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就活指令…第一志望を決めることに意味があるのか?~全ての企業を第一志望と考えろ!~ [気づきなど]

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さて、今日はみなさんが好きな言葉、あるいは言葉となるであろう「第一志望」についてである。もう直ぐエントリーシートの作成・提出のラッシュとなり、面接が始まるころに、第一志望や第一志望群という言葉が聞かれるようになり、みんなも影響されてその言葉を使うようになる。

しかし、私は例年丁度いまごろのセミナーで「第一志望という言葉を使うな!そんな言葉を使う人の就活は応援しないぞ!わかったな!」と釘を刺していた。やはりエントリーシートを作成する前に「第一志望」なんていう妄想を捨ててほしかったからである。そもそも、第一志望って何?

例えば、みなさんの先輩方が「私は第一志望の会社に入れました!」と意気揚々と話すので、それが憧れになってしまう。きっとその先輩もあまり大きな声では言わないが、当初の第一志望は他にあり、進路を決定する時に第一志望に変更した、いやそう思い込んだに違いない。もしそうでなければ、騙され続けて今頃不幸になっているか、今年の連休明けあたりに「本当にこれが第一志望のの企業なんだろうか…」とうつむくことになるだろう。

なぜ、私がそんなことを断言するのか?それは二つの理由がある。一つは、「第一志望」の理由が薄っぺらいからである。
「給料や待遇がとても良いから」…それがいつまで続くかはわからないのに?
「人事の人の話を聞いて熱意を感じた」…それが人事の役割じゃないの?
「残業が少なく、ノルマも無い」…楽をするために生きているの?
「若いうちから責任のある仕事を任せてもらえる」…それって管理者の責任逃れではないの?
そして
「この会社なら周りに自慢できる」…その先に何があるの?自慢して何が残るの?

もう一つの理由は、自身の就活軸に照らした客観的な優先順位付けによる1位ではないことである。例えば、自分の就活軸が(1)国際的な取り組みに非常に積極的である企業、(2)チームも強く、個人も強いようなサッカー型の体制をとる企業、(3)自身の貢献が正当な評価されて昇給や昇進に結びつく企業、だとする。簡単に言うと、将来海外での勤務が可能で、レベルが高く、金払いの良い会社に入りたいと人がいるとすると。プレエントリーした会社の全てを対象として、その

基準でレーティング(点数レベル)を設定して、点数をつけて順位付けをしている人がいるだろうか?そんな面倒くさいことやらないよ…と言うかもしれないが、それをやらないと順位は出てこないはずである。だから、第一志望、第二志望、第三志望なんて…嘘なんだよ。

結局、「第一志望」は、主観的で且つ表面的なものであって、なんの根拠もないことなのである。これが「直感的」なものであればまだ救いはあるのだが、周りの雑音に惑わされた「直感的ではない、主観的かつ表面的」な判断なのである。

「第一志望」と思い込んだり、宣言することで害がなければ良いのだが、これが実は大きな害を及ぼすのである。

まず始めにエントリーシートの力の注ぎ方に大きな影響が出る。ニセの第一志望群に力を入れすぎて、自分が幸せになるはずの優良企業のエントリーシートが適当になったり、提出を断念してしまう。だからエントリーシートの作成の前に、このようにこの記事を書いているのだ。

次の影響は面接への影響である。馬鹿な企業の人事は、「弊社の志望度はどの程度ですか?」と馬鹿な質問をする。すると、みなさんは真面目に考えて、「もちろん第一志望です」「志望度は高いです」「第一志望群です」と相手に合わした馬鹿な答えをしてしまうのである。内定辞退を防止するための脅迫としての心の狭い馬鹿な質問なのである。戦争中の軍隊のように「おまえは第一志望か!」「はい!当然自分は第一志望であります!」の世界である。会社に入っても一事が万事なので、そんな会社に進んでほしくないが、それよりもこの貴重な時間を無駄に過ごしてほしくない。「第一志望」に意味が無いことを知っていれば、もっと気の利いた答えができるからである。詳しくは、(第一志望ですか?と聞かれたらどう応える http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-04-22)を参照してほしい。

就活中の友達とのコミュニケーションにも影響する。どこが第一志望なのか?という話になる。友達は第一志望を明確に決めている。どこが一番なんてどうやって決めるのか?と尋ねてみると、「そんなのOBOGとの面談、セミナー、説明会とかで魅力的のある人と出会わなかった?その人に魅力を感じるっていうことはその会社に魅力を感じるということだよ!」と返ってくる。実に怖ろしい妄想である。しかし、その妄想を抱くようになると、次の日から第一志望~第三志望までは明らかになってしまう。

また、就活全般を通じて、第一志望が大きなプレッシャーとなる。第一志望の書類は間違いは無かっただろうか?第一志望の会社から面接の案内があるだろうか?第一志望で失敗したらどうしよう?他の会社からの面接中に第一志望の会社から合否の連絡があったらどうしよう?…プレッシャーに押しつぶされてしまい、その第一志望ではなく本当に幸せになる優良企業に近づくチャンスがどんどん遠ざかるのである。

そして面接後も大打撃を受ける。その「第一志望」が不合格になり、立ち直りに時間がかかったり、就活をやめてしまう人も出てくる。何の根拠もない「第一志望」なのに、「生き生きと働いて、みんなに自慢できたはずなのに…」と自分を責め続ける。「第一志望」を設定すると、目標を持つことができて、メリハリの利いた就活ができるという人もいるが、害の方が多すぎる。実際には、百害あって一利なし、なのである。

それでは、第一志望を一切持たなければ良いのか?いや、逆だろう。全ての企業を第一志望と考えることである。自身の就活軸に合わない会社は、プレエントリーから(本)エントリーをする企業を絞る時に振り落とされるはずである。(就活指令…いわゆる「持ち駒」を絶やさないためのエントリーの方法~エントリー企業リストを作成せよ! http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2010-01-01 を参照)当初は就活軸から外れていたが、持ち駒を増やすために復活させた企業も第一志望になる。全てを第一志望としてエントリーシートを書き、面接を受け、友達と話し、結果を受け止めるのである。

あるいは、レーティングを設定して就活軸について全て評価して点数で順位をつけても良いが、評価分析する力はみなさんにはないだろう。社会や社会人の中身が理解できないと、正当で客観的な評価は難しい。そんな時間もないだろう。だから、今日から特定企業を第一志望にするなんて考えるのはやめよう。誰かに聞かれたら、上にも書いたように(第一志望ですか?と聞かれたらどう応える http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-04-22)を参考に適当に応えれば良いだろう。

(本)エントリーする企業は全て第一志望と考えろ!しかもそれを押しつぶされそうなプレッシャーとしてではなく、心地の良い緊張感として受け止めて就活に臨もう。そうすれば、周りに自慢できるレベルを遥かに超えて、夢と希望を持った社会人として周りは称賛してくれるだろう。

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2010-01-06 22:01  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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