SSブログ

追加募集の難関を突破する準備(その4) [気づきなど]

「今までとはパターンを変える」の続き

お待たせしました!
先週は本業?の方が忙しくなり、副業?の方の仕事も入り、大本業!のこのブログに適当なことを書きたくなかったので、時間が空いてしまった。この間も、このブログの読者が真面目に自分と向き合い、対等に企業と渡り合い、ゴールの先向こう側にある自分の幸せを信じて前に進んでいること願いながら、今日も心を尽くして書きたい。

えっ?本業? http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-04-15 に書かれてあるとおり、国際開発コンサルティング企業を経営している。今回は新しい仕事のチャンス(ベトナム、フィリピン、コモロ)が重なり、メンバーがクライアントに提出するエントリーシートみたいなものをチェックしていた。他人のプロジェクト実績を自分がやったことのようにイメージしてチェックしている。自分のやってきたことでさえうる覚えなのに、他人がやったことをイメージするので、自分のことの倍以上の神経とパワーを使う。これも、今までに多くの学生さんに鍛えてもらったおかげで、以前よりもリアルに表現できるようになってきた。

副業?副業と言ったら怒られそうだが、立命館大学の就職活動サポートイベントである(最終)面接模擬トレーニングの面接官としての委託を受けた。そして、先週の水曜日びわこ・くさつキャンパスに出勤したところ・・・インフルエンザの罹患者が出たため、急遽休校に。そして次の日は衣笠キャンパスに出勤したが、マスクをつけての面接にかなり疲れた。そして金曜日はとうとう京都の学校が一斉に休校になり、東京に戻ってきた。

ということで・・・気を取り直して・・・
先々週あたりから追加募集の難関を突破する準備として、今までとはパターンを変えることを考えている。
もっと自分らしい自己PR
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-11
もっとわかりやすい学生時代に力を注いだこと・力を入れたことの表現
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-12
もっと正直な就活の軸
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-13
を見てきた。

今日からは企業に目を向けたい。
まずは、「同業他社とのもっと大きな違いを探す」ことを試みよう。

企業研究の視点

常日頃、以下の企業研究10の視点を推奨している。これだけのことを調べれば必ず大きな違いが見えてくるのだが、なかなか一つの企業にそんな時間をかけられない。いや、今の時期なら時間をかけれるかもしれないが、精神的に余裕がないので難しいと思う。だから、調べろとは断言しないが、10の視点で企業を観察しよう。電話の応対、説明会、面接、社員さんとの会話、各種資料や情報を通じて、自分の直感を信じて感じ取ろう。

(1) 経営理念(企業文化や価値観を含む)を知ること
(2) 現在の事業展開を知ること
(3) これまでの働き方や働く環境を知ること
(4) 社会性を知ること
(5) 財務状況を知ること
(6) 企業の強みを知ること
(7) 企業の強みの中の強みを想定すること
(8) 今後の企業・組織の方向性を想定すること
(9) これからの働き方と働く環境を想定すること
(10)企業の人材要求を想定すること

企業研究10の視点の概略(その1)

あまり全部を一緒に説明しても頭に入らないと思うので、今日は(1)の「経営理念(企業文化や価値観を含む)を知ること」を見ていこう。

経営理念は、経営の根幹を成すもので実はこれが企業のすべてと言っても過言ではない。今後の事業の方向性を決定し、そこへ進むための指針ともなる。しかし、就職活動で企業の経営理念を丸覚えしたり、志望動機に適当に活用したりするのは意味がない。そこで就職活動のときに経営理念について抑えておきたいことは3つある。

(1)経営理念は誰がどのように社員に説明しているか?
(2)経営理念の意味することは何か?
(3)経営理念はどのように分類できるか?

経営理念は誰がどのように社員に説明しているか?

このブログでも何度も言ってきたが、経営理念を組織全体に浸透させるのは経営者の役割であり、手腕である。たまに横着な経営者は、その役割を現場の責任者に任せてしまっているが、それではホンモノの新しい価値は生み出せない。きっと、その経営者は経営に失敗するだろう。

まずは、経営理念を理解して、それを誰がどのように社員に説明、浸透させているかを調べてみよう。調べ方は、いろいろあるが、新聞・雑誌・HPなどでの経営者のインタビューなどを「読む」かOBOGなどの社員さんやチャンスがあれば経営者あるいはそれに近い人に直接聞いてみれば良い。その応えでその会社の未来が見えてくる。誤解のないように言っておくが、部長に任せている会社に入るな!ということではない。たとえそんな会社でも自分が変えたいとの想いがもてるかどうかである。

