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みんなの自己PRを本気で添削します!パート19 ~限界を設定せずにチャレンジを継続できる人~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門でベスト3である(http://blog.with2.net/link.php?803911 )。友達からもベスト3なんて凄いじゃないかといわれるが、まだまだ上がいるし、実のところ満足していないというと、こんな文章で贅沢だ!と言われた。がんばろ。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は投稿いただいた自己PRの評価シリーズの続きをお送りしたい。順番待ちの方、今しばらくお待ちを!

【自己PR19】便宜的に番号を入れました
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①私は行動を起こす際に物事に限界をつけず挑戦し続けることでより良い結果を達成し、さらなる可能性を見出すことができます。②この特徴は3年間続けている結婚式場でのアルバイトを通して、日々お客様の意見に耳を傾けることで小さなことから少しずつ改善していき、それがお客様の満足につながるという経験から得られたものです。③所属しているアコースティックギター部ではどんなに納得のできる演奏が練習でできたとしても、本番ではその演奏ができるとは限らないので直前まで繰り返し練習しました。④さらに、語学学習を通して自分の新しい可能性を見出しています。⑤半年間の留学ののち、帰国後に受けた英語のテストでは予想外に点数がとれず悔しい想いをしました。⑥テスト結果を分析した結果、リスニングとスピーキングの力が弱いことに気付き、映画を見たりラジオを聞いたりとできる限り英語に触れるように努力しました。⑦すると帰国直後よりも英会話が聞きとれるようになり、ホストファミリーと連絡を取った際も「発音がうまくなったね」と褒められました。⑧今後はこの特徴をさらに強化し、目の前で起きた問題を粘り強く解決していくだけではなく、自ら問題提起をして改善していける環境を作っていきたいです。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

まず全体的なことを言うと、いろいろな話は出てくるが、結局何をアピールしたいのかがよくわからなかった。①を読んでそれを証明する文章が出てくると期待したが、「限界を考えずにチャレンジを続けることができる人」という印象はほとんど残っていない。残った印象としては、「留学したのにリスニングとスピーキングがの試験結果が悪かったってどういうこと?遊びに行っただけ?」で終わってしまう。きっと、そんなことはないと思うので、①の導入文を再度見直して、説得力のある文章を考えてほしいと思う。

①の強みや特徴は説明しきれなかったが、結婚式場のアルバイト、アコースティックギター部、留学の話がわかったことで、学生生活をイメージすることができた。どのような働きぶりで、どのようなキャンパスライフで、どのように海外に成長を求めたのかをもっと知りたくなる。そういう意味では、①とのリンクを説明できなかったことがとても残念である。

本人としては、いずれの経験にも全て、「限界を考えずにチャレンジを続けること」ができていると思っているだろうし、文章としても表現できると思い込んでる。もちろん、詳しい具体的なことは面接で表明することで解決していけば良いが、相手の理解を促す最低限の説明は必要になる。やはり怖いのは、様々経験が評価されたとしても、①を説明しきれないことを自己分析の甘さと考えられて、その矛盾が審査の点を下げてしまう可能性があるからだ。

ここでみなさんと共有したいことは、やはり「見直し」についてである。このブログも見直しの時間が少なく、誤字脱字や文書矛盾が多々見られる(笑)ので、あまり偉そうなことは言えないのだが、みなさんが「見直し」の意味をあまり理解していないと思われるので、共有したいと思う。みなさんにとっての見直しは、日本語の標記の誤りを正すことにのみ重点が置かれている。「意味が通じているか?」「自分の言いたいことは伝わっているか?」「これを読んだ人は何を思うか?」「これを元に面接されたらどう応えるか?」「他の設問との矛盾は無いか(軸がぶれていないか)」などはほとんど考えていない。

意味が通じているか?
…意味が通じないと、それ以降は読んでくれないと考えよう。
自分の言いたいことは伝わっているか?
…意味が通じていても自分の言いたいことが伝わっていなければ意味がない。面接ではそのギャップを埋める時間はない。
これを読んだ人は何を思うか?
…このエントリーシートは誰が読むかをイメージする。人事の社員以外でも、他部署の人、管理職、役員などいろんな人がこの文章を読んであなたをイメージしている。
これを元に面接されたらどう応えるか?
…エントリーシートを元に面接されることが多い。面接で内容を訂正している場面などない。
他の設問との矛盾は無いか(軸がぶれていないか)?
…軸がぶれるといろんな疑問が生じる。疑問が生じると信頼関係が崩れ、その先にある面接には進めない。

