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追加募集の難関を突破する準備(その5) [気づきなど]

「今までとはパターンを変える」の続き

昨日、久しぶりに記事をアップしたら、多くの皆さんからアクセスいただいた。これからも皆さんの心に響くメッセージを届けたいと思う。副業の面接模擬トレーニングの面接官の仕事が明日から再開されるので、どれぐらいの頻度でアップできるかどうかわからないが、一緒に頑張りたい。

さて、この間、追加募集の難関を突破する準備として、「今までとはパターンを変える」ことを考えている。

もっと自分らしい自己PR
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-11
もっとわかりやすい学生時代に力を注いだこと・力を入れたことの表現
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-12
もっと正直な就活の軸
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-13
同業他社とのもっと大きな違いを探す
http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-05-14
を見てきた。

「同業他社とのもっと大きな違いを探す」の中で、企業研究の10の視点を以下のように示した。
(1)経営理念(企業文化や価値観を含む)を知ること
(2)現在の事業展開を知ること
(3)これまでの働き方や働く環境を知ること
(4)社会性を知ること
(5)財務状況を知ること
(6)企業の強みを知ること
(7)企業の強みの中の強みを想定すること
(8)今後の企業・組織の方向性を想定すること
(9)これからの働き方と働く環境を想定すること
(10)企業の人材要求を想定すること

前回は「(1)経営理念(企業文化や価値観を含む)」を知ること」のポイントを説明した。今日は「(2)現在の事業展開を知る」を見ていきたい。

商品やサービスそのものが大切なわけではない

現在の企業の状況を知ろうとするときに、まずこの企業はどのような製品を生産・販売・流通しているのか(あるいはサービスを提供しているのか)を見るだろう。キレとマロヤカサのあるビール、エコなクルマ、超精密な部品、人間に優しい素材、速くて頑丈なPC、リッチな旅行パックなど、表面的な企業活動に目が向いてしまう。ホームページを見て、何を作っているか(どんなサービスを提供しているのか)を見て、そこで判断してしまう。だから、自分がイメージできるものはOKで、知らないものは×となりエントリーが見送られている。

しかし、その判断は少し早すぎるのだ。志望動機で「御社はキレとマロヤカサがあるビールを造っているので、御社に将来性を感じました…」なんてことはないはずだ。それではどこのビール会社でもOKになってしまう。その製品やサービスそのものを評価することは、実はあまり意味がないと思う。どこのビール会社もキレとマロヤカサがある美味しいビールを造りたいと思っているのだから。大切なことは、キレとマロヤカサのあるビールを造っていることではなく、そのキレとマロヤカサはどのようにして生まれたのか、キレとマロヤカサはどのように維持され日々進化する人の味覚に応えているのか、キレとマロヤカサは明日への活力や人と人とのコミュニケーションにどのような影響を与えているのか…そういうことだ。

例えば、そのキレとマロヤカサには他には造れない「ギリギリのビール」を造る!という高い志があった。販売後も若い人から高齢の方、男性・女性の嗜好を徹底的に足を動かして調べ尽くし、微妙に味を修正してきた。そして、そのビールはコマーシャルのとおりスポーツとの結びつきが強いことがわかった。

「御社はキレとマロヤカサがあるビール造りを通じて、キレの限界点やマロヤカサの共有点をひたすら見つめ続け、社会にエネルギーやパワーを生み出すことを使命とされているところに大きな魅力を感じます。それは、自身も常日頃からギリギリのところを追い求めることこそが新しい価値を生み出す近道であると信じているからです。…」という志望動機の始まり(志望理由)が浮かんでくる。これなら、他のビール会社とは明らかに違う志望動機となるだろう。

ビールだけではなく、クルマも部品も素材もPCも旅行パックも…すべて同じである。その製品やサービスに拘らず、背景、日々の努力・苦労、成果や社会的な影響などを調べて、考えて、表現できるようにしよう。

現在の事業展開を知るために

それではそれをどのように調べて、考えれば良いだろう。現在の事業展開はホームページに掲載されているが、今回知ろうとしている背景、日々の努力・苦労、成果や社会的な影響などの詳しいことはあまり詳しく書かれていない。会社のパンフレット(ブローシャー)や関連書籍にしっかりと目を通し、大学の図書館などで経済雑誌(日経ビジネス、東洋経済、週刊ダイヤモンドなど)のバックナンバーに目を通してみよう(データベース化されている可能性もあるので図書館職員に聞いてみて)。OBOGや社員さんのお話を聞くことも、臨場感があってより効果的である。

そして今回も前回同様に大切なことは、学生さん自身が考えることである。たとえ、書籍や雑誌が手に入らなくても、OBOGや社員さんと話す機会に恵まれなくても、自分で想像を巡らすことはできる。企業が考えている以上に先読みしてしまおう。それは「私はこのビールが好きで…」「私は旅行が好きで…」ということではない。自分にとってのそのビール(あるいは飲料)は自分の生活サイクルの中にどのように組み込まれているのか、どのように影響を与えてくれているのかを真剣に考えるのである。例えば、それは「切り替え」であり、「新しい自分の創造やチャレンジ」である。この二つのキーワードだけでも志望動機が浮かんできそうだ。「私はビールが好きで・・・」と始められると、その時点でそれ以上話を聞こうと思わないが、「自分に切り替えとチャレンジの意欲を与えくれるこのビールは・・・」と始めれば最後まで話を聞きたくなるものだ。

今日はちょっと短めだがこれで終わり。次回は「(3)これまでの働き方や働く環境を知ること 」を見ていく。

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2009-05-27 00:35  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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