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就活中の同期の友達との付き合い方を考える~一生の友達と共に歩む就活の実践~ [気づきなど]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門でナンバー2を維持している( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。深夜にやっている「お願いランキング」という番組が好きで毎日見ているが、第2位にランクされるのは決まって「知る人ぞ知る、そんなにメジャーではないけれど中身の濃いもの」が選ばれているような気がする。このまま第2位でも良いかも知れないね。でも2位も危なくなっているのだけれど。

昨日はこの2週間で最低のアクセス数だった…でもこうして毎日読んでくれている方のために、気を取り直して今日も書こう。このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

今回は、同じく就活に取り組んでいる友達との付き合い方についてである。要らぬお節介なのかもしれないが、この短い人生では決して失わずに育てなければならない友情もあるのだ。大学時代には多くの同期の友達がいた私も就活を機に友達がいなくなり、46歳の現時点では大学時代の友達はゼロである。こんな失敗者の話を聞いて、幸せになるための参考としてほしいと思う。

みなさんの現段階での同期の友達との付き合い方はどうだろう?人それぞれ、就活のスタイルは違うが、
(1)友達とは独立して就活を進め、既に友達とは他人のような関係の人
(2)友達とは独立して就活を進め、たまに情報交換をしている人
(3)友達とは独立して就活を進めるが頻繁に情報交換をしている人
(4)友達と一緒に就活を進められる部分を見つけてセミナーなどに参加している人
(5)方向性が一緒なので友達と一緒に就活を進めている人
などが考えられる。

今回の話は(1)に該当するみなさんにはあまり関係がないかもしれない。それにしても(1)は大きく割り切り過ぎて、その時点で「一生の友達」を失っている感じがして不安になる。せめて、(2)に移行できるように少し考え直してみた方が良いだろう。

さて(2)~(5)に該当するみなさんは、これからその友達とどのように付き合っていくかを考えないといけない。今は友達なので就活によってその友情が失われるとか、音信が不通になるとかは考えていないだろう。でもそれは就活が進めば進むほど、現実のものとなる。実際に、キャリアオフィスで勤務している時に、その亀裂を何度も感じたことがあった。「周りは2次面接に進めたのに、私には連絡がない…(涙)」「友達がその面接を受けた時は感じのよい面接官だったのに、私の時は圧迫面接だった(涙)」「私よりイケテナイひとが内定取ったのに、私はまだどこからも内定がもらえてない…(涙)」…という感じのことである。

就活が始まるとどうしても、情報交換が必要になってくる。必要になってくるというか、誰かに話を聞いてほしくなる。誰かに話をして少しでも不安を取り除きたいのだ。とても勝手な行動なのだが、それが人間だからしょうがない。その話を聞いてくれる友達も実際に自分では別の悩みを抱えていているので、その話の50%ぐらいしか聞いていない。だからその話が終わらないうちにその友達の話が始まるのだ。結局、お互いにとっては、他人に話すことによって少々スッキリするが、決して生産性のある有効な時間ではなかったことになる。この頃からそんな着地点のない話を聞くのが鬱陶しくなってきて、こちらから連絡を取らなくなる人も出てくるだろう。

もう少し病状が進めば、友達がセミナーや説明会に積極的に参加するようになり、OBOGにも接触して、1月の試験期間中とかにその自慢話を聞かされることになる。「あの人は凄い人だった」「自分の仕事はこれだと思った」「やっぱり仕事はやりがいだよ」「相手の話をじっくり聞く姿勢が面接突破の秘訣と教えてくれた」…それもこれも冷静に考えてみると自慢になるような話ではないが、自分の知らない話なのでとりあえずは100%真剣に聞き入ってしまう。そして、その後にそれらを経験できていない自分が劣っているような感覚に襲われる。友達と会ったり、話したりするのが恐くなる。それでみんなはミンシュウ星人を頼るようになる。そして、もっと不安になって何も手が付けられなくなるのだ。

さらに病状が悪化すると、説明会や面接の会場で出会ってしまい、面接の進行状況や内定の時期などの話が出てくる。あるいは直接出会わなくても、その友達と会った友達から「あいつ結構うまくいってるらしいよ」という曖昧な噂が耳に入ってくる。他人に気を遣えない人などはメールで「今のところ好調をキープ!そちらは?」などと知らせてくる。挙句の果てに、「内定取れた!そちらは?」なんて話になったり、しばらくメールがないのでこちらかメールすると「実は内定が取れて就活やめようかどうしようか迷っている」なんて返信がある。もうこうなると友情ではなく、憎しみや悔しさによって支配され、友達関係は終わりに近づく。数ヵ月後、その関係がある程度修復されたとしてもやはり溝は深い。

