SSブログ

みんなの自己PRを本気で添削します!パート21 ~ゼロから100ではなく、ゼロから無限大にできる人~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門でベスト3をキープしている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。やはりクリスマスイブの奇跡は起こらず(笑)、2位止まり。データ的には1日約50名の人がこのサイトに初めてアクセスしているが、そのうち継続して毎日読んでいる方は約1名未満!1週間ごとに読んでいる人が約5名!…がんばろ。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は投稿いただいた方のリクエストに応えて、自己PRの評価シリーズの続きをお送りしたい。順番待ちの方、今しばらくお待ちを!

【自己PR21】便宜的に番号を入れました
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①他者を巻き込み、可能性を引き出すことで結果を出し続けることができる。②この特徴は、中学校での3年連続優勝した合唱コンクール指揮者、高校のクラス全員による欽ちゃんの全日本仮装大賞出場を経験したことで形成された。③代表として、クラス全員の可能性を引き出すために目標から逆算した役割をメンバーと共有すると、モチベーションが向上し、当初の案とは異なるアイデアが生まれた。④このモチベーション向上によるアイデアを勢いのみで実行した、全日本仮装大賞出場の感動が特徴を形作った。⑤この特徴を大学では、有志での老舗漬物企業と共同した商品企画や研究活動において成長させた。⑥特に商品企画では、学生と企業の相互理解を徹底し、お互いの可能性を引き出すために第3者の協働を考えるようになった。⑦既存の調達先にはなかった米農家・お茶屋を新たに巻き込み、京漬物お茶漬けセット新商品を企画した。新商品は企業の中で3ヶ月売上トップを達成することができた。⑧これにより大きな自信を得て、大学院での研究活動の更なる飛躍に繋がっている。⑨今後は、さらに大規模のチームを率いて斬新なアイデアを創出し、社会に変革をもたらすことで、必要不可欠な人間として成長し続け、多くの人々を幸せにしたい。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

まず全体的なことを言うと、文章の流れは良く、力強さも感じるのだが…本当にアピールしたいことが「他者を巻き込み、可能性を引き出すことで結果を出し続けることができる」ことなのか疑問が残る。この人の強みはもっと他のことではないのかな?と思ってしまう。この導入文が経験やエピソードから逆算されているように感じるからである。

文章からイメージできたことは、
(1)企画などを一から考えることが好き
(2)みんなと一緒にやりたい→デカイことができるような気がする
(3)他人の意見を聞くことで幅を広げる
(4)どうせやるなら中心的存在として課題を整理したい
ということである。もしこれで導入文を組むとすれば、「ゼロから創り上げることにこだわりを持ち、より大きな結果を求めて多くの人と積極的にかかわり、チームをまとめあげることに力を発揮できる。」そんな感じがした。簡単に言うと、個人としてのゼロから100ではなく、チームで取り組むことでゼロから∞を創れるリーダー…というところかな?言い過ぎ?いずれにしても、もう一度導入文を見直した方が良いだろう。

今回、もう一つみなさんと共有したいことは、「…メンバーと共有すると、モチベーションが向上し、当初の案とは異なるアイデアが生まれた。」の部分である。良い意味でとても印象に残った部分である。人の話に耳を傾けて良い意見はどんどん取り入れていく。いや、良い意見でなくても可能性があれば取り入れた後で良いものに変化させていく。この姿勢はできそうでなかなかできない。しかも、社会人としても、非常に大切な姿勢である。

上司を経験した立場で考えると、責任が重くなればなるほど、自分がリスクを負える範囲を超えると、良い意見があっても耳を傾けなくなりがちである。それはそれで軸がしっかりとしているので良い気もするが、進歩がない。時には、良い意見ならばリスクをしっかりと引き受けて大きなチャンスを狙いにいくことも大切だ。また、「良い意見でなくても可能性があれば取り入れた後で良いものに変化させていく」ことは人材を育成する時に良く使った方法である。本人のモティベーションは上がり、振り返ると当初はそんなに良い意見でなかったことに本人自らが気づき、成長を遂げていく。そこに信頼感が生まれる。

投稿をいただいた方が、どのような気持ちでこの部分を書かれたのかはわからないが、特に格好の良いことを書いてやろうなどとは思っていないだろう。とても自然にサラッと書かれてあるように思えたからである。こういう部分がとても印象に残ることがある。社会人としてもとても大切なチカラや資質であり、しかもわざとらしくなく自然な感じである。「状況や環境に応じたコミュニケーション力があり…」や「常にPDCAのサイクルを意識し…」や「チームの和を大切にし…」などの陳腐でわざとらしい言葉を使わずに、自分の言葉で自分のことを知ってもらうことが一番良いと思う。

何が自然で何が不自然なのか?それはその時の情景を思い浮かべることができるかどうかである。印象深い言葉は、その情景が思い浮かび、しかも社会人としての再現のシーンまでが浮かんでくる。しかし、陳腐でわざとらしい言葉では何も思い浮かばず、表裏のある学生イメージだけが強く残るのである。イケテル企業の役員や人事は、百戦錬磨の兵(ツワモノ)ばかりで、みなさんの想像の遥かに超える眼力がある。自分でもイメージできないような借りてきた言葉ではなく、みなさんのことが本当にわかってもらえる言葉を探そう。

