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みんなの自己PRを本気で添削します!パート20 ~メンバーのベクトルを一致させてリーダーシップを取れる人~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門でベスト3である( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。昨日は断トツだった1位と2位が入れ替わって、ようやく自己PRばかりやっている場合じゃないと気がついたのかもしれないね。それにあんまり他人の自己PRを見過ぎると悪い影響を受けて自分らしさが出せなくなる。昨日より今日、今日より明日と自己PRが進化すればそれで良い。

それが就活で学ぶべきことであり、生きているということなんだ。このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は…自己PRばかりやっている場合じゃないと言っておきながら、投稿いただいた方のリクエストに応えて、自己PRの評価シリーズの続きをお送りしたい。順番待ちの方、今しばらくお待ちを!

【自己PR20】便宜的に番号を入れました
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①まず自分から動かなければ成長することは出来ないと考え、成長する為の努力を惜しみません。②それは中学でも高校でもキャプテンを任されましたことが原点です。③高校でキャプテンになった時、チームはばらばらでした。④そこで私は問題点を考え、ミーティングの方式を一新するなど様々な方法を考えて意識と環境を変える努力をしました。⑤徐々にでもその効果は表れ、チームに初めて一体感というものが生まれたことを体感しました。⑥同時にチームと私自身が大きく成長出来ました。⑦大学ではテニスサークルに入り、ここでも自らすすんで20回以上の行事の幹事や企画をやりきりました。⑧自分が主導となり部活動やサークルの行事が成功した時の達成感が新たな努力を生み、私が成長出来る機会だと気づきました。⑨このような強みを生かして厳しい環境でも努力をし続け、主体的に行動することで、周りの人間も巻き込んで成長できる人間として、私は会社と共に伸びていきます。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

まず全体的なことを言うと、他人との差別的優位性のある特徴が伝わってこない。つまり残念ながら自己PRになっていないということかな。原因としては、導入文で伝えるべき特徴がいまひとつはっきりしないこと、特徴のルーツ(原点)を探るのは良いが長すぎること、大学時代の経験の書きぶりが薄くて特徴を証明できていないこと、これからの自分にオリジナル性が無いこと…等である。ちょっと頑張って、しっかり立て直してほしい。

今回、この投稿を通じてみなさんと共有したいとことは、ルーツを表現する時の適切な長さと、特徴を証明する活動の結果の効果的な表し方についてである。

まず、一つ目の、ルーツの長さであるが、投稿文では文章の半分が高校時代のキャプテンを務めた話が書かれている。基本的に自己PRの本筋は、現在の他人との差別的優位性を表すことにあるので、高校生の頃の大過去のことが半分を占めるのは適切ではない。

確かにhttp://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-11-27 などでルーツの大切さを書いている。現在のことなんてほとんど聞いてないよ!とまで書いているが(笑)、これは必ずルーツのことは書けよ!というメッセージであり、現在のことを書くな!と言ってるのではない。現在の細かいことに拘りすぎず、特徴のルーツを掘り下げることで、現在のことを細かく書かなくても概要を書けば鮮明に見えてくるということだ。

ルーツは必ず書いた方が良い(と私は思う)が、その長さは短くて良い。ただし、意味が通じなければ意味がないので、効果的に短くすることを考える。例えば、投稿文では、「中学・高校での部活動のキャプテンとして、メンバーが同じベクトルを共有することにリーダーシップを発揮し、チームも自分も確実に成長できたことがその原点にある。」程度で良いだろう。もっと短くするとすれば、「中学・高校での部活動のキャプテンを通じて成長の場を与えられたことが原点にある」でも通じるだろう。意味が通じて、その昔のイメージを少しだけでも読み手や聞き手が思い浮かべてくれたらそれで良い。ルーツは特徴のオリジナル性を求めているので、少しでも読み手や聞き手がイメージしてくれれば、その時点で既にオリジナルが生まれたことになる。

もう一つ共有したいことは、投稿文の「…自らすすんで20回以上の行事の幹事や企画をやりきりました。」の部分に見られるように、特徴を証明する活動の結果の表し方についてである。この20回が多いのか、少ないのか、適正なのかよくわからない。本人としては、飛び抜けて多い!20回以上もできるなんて、他の人では絶対無理!と思っているに違いない。しかし、エントリーシートを読み側としては、何年間で?月に何回のペース?他の人がやると月に何回ということになるの?と考えてしまう。しかし、修正版に年に何回、月に何回を書けと言っているのではない。「非常に多い」ということを効果的に表せということである。例えば、「今までは季節的な恒例に留まっていたイベントや企画について、チームの結束やまとまりが必要な時に積極的に実行し、メンバーの近況を毎月共有できる体制を整えた。」などの本当のことで臨場感を出し、勝負する。

