いだことが被るという悩みを持っている人がいると思う。それには二つのパターンがあって、一つは自己PRの強みを証明するエピソードが長すぎて、それが学生時代に力を注いだことになってしまう場合、もうひとつは、自己PRの強みが学生時代に力を注いだことの行動特性にもなってしまう場合である。前者はあまりエピソードにとらわれず強みについての差別的優位性を示すようにする。後者は上で言ったようにその行動特性を言葉にするのではなく全体からその行動特性感じさせる表現を工夫することが大切なのである。

最後の共通点…実はこれが今日のトピックで一番伝えたかったことだ。それはチームワークや協同思考である。個人での勉強、研究、活動などを「学生時代に力を注いだこと」の題材にしている方にとっては、ちょっと辛い話であるが、実はそうなのである。やはり、企業活動というのはチームワークや協同思考で成り立っているため、協調性という行動特性ではなく、どうしても行動特性の基本姿勢としてチームワークを求めるのである。

つまり、好むとも好まざるとも、チームワークの大切さを理解して行動している姿勢を求めている。もっと個性を大切にしてほしいと思うかもしれないが、企業に取ってみれば「個人よりも企業」なのである。そして「企業よりも社会」と言った日本を代表する立派な経営者がいたが、なぜか今の時代のイケテナイ大企業の経営者はそこまでは考えている余裕が無い。社会が大切だという振りはするが、実は真剣に考えている人は意外に少ない。とにかく企業が発展すれば良い。社会がどうあろうと個人なんて関係なく企業さえ良ければ良いというのが本音なのだ。だから、企業ためにチームワークを乱さずに団結して成果を出してほしいと思っている。それは、これまでに活躍して人(コアコンピテンシー)が、決まってチームワークを大切にして結果を残してきた人だからである。

もちろん、個人主義を謳っている会社もなくはないが、それでさえもプロジェクト思考を求められるの協同・協業はマストであり、特に新卒採用についてはチームワークや協同はほぼ100%求められるといっても良いだろう。

個人での勉強、研究、活動を「学生時代に力を注いだこと」の題材としている人に、題材の変更や話の中でチームワークや協同を無理矢理に捻じ込めとは言わないが、チームワーク優先姿勢を示すことができないことは、やはり「マイナス」と考えてほしい。しかし、マイナスだから変更したり嘘をつくのではなく、そのマイナスをカバーして上回るぐらいのエネルギーと行動特性を表現する覚悟をしてほしいということだ。

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2009-12-26 23:34  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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