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企業の実態をお教えしましょう [気づきなど]

社会の幸せのために自分が幸せになる企業を見つけよう!

いよいよ有名企業(ただし優良企業とは言ってないのでお気をつけあそばせ)の内定出しが本格化している。今年は例年よりも慎重な選定が目に付く。何のことはない昨年度採り過ぎたわけだ。しかも、原油高やサブプライムローン問題など経済情勢の悪化により、学生にはわからないカタチで採用予定数を下方修正している。説明会をやっていても実際には人を採らないという事実がある。そういう意味では新聞社が発表した採用予定数はかなり嘘っぽい。超売り手市場と言われるが、実際のところは相変わらず厳選採用には変わりがない。

しかも、その厳選採用に加えて、大企業の「コネ採用」&「準コネ採用」は相変わらずである。皆さんは、リクルート星人に毒されてしまっているので、この世の中の採用は公平・公正な審査が実施されていると思っている。そういう前提でないとリクルート星人のビジネスモデルは成り立たず、儲からない。企業もコネ採用などやっていないというクリーンなイメージを学生さんに植えつけたいと思っている。変な利害関係が一致したわけだ。でもこれは「一致」ではない。企業側が完全に騙されているのだが、それについては学生さんには関係なのでここではこれ以上の言及を避けることにする。「コネ採用」とはいわゆる「エライサンを通じたコネ」であり、「準コネ採用」とは「学閥コネ」である。人間性もポテンシャル(可能性)も同等ならば、コネを優先させようということだ。実際に私も「準コネ採用」に積極的であった。在学中は愛好精神のかけらもなかった自分が出身大学の学生を見ると、ついつい点数を高くつけてしまう。同等レベルで並んだものなら、「私が責任を持って面倒を見ます!」と発言する始末である。こういう実態は大企業ほど大きいことを自覚してほしい。

だから、大企業に不合格になったことで落ち込む必要はないし、これから最終面接に臨む人もそんなに力まなくても自然体で大丈夫なのだ。反省すべきことは反省しないといけない(面接突破の秘訣その4を読んでほしい)が、決して人格を否定された(される)のではなく、上には上がいた(いる)だけの話なのである。それでは、もう少し企業の実態について明らかにしておこう。

あなたが落とされた商社について実際のことを話してみたい。これは「商社のエントリーシートと面接」へのアクセス数が半端ではなかったからだ。皆さん、商社マンのあの夢を語る姿に明らかに騙されている。商社マンなんてそんなクリーンな存在ではないし、世界を動かせるほどの力があるわけではない。商社マンと付き合ってきた私に言わせると、限りなくあの悪名高きリクルート星人に近い存在である。いや・・・ひょっとするともっと性質(タチ)が悪いかもしれない。そう。社会的コストの損失を防ぐ最も効率的なシステムとされている「談合」が前提の商売であるからだ。たまに、ニュースでいろいろな業種の「談合」が取り沙汰されているが、それを真剣に報道しているキャスターの堅い表情を見ていつも笑ってしまう。なぜなら、そんなの日常茶飯事にどこでも存在するからである。しかも、そのニュースで流れている談合の額が可愛いもんだ。商社が取り扱っている談合は何十億、何百億の世界なのだ。談合の席は本当に恐ろしいヤクザな世界である。そのプロジェクトの発掘・形成・促進にどれだけの額を投資してきたのか、調査・設計会社にどれだけ貢いできたか、入札予定額を知っているか?今年度の各社の分配実績はどうなっているか?・・・暗黙の了解と確認で済まない場合は、こんなやりとりの席が設けられる。こうして落札企業が決まり、入札予定額の97%を目標として落札額が決まり、10万円刻みあるいは100万円刻みで他社の入札額も指定されていく。%でやるとバレてしまうからだ。あ~~思い出すのもいやになる。なぜ、そんな業界に入りたいの?あなたの知っている商社のあこがれ先輩はまだ手を染めていないかもしれないが、手を染めている部長にしたがっているだけなのだ。そんなヤクザなことして本当に幸せになれるのか?だから、落とされて良かったのだ。きっと合格した人は99%もうこの記事を見ていないと思うし、見ていたとしてもこの動かぬ事実をきっと信じないだろう。しかし、ここで問題にしたいのは、談合をしていることではない。確かにそれも問題だが、それは公取委に任せるとして(黙認しているので実際は任せられないが)、その談合によって大きなプロジェクトであればあるほど、わが国の国民の血と汗の結晶としての税金や対象国での貧困格差により生み出されたお金が不正なことに使われていることだ。これ以上の言及は避けるが、簡単に言えば誰かのポケットに入っているということ。つまり、商社は社会全体の幸福にはつながっていないことはわかるだろう。

同じように・・・この日本のメガバンクは企業やプロジェクトを育ていることを放棄している。コーポレートファイナンスやプロジェクトファイナンスをやってます!というのは言葉だけで、結局はお金を貸して、お金を渋り、お金を剥がし、会社を潰し、人を殺しているのだから始末に終えない。メガバンクに決まった人が近くにいたら、あめでとう!と言って、NHKドラマの「ハゲタカ」のDVDを借りて見るようにブログに書いてあったよ!と忠告してあげよう。

同じように・・・トップメーカーも実情は赤福や船場吉兆と変わりない。イメージとは違って、実際は騙し騙し、延ばし延ばし、なのだ。IDカードを首からぶら下げて、人間さえも記号化されてしまう世界に突入する。社会を幸せにするミッションよりも会社を幸せにするミッションの方が強い。創始者が悲しむだろう。

だから・・・そんなに悩む必要はない。あなたが幸せになれる会社はこれから出てくる。もうリクルート星人が運営しているナビゲーションは来年度契約に気持ちが移っていてやる気がなくなっているから、学校に来ている求人票をたよりに、気持ちを切り替えてほしい。社会を幸せにするために自分が幸せになる。ただ、それだけである。これから、これから、元気を出して前に進もう。

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2008-04-15 18:30  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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閻魔大王

住友商事なんか、説明会開催時に学生に記入させたエントリーシート全てを翌日にシュレッダーにかけてたよ。なんでかな。ボク、わかんない。
by 閻魔大王 (2012-05-12 16:38) 

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