基準や指標として数字を出せば具体的になると思われがちであるが、その数字が大きいか小さいかの判断を読者や聞き手ができない場合は、逆効果になる。「関西のサークル大会で準優勝!」「毎週1回は必ずミーティングをして…」「100人の観客が集まり…」「アルバイトの中で売上がトップになり…」…等、明確そうで実は明確ではない表現に気をつけよう。

それでは順番に見ていこう。対照させるため再度掲載した。
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①まず自分から動かなければ成長することは出来ないと考え、成長する為の努力を惜しみません。②それは中
学でも高校でもキャプテンを任されましたことが原点です。③高校でキャプテンになった時、チームはばらばらでした。④そこで私は問題点を考え、ミーティングの方式を一新するなど様々な方法を考えて意識と環境を変える努力をしました。⑤徐々にでもその効果は表れ、チームに初めて一体感というものが生まれたことを体感しました。⑥同時にチームと私自身が大きく成長出来ました。⑦大学ではテニスサークルに入り、ここでも自らすすんで20回以上の行事の幹事や企画をやりきりました。⑧自分が主導となり部活動やサークルの行事が成功した時の達成感が新たな努力を生み、私が成長出来る機会だと気づきました。⑨このような強みを生かして厳しい環境でも努力をし続け、主体的に行動することで、周りの人間も巻き込んで成長できる人間として、私は会社と共に伸びていきます。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

①上でも指摘したように、具体性に欠ける。成長することに拘っているのならば、どのような成長なのか、その成長のために何が必要なのか、その成長の先にあるものは何なのか…しっかりと自己分析をやってほしい。それができればオリジナルが発揮できるようになる。それと細かいことであるはるが、「為」は漢字で書かない。
②いきなりキャプテンではわからない。「部活動の」が抜けている。
③④⑤⑥上で指摘したように、長すぎる。長い割には伝えたいことが伝わってこない。ここで伝えたかったことを①に凝縮させる。
⑦上でも指摘したように20回以上ではよくわからない。
⑧言いたいことはなんとなくわかるが、この文章でアピールしたいことは何か?
⑨間違っていないがアピールになっていない。そのように考えている人はたくさんいる。そのたくさんいる人の中で自分が違うことは何だと思うか?

不明な点などは脚色して修正案を示すと以下のとおりである。
『チームのメンバーと共に、チームが置かれた状況や環境を変えることにリーダーシップを発揮できる。そのリーダーシップによって個人もチームも成長し、さらに状況や環境を改善することを心がけている。この特徴は、中学・高校での部活動のキャプテンとして、メンバーが同じベクトルを共有することにリーダーシップを発揮し、チームも自分も確実に成長できたことがその原点にある。大学時代には、テニスサークルでの幹部としての活動、ゼミでの研究発表、飲食店でのアルバイトなどにその特徴が発揮され、さらに大きく成長し、常にレベルの高い学生生活を送ることができた。特にテニスサークルの活動では、チームのメンバーが大学生活のコミュニケーションの中心としてサークルを位置づけることができるようにリーダーシップを発揮した。具体的には、これまで季節的な恒例に留まっていたイベントや企画について、チームの結束やまとまりが必要な時に積極的に実行し、メンバーの近況を毎月共有できる体制を整備した。将来、社会人としてもリーダーシップを発揮してメンバーとともに状況や環境を変えていけるように、今まで以上に多くの人の文化を受け入れることができる力をつけていこうと思う。』

リーダーシップという言葉も難しいものだ。それは日本語の「統率する」という簡単な意味だけでは済まされない難しさがあるように思える。身勝手だらけの人間たちに「何らかの一致」を求めながら、全体を見たり、個別を見たり、いろんなことが求められるのだ。しかし、リーダーシップを取るべき人が、前に出ずに他人のリーダーシップを冷ややかに見てしまうと、いつの間にかリーダーシップがうまく取れなくなる。リーダーシップを取るべき人は、リーダーにならなくても、リーダーの気持ちがわかる人間としてリーダーを支えなければならない。そうすれば、次の機会にリーダーの役割を与えられた時に、良いパフォーマンスを示すことができるだろう。是非、グループディスカッション選考で実践してみてほしい。

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2009-12-23 20:04  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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