それでは順番に見ていこう。対照させるため再度掲載した。
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①他者を巻き込み、可能性を引き出すことで結果を出し続けることができる。②この特徴は、中学校での3年連続優勝した合唱コンクール指揮者、高校のクラス全員による欽ちゃんの全日本仮装大賞出場を経験したことで形成された。③代表として、クラス全員の可能性を引き出すために目標から逆算した役割をメンバーと共有すると、モチベーションが向上し、当初の案とは異なるアイデアが生まれた。④このモチベーション向上によるアイデアを勢いのみで実行した、全日本仮装大賞出場の感動が特徴を形作った。⑤この特徴を大学では、有志での老舗漬物企業と共同した商品企画や研究活動において成長させた。⑥特に商品企画では、学生と企業の相互理解を徹底し、お互いの可能性を引き出すために第3者の協働を考えるようになった。⑦既存の調達先にはなかった米農家・お茶屋を新たに巻き込み、京漬物お茶漬けセット新商品を企画した。新商品は企業の中で3ヶ月売上トップを達成することができた。⑧これにより大きな自信を得て、大学院での研究活動の更なる飛躍に繋がっている。⑨今後は、さらに大規模のチームを率いて斬新なアイデアを創出し、社会に変革をもたらすことで、必要不可欠な人間として成長し続け、多くの人々を幸せにしたい。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

①上でも指摘したように、導入文としてわかりやすく、慎重に、力強く表現できるように再考してみよう。
②合唱コンクールと仮装大賞によって形成されたというのは言い過ぎではないか?「かなり強められた」ことは確かだと思うが、それより以前に合唱コンクールと仮装大賞での創意工夫やリーダーシップを発揮するチカラが育まれていたように思える。
③上でも書いたとおり良い文章だと思う。
④③が良かったので、逆にこの④は言いたいことが伝わってこなかった。
⑤どうしても「有志」が気になる。どんな有志なのだろう?こんな活動までに踏み込める有志をイメージできない。
⑥⑦は詳しくて良くわかったが、エントリーシートの自己PRとしては少し細かすぎるように思える。
⑧有志の取り組みと大学院のつながりがよくわからなかった。
⑨良いと思う。

不明な点などは脚色して修正案を示すと以下のとおりである。
『ゼロから創り上げることにこだわりを持ち、より大きな結果を求めて多くの人と積極的にかかわり、チームをまとめあげることに力を発揮できる。この特徴は、幼い頃から作ることや組み立てることが得意で、中学時代の3年連続優勝した合唱コンクールの指揮者や高校時代の全日本仮装大賞出場などの経験を通じて人とのつながりによるエネルギーを実感する中で、育まれてきた。常にリーダー的存在となり、メンバー全員の可能性を引き出すために、目標を一致させてその目標を達成するための活動や役割をメンバーと共有することを心がけている。それによってメンバー全員のモチベーションが向上し、当初のアイデアや目標などを遥かに上回るレベルの高い成果を生み出していくことができる。この特徴が大学時代に最も発揮されたのは、友人が始めた老舗漬物企業と共同した商品企画や研究活動に参加したことである。特に商品企画では、既存の調達先にはなかった米農家・お茶屋と連携し、京漬物お茶漬けセット新商品を企画して、大成功を収めることができた。⑨今後は、さらに大規模のチームを率いて斬新なアイデアを創出し、社会に変革をもたらすことで、必要不可欠な人間として成長し続け、多くの人々を幸せにしたい。』

自分のことをどれだけ相手に伝えることができるかはとても難しいことである。自分を良く見せようとすればするほど、相手には見透かされる。自分の経験を鮮明に思い出し、その情景を素直に表現するところから始めて、相手もその情景が共有できるように、相手に伝わる言葉に変えていく必要がある。

それができないで悩んでいる人も多いと思うが、悩んでいるだけでは前に進めない。ノートにどんどん本当の自分、伝えたい自分、知ってほしい自分を書き出して、それを表す情景とつなげていく。そして、それをいろいろな人に聞いてもらうことで、「相手に伝わる言葉」に変化させていく。昨日より今日、今日より明日、前に進めばそれで良い。1日の進歩が少なくても、諦めずに真面目にやっていれば、自分が納得できる自己PRができるようになるタイミングと自分にとっての優良企業と出会うタイミングとが必ず一致するようになっているからである。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、→ここをクリック!
あなたの一票が人気ブログランキング・就職部門に登録しているこのブログに投票され、サイトにつながります。決して、人気を上げることが目的ではありません。気持ちを共有できる仲間をみんなで増やして、レベルを上げていきましょう!投稿記事は tateyama@inter-works.biz に送ってください。お待ちしています。

TOPページへ


2009-12-25 23:25  nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 0

コメント 4

ゆきなお

添削ありがとうございます!
本当に素敵なクリスマスプレゼントです(笑)

導入文と論理的な文章を書くこと、が課題ですね。
細部にもこだわってもう一度、書き直します。
納得できる自己PRを目指せ、自分!



by ゆきなお (2009-12-26 00:39) 

ネッピー

ゆきなお さん
プレゼント?になって良かったです。やはり自己PRは自慢と自己満足の世界から脱して、説得力を持たせないと意味がありません。そのために導入文と論理的展開は不可欠です。理工系の学生さんの場合は、特に論理性を問われますので、要注意です。それでは四条河原町で。
by ネッピー (2009-12-31 01:19) 

ウルトラマンタロウ

このブログに出会えてよかった!

by ウルトラマンタロウ (2010-01-09 23:02) 

ネッピー

ウルトラマンタロウさん
コメントありがとうございます。それはよかったですね。次回はなぜ出会えて良かったか教えてください。セブンとタロウは確か?兄弟なんでね(笑)。
by ネッピー (2010-01-10 00:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。