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みんなの自己PRを本気で添削します!パート11 ~相手のことを思いやるコミュニケーションとは?~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門でベスト3をなんとか維持している( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。昨日は本当のことを書き過ぎて(笑)、いろいろな方面からいろいろな評価をメールでいただいたが、学生からのコメント(前日コメント欄参照)で勇気をもらったので、もっと本当のことを書いていきたいと思う。良いものは良い、悪いものは悪い、と認めることができる人間を一人でも多く世の中に輩出していくために今日も書く。決してランク上位であることが目標ではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心尽くしたい。

今日は投稿いただいた自己PRの評価シリーズの続きをお送りしたい。順番待ちの方、今しばらくお待ちを!

【自己PR11】便宜的に番号を入れました
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①他人の気持ちを第一に考える素直な心と、猪突猛進ともいえる行動力で、常に喜びや理解の空間を創り出すことができる。②小学校から大学までの過程で、生徒会長や部活の主将、学級委員など務めてきたなかで、他人の事を考えて行動できることが意識づいている。③さらに「多くの方と接し、お客様一人一人を大事にしたい」という思いで、大学入学後すぐにコンビニでアルバイトを始めた。アルバイトをしていくなかで一番大変なのはお客様からのクレーム処理である。④別のスタッフが、大声で怒鳴られたり、睨まれたり、時にはスタッフの胸ぐらを掴んだり、という光景を目の当たりにしてきた。⑤私は最初、恐れもあり何もできず、ただ呆然としていた。⑥しかし、「自分やスタッフの何がいけなかったのか。お客様が何を求めて、スタッフにどう改善してほしいのか、ということをはっきりしないと店の質は上がらない」と思い、誠実に頭を下げて謝るだけでなく、常にお客様と話をするようになった。⑦時には帰り道をお客さまと一緒に歩きながら話を聞くこともあった。⑧そうすることで、お客様は納得してくださり、時には感謝の意を伝えてくれるお客様もいた。⑨さらに私は、一人のスタッフの改善点は全員のスタッフの改善点であると思い、スタッフ用の連絡ノートを作った。⑩ノートに自分の失敗、あるいはスタッフが気をつけることを記すことで、全員が意識づけをできる点で威力を発揮している。⑪何よりも人の気持ちを大切に行動し、自分のやったことに対して笑顔で喜んでくれることが何よりも私にとって幸せである。⑫社会に出て、人に尽くすことで喜びや幸せを生み出せる人間になりたい。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

まず全体的なことを言うと、自己PRというよりも「コンビニでのお客様対応の心得」のように聞こえてしまい、何をアピールしたいのかが伝わってこない。その原因は、やはり導入文の意味がよくわからないところにある。素直+行動=喜び+理解??何か言葉が抜けているのか、接続がおかしいのか…なんとなく、そこにいるメンバーが楽しく充実していて、みんなが分かり合えている雰囲気が漂うのだが、どうもコンビニエンスストアのアルバイトの話とつながらないのである。コンビニエンスストアに来店する人は、特に喜びを求めてやって来るわけでもなく、分かり合えなくても便利さを感じれば大切なリピーターになるのである。どうつながるのか…と悩んでしまった。

エントリーシートは、斜め読みのように早く読んでも詰まらずにスラスラと頭の中に入ってくる日本語を書かないといけない。企業によっては何万、何千のエントリーシートを読まないといけない時に、言葉に詰まってしまうとその先を読んでもらえないことがあるからだ。どれだけその後に良いことが書いてあっても、先を読んでもらえなければ意味がない。エントリーシートのほとんどが、英語のように結論を始めに置いた方が良いと言われるのは、これもひとつの理由である。導入文が全ての勝負の分かれ道になってしまうことがあるので、慎重に、わかりやすく、力強く表現できるように時間をかけて完成させる必要がある。

これでは話が進まないので、とりあえずの導入文を設定すると、「他人の気持ちを大切にして、もし自分でならばどのような行動や説明があれば納得できるのかを常に頭に入れて、思いやりのあるコミュニケーションを図ることができる。」としよう。これでも少々曖昧であるが。

また、その特徴が大学時代に発揮されたことがコンビニエンスストアに限定されている。企業側は、その特徴である人間性、行動特性、価値観が企業活動の中で再現することを期待している。しかし、事例が全くひとつのことに限定されてしまうと、その事例の偶然性と考えてしまう。エントリーシートでは、簡潔で良いので、ある程度広い範囲での経験をあげた方が良い。もちろんその中でも最もその特徴が生きた経験を詳しく述べるのは良い。ただし、あまりに詳しくなり過ぎて、強みや特徴の裏づけを説明していることを忘れないように気をつける。