経営理念の意味することは何か?その行間を読む

経営理念の言葉はとても曖昧であることが多い。経営理念ではなく、その企業の使命(ミッション)そのものを経営理念としている企業もある。経営者はその意味することをいつもいつも考え、新しい考え方を毎年毎年積み上げている。大きい企業にとっては、経営理念そのものは創業当時から不変の「言葉=思想」として受け継がれている場合がほとんであるが、時代の流れとともにその「意味」は可変のものとなる。

その曖昧な言葉を補強する方針書や行動計画などの文書も同時に示されていることが多いので、ザッと目を通そう。曖昧な言葉を明確に定義付けている文書もあるだろう。会社によっては、創業者あるいはそれを引き継いだものが、経営理念の意味することを書籍にまとめていることもある。

そして何よりも大切なことは、文書や書籍を読むことではなく、その意味を学生の皆さんも一緒になって考えることだと思う。「顧客の多様なニーズに応えて、豊かな社会の実現に貢献する」という経営理念は、その企業にとってはどういう意味だろう?ここで言う、「顧客の対象」は、老若男女?国内それとも海外?、「多様なニーズ」は、不可欠なそれとも贅沢な?「豊かな社会」は、精神的それとも物理的?「貢献する」は、手伝い程度それとも影響力大のこと?・・・ことばの一つひとつがどのようなことを意味するのかを「自分で考える」のである。なんとなく面倒くさそうだが、これが面接で使えることになる。

例えば、その会社のいろいろな資料に目を通してみると、「海外事業」はあるようだが、あまり積極的には展開していないように見えたとする。それが展開できていないのは、ニーズがないというよりもリスクが読めす、国内の対応にも手一杯で、わかってはいるけど対応できていないように思えた(あるいはOBOGから話が聞けた)。「御社の諸資料や説明会でのお話をお伺いし、そして経営理念にもありますように、御社であれば海外の多様なニーズに対応した肌理(キメ)の細かい製品の開発・生産(あるいはサービスを提供)てきると考えました。自身の海外でのバックパッカーとしての経験を生かし、これからも英語力習得の意欲を持って、御社の将来の海外展開の拠点作りや代理店などの営業ネットワーク作りに貢献したいと考えてます」などの言葉が出てくるようになる。

HPや説明会で使われた言葉よりも、自分で考えた言葉の方が迫力がある。単に海外事業に携わりたい!という自身の希望ではなく、会社の経営理念から自身の夢やビジョンである「海外事業」に落とし込んでいくことで説得力を持たせることができる。

経営理念はどのように分類できるか?

大きく分けると、利益追求型の経営理念と社会貢献型の経営理念がある。
利益追求型の経営理念は、「顧客のため」「社員や社員の家族のため」「株主のため」「会社の発展と持続的成長のため」という言葉が並ぶ。一方の社会貢献型の経営理念は、「特定の業界や文化に貢献」「革新や進歩を目指すため」「日本の経済の発展に貢献」「世界の発展に貢献」「地球環境の保全に貢献」「コンプライアンスの徹底」などの言葉が並ぶ。

もちろん、両方について示されている経営理念もある。両者を比べてみると、確かに利益追求型の経営理念の方が正直なところで、社会貢献型の経営理念は綺麗過ぎて信用ならないと思ってしまうだろう。しかし、以下のような統計データがあると聞いた。

①経営破綻している会社には、利益追求型の経営理念を掲げていた会社が多い。
②離職率の高い会社には、利益追求型の経営理念を掲げている会社が多い。
③革新の成功している会社には、社会貢献型の経営理念を掲げている会社が多い。

これをどう見るか?何度も同じことを言うようだが、利益追求型の経営理念を掲げている会社には行くな!と言っているのではない。大企業でも、よくよく読んでみると、社会貢献型の要素を取り込みながらも、結局は利益追求型の経営理念を大切にしている会社も多い。そういう会社の体質を理解した上で、自分が会社を良い方向に変えていこうとする強い意思を持って進んでほしいということである。

次回は、「同業他社とのもっと大きな違いを探す」(2)現在の事業展開を知ること を書きたいと思う。
この間、多くの方から心温まるコメントやメールをいただいた。ありがとう。私がこのブログを大本業とする理由がそこにある。

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、→ここをクリック!
あなたの一票が人気ブログランキング・就職部門に登録しているこのブログに投票され、サイトにつながります。決して、人気を上げることが目的ではありません。気持ちを共有できる仲間をみんなで増やして、レベルを上げていきましょう!投稿記事は tateyama@inter-works.biz に送ってください。お待ちしています。

TOPページへ


2009-05-25 19:38  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。