見直しとは、日本語の間違いに気づくことだけではない。自分が責任を持って、相手を納得する文章を提供できるかどうかを確認することである。そのためには、どのように確認すれば良いか?もちろん、2回、3回読み返すことも大切であるが、「読み方」を変えることが大切にある。今までの見直しは。「自分」が読んでいた。これからの見直しは、「読み手のつもりで読む」ということである。自分ではなく他人が読んでいるところをイメージして、その文章を評価するのである。

実は、私も昔は日本語を書くのが苦手だった。中学・高校と国語で良い成績をとった記憶がない。文章を書くことが好きになったのは、コンサルタントとして文章を書くことが大切な仕事になってからのことだ。でも、他人に伝わる文章を書けるようになるまで、かなりの時間がかかった。何度も上司(チームリーダー)にレポートをつき返され、何度も何度も文章を読み返して、修正を重ねてみんなに納得してもらえる文章が書けるようになった。最後の最後は、チームリーダーになったつもりで読み、その文章のコメントを考えるようになっていた。

これは就活のエントリーシートだけのことではないないだろう。他人の気持ちになって考えることは、人間として大切なことであり、他人と分かり合える唯一の方法かもしれない。

それでは、順番に見ていこう。
①「さらなる可能性」の意味が良くわからなかった。
②結婚式のアルバイトでいきなり身についたものではないだろう。あなたの20年間で育まれた人間性、行動特性、価値観などは影響しているはずである。きっとアルバイトを通じて、社会でチャレンジすることの「厳しさ」のようなものを感じたのではないだろうか。
③「…本番ではその演奏ができるとは限らないので…」の表現の仕方がよくない。「いくら練習しても本番でできないことが多くその練習の甘さを反省し、練習のための練習ではなく本番のための練習を真剣に考えた。」ということだろうか?
④やはり語学学習が唐突にでてくるので、つながりがわかりにくい。
⑤⑥上でも指摘したように、この留学を通じた語学学習を通じた「限界を考えずにチャレンジを続けること」との関係がよくわからない。映画やラジオを使ったことに何か限界を感じたのか?
⑦エントリーシートでは会話言葉は禁止…http://tateyama.blog.so-net.ne.jp/2009-11-24
⑧「自ら問題提起をして改善していける環境を作っていく」ことと①の関係がよくわからない。

不明な点などは脚色して修正案を示すと以下のとおりである。
『物事に自らの限界を設定せずにチャレンジを継続することで、より高いレベルの結果に到達することを目指し、その過程から得た反省や教訓を次の挑戦に生かすことができる。この特徴は、中学・高校時代の勉強で実力を上げていくための方法として身に付けたもので、生活の中でもこれを実践するようになっていった。この特徴をさらに強めたのは、大学時代に3年間継続した結婚式場でのアルバイト通じて社会での顧客満足度の厳しさを知り、より高いレベルの人間性を求められたことである。この特徴は、大学時代には、アコースティックギター部での公演を成功させるための厳しい練習、留学を含む語学学習で英語力を上達させるためのトレーニングなどに発揮された。特にギター部での活動では、技術的には雲の上のような存在がこの世にたくさんいる中で、諦めずに自分が上達する限界を作ることなく、公演でお客さんと感動の空間を共有できるように、練習を重ねた。常に練習の甘さを反省し、練習のための練習ではなく本番のための練習を真剣に考え、イメージトレーニングや模擬公演を試みて、公演の成功に繋げることができた。今後、社会人としては、限界を見失って周りに迷惑をかけたり、メンタル面での問題が起こらないように、むしろ「限界を知る」ことでチャレンジと結果の継続安定性も求めていきたい。』

限界を設定しない…つまり自分で自分の壁を作らないことは非常に大切であるが、社会人として生きていくこれからは、今までよりも広い視野で「限界を知る」ことも大切なことである。人間、若いときはあまり前後左右を確認せずに、エネルギー全開で突っ走ってしまうことがある。しかし、社会の中で生きていくためには、年齢とともに押し寄せる衰えと闘いながら、世のため人のために持続的に活躍することが求められる時が来る。瞬発力を効かせてパワーを爆発させるよりも、少しずつでよいのでスピードを上げて気がつけば他を圧倒している存在になろう。

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2009-12-21 21:56  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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