それが人間なのだ。自分は違うと思っているかもしれないが、いくら飲みに行って腹を割った話ができる仲であっても、やはり表面的につきあってきたことは否めない。常にオープンにしている自分はどんどん出すが、自分の認めたくないことや隠しておきたいことは言わないし、自分では気づいていない自分のことを友達に聞くこともない。ましてや、将来の夢などを語る人もそんな多くない。だから関係が浅くなる。それが普通の人間だ。でも、普通じゃダメだったよね?なので…みなさんはウルトラセブンのチカラを借りて、温かい血の流れる宇宙人としての地球人になる決心をするのだ(←ネッピーって頻繁に決心させるよね)。

温かい血の流れる宇宙人は、まず、就活を始めた頃は友達の話に徹底的に付き合うのである。その友達が何を求めているのかを理解しながら、どんどん話を深く掘り下げてあげる。なぜ?なぜ?なぜ?と。なぜそう思うの?なぜそう発言したの?なぜそんなに後悔しているの?と。そのうち、その友達は自分にできていることとできていないことが頭の中で整理されていく。そして「私の知っているあなたならきっとできるよ!」と励まし続けるのである。そうすることで、お互いの自己分析が進むことになる。

温かい血の流れる宇宙人は、次に、自慢話を「そいつはすげーや」と100%聞いてあげる。「その人はどのようなところ凄かったのか?なぜ、その人はそんなに凄くなったと思うか?」「なぜ自分の仕事はこれだと思ったのか?」「なぜ仕事はやりがいが大切だと思うのか?」「なぜ、(その会社の企業文化として)面接では相手の話をじっくり聞く姿勢が必要なのか?」…これも、なぜ?なぜ?なぜ?と深く掘り下げてあげる。しかも、その後に自分もその企業あるいは業界について調べてみる。日経ビジネスや東洋経済などのバックナンバーを調べてたり、図書館で新聞記事を検索したりして、ピンチをチャンスに変えていく。しかもその記事をなんと!その友達にも提供するのである。宇宙人だからね。もっと高いレベルで競うからそんな記事ぐらい提供しても問題ない。読まないかもしれないし。そうすることで、お互いの就活の軸の安定や企業研究が進むことになる。

そして、温かい血の流れる宇宙人は、就活の最盛期でも自分から積極的に友達にコンタクトして、自分の話は後に回し、友達の話を聞いてあげる。そして、友達が面接や内定のスケジュールを決まったことを喜んであげる。その後の面接では何が聞かれそうなのか?OBOGが話す面接突破の秘訣は何なのか?あなたがその会社に求めるものは何なのか?その会社があなたに求めるものは何なのか?を掘り下げてあげる。それがその後の面接に生きてくる。きっとどこかでその偶然が必然の偶然とわかる時が来ることを信じるのである。あなたにとっても、自分ならどう答えるのかを考えてようにすると、面接の準備をしているようなものである。そして…「私が知っているあなたならこれからも大丈夫だよ」とさらにチカラを与えてあげる。そうすることで、お互いの企業分析が進むことになる。

その友達が内定を取った時には、心の底から喜んであげる。多分、心の底からなんて無理な話だ。でも温かい血の流れる宇宙人は、幸せになるために、その無理を実現する。そして、こう言うのだ。「私は諦めずに幸せになるための就活を最後まで頑張るよ。今度は相談に乗ってね!あ~明日エントリーシート提出するのがあるんだけど、チェックしてくれない?」とね。その友達は快く応えてくれるだろう。しかも、心のどこかに「幸せにあるための就活」の言葉が残るだろう。

これらが、一生の友達と共に歩む就活なのである。あなたが宇宙人になることでこれが実現する。今は、一生の友達ができるかどうかの瀬戸際にいることを忘れてはならない。私が実現できなったことを是非実現して私よりも幸せになってほしい。

昨日、テレビを見ていたら、楽天の元監督である野村克也さんが母校(高校)の生徒に語りかけていた。「君らはなんのために生まれてきたんや?考えたことがあるか?」…あまりに難しい質問に誰も何も応えられない。そこで野村さんは直ぐに答えを話し出した。「世のため、人のためになることをするために生まれてきたんだよ。人のためになることをすれば、必ずそれが自分にところに返ってくるし、戻ってくる。だから人のためになることを一生懸命やりなさい。」と。高校生にとっては、学校の先生の説教とあまり変わりはなかったかもしれない。でも私たち幸せを目指す就活に取り組んでいる人には、心に響く言葉なのである。

人に尽くす就活を実践し、一生の友達を得て、幸せの入口に近づこう!それは、あなたが少しだけ大人になれば必ずできることである。まずは、少し縁遠くなりかけている友達にメールして、就活の状況を聞いてみるところから始める。うまくいっている人にも、うまくいっていない人にも、なぜ?なぜ?なぜ?を問いかけてみよう。しっかりと耳を傾けて、その友達の心の音を聞いてみよう。実践できるかな?ただし、クリスマスや正月の行事に乗ってはダメだからね。不安な人は(笑)、遠慮なくコメント欄に宣言しよう。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、→ここをクリック!
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2009-12-09 16:50  nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
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コメント 5

もえこ

考えさせられました、ありがとうございます。

友達と情報交換は頻繁にしつつも、行動は完全に1人です。
「OB訪問行ってきてこういう話を聞いたよ~」など、悪気がなくて言ったとしても、変な焦りが生まれたり、不安なときはいい気分がしない人もいますよね。
気づかぬうちに大切な人を傷つけたくありません。
が、既にもう傷つけていそうで心配です。

「聞き役に徹する、かつ相手の話を引き出す」これを心がけます。
友達が先に決まったら「おめでとう」って言えるくらい器の広い人間を目指します。
そのために、妬まないためな自分も頑張ります。


本当にありがとうございます。
by もえこ (2009-12-10 07:38) 

ネッピー

もえこ さん
コメント&宣誓ありがとうございます。これからでも大丈夫ですよ。いや、これからが大切で、たいへんなので頑張りましょう。自分のためにもセミナーやOBOG訪問の成果を簡単にまとめて、友達にも提供しましょう。そのメモが箇条書きで良いので、
1.セミナーのコンテンツ(目次)
2.セミナーのポイント(コンテンツごとにまとめる)
3.セミナーでの気づき
4.今後の(自分の)対策など
本当に簡単で良いので、まとめましょう。
自分とはしっかりと向き合い、友達とは決して向き合わずに同じ方向を見つめながら、共に成長してください。それが人間力のあるあなたのミッション(使命)です。応援してます。
by ネッピー (2009-12-10 10:57) 

haden

初めてコメントさせていただきます。

就職活動に直面して、初めてまともに自分の人生に向き合っている気がします。自分に嘘をつかず、見栄をはることもなく、そうして本当の自分を少しずつ形作っていく過程で、人生に向き合うということは心に向き合うことなんだなって思いました。
その点において、ネッピーさんの考え方には非常に共感しました。このブログを見つけてまだ日が浅く、まだ未読の記事がたくさんありますので、これから少しづつネッピーさんの人生に触れて、これからの糧にさせていただきたいと思います。

自分の夢を叶えるため、これからの自分の心、人生を磨いていきたいと思います。
by haden (2009-12-10 15:21) 

ネッピー

haden さん
コメント&宣誓ありがとうございました。
共感できて良かったです。明日死ぬと言われても、昨日と同じことを今日もやるのか?直感と自信を持ってYES!と応えることができるその日を信じて、自分と向き合ってください。きっと、それが見つかります。
そして、それが見つかった人こそが多くの人を本当の幸せに導けるようになります。あなたの病院の前には多くの患者さんが列を成して待ってます。一日も早くその扉の中にその人たちを入れてあげることができるように、まずはあなたが幸せになる必要があります。これからも共に歩んでいきましょう。
by ネッピー (2009-12-10 18:09) 

ともし

もうここにはいないかもしれませんが、初めてコメントさせていただきます。


現在までは友達と頻繁に会い情報交換もしています。
方向性が似ているので、一緒にセミナーに行ったりもします。
しかし、私は自分の手の内をあまり見せませんし、隠れて友達より就活を進めようとしています。
この記事を読んでそのことがいかにまずいことなのか気づきました。
人生においてかなり重大なミスを気付かせてくれ、とても感謝しています。


幸せになるために、自分に向き合い、自分も友達も幸せになるような就活を進めていきます。
by ともし (2010-12-15 23:26) 

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