それでは順番に見ていこう。
①先程指摘したように、「慎重に、わかりやすく、力強く」表現できるように再度考えてみよう。「猪突猛進(チョトツモウシン)」は、目標に向かってイノシシの如く突進することだが、どちらかと言えば、前後のことをあまり考えなかっために罠に嵌った(ワナニハマッタ)時に使われる感覚があるので注意しよう。
②少し説明不足のように思える。例えば、リーダー的存在としてどのように他人のことを考えてきたのかをできるだけ簡潔に表現する。例えば、「リーダーとして運営するには少数の意見に耳を傾けないとうまくいかないことに気づき…」など。
③これは自己PRなので学生時代に力を注いだことのようにストーリーとして流れる(関連付ける)ことにあまり拘らず、その強みや特徴が大学時代のいろいろな経験に生かされたことを表現すれば良い。
④「…一番大変なのはお客様からのクレーム処理である…」ではなく、「…自分の特徴が最も発揮されたのがお客様からのクレーム処理である…」になるだろう。
⑤他のスタッフの状況は自己PRとは関係ない。他のスタッフに比べて自分はうまく対応できたことを伝えたかったかもしれないが、この比較論は前提条件やその時の状況によっても大きく異なるためあまり意味がない。
⑥自己PRではできなかったネガティブ状況は進んでPRしなくても良い。
⑦⑧とても良いことだと思うが、この話にはアルバイトの役割を超えて社員あるいはストアのオーナーが考えるべき問題が含まれている。もし、その手順や方法を間違えれば命の危険にもつながりかねないことである。アルバイトの状況は良くわからないが、店長やオーナーの方針や判断についても少し補足する必要がある。
⑨コンビにではあまり見かけない光景だけにイメージできないところが残る。
⑩⑪学生時代に力を注いだことで書く、課題と工夫のような内容であるが、自己PRとしてはあまり詳しく書かなくても良い。店員のシフトの違いによって、コミュニケーションのツールとしてノートまで使ったという程度にしておこう。
⑫幸せを実感しているが、PRしたいことは何だろう?
⑬学生と社会人の違いをよく考えて、今後はどのようにその特徴を強化していけば良いのかを陳腐な言葉ではなく、自分の言葉として締めくくってほしい。

不明な点などは脚色して修正案を示すと以下のとおりである。
『他人の気持ちを大切にして、もし自分ならばどのような行動や説明があれば納得できるのかを常に頭に入れて、思いやりのあるコミュニケーションを図ることができる。この特徴は、小学校から高校までの過程で、生徒会長や部活の主将、学級委員など務めてきた中で、リーダー的存在として、全体を運営するには少数の意見に耳を傾けないとうまくいかないことに気づいたことが大きく影響している。この特徴は大学時代のコンビニエンスストアでのアルバイト、フィールドワークを主体としたゼミでの活動、大学での社会的弱者を支援するボランティアなどに大いに発揮され、老若男女問わずコミュニケーションの範囲を広げてきた。特に、コンビニエンスストアでのアルバイトでは、お客様からのクレーム処理に自分の特徴が最も発揮された。店長やストアのオーナーさんとは顧客対応やコミュニケーションのあり方について日頃から良く話すようにして、まずはクレームを申し出られるお客様の話や主張されたいことを100%受け止めた上で、必ず改善案や改善努力を提示するように努めた。また、店員同士のコミュニケーションについても、ローテーションの違いで情報を共有できない人とは連絡ノートを使って実践することを心がけた。それらの結果、固定顧客がつきにくいコンビニエンスストアにあって、明らかにリピーターが増え、購入される商品以外の話題についてもコミュニケーションが取れるようになり、お客様の笑顔の数も確実に増えたことを実感した。今後、社会人としては快適な空間を求めるコミュニケーションに留まらず、同じ目標に向かって利益を生み出していく厳しさを伴うコミュニケーションのあり方を考え実践していきたいと考えている。』

他人の気持ちをしっかりとくみ取るというのは非常に難しいことだと思う。人間、自分のことで精一杯で、自分のことが可愛く、とにかく自分を守りたいと思ってしまう。私も38歳?ぐらいまではそうだった。そして、若手人材育成に関わる中で徐々に変化していった。ところが、今度は「私は他人のことを一生懸命考えているんだ!」という自分に酔ってしまい、また一からやり直すことになった。その後、44歳にしてようやく心の底から人の幸せを考えることができるようになったのである。聞きたくもないかもしれないが(笑)…どのような経緯で心の底から人の幸せを願うようになったのか、そしてこうしてみなさんのことを愛して(「愛して」は関心を持ってという意味)熱烈に就活を応援しているのか…人気ブログランキング・就職部門で1位になったら告白したい。早くその日(多くの人と共感・共有できる日)が来ることを待ち望んでいる。

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2009-11-30 21:54  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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ぱーぷる紫

貴重なご意見ありがとうございます!
まだまだ未熟な自己PRを丁寧に添削していただき、本当に感謝しています。
自己PRは広い範囲でアピールしたほうがいいんですね!
ネッピーさんの指摘を参考に、いい自己PRが書けるようがんばります。
ありがとうございました!!
by ぱーぷる紫 (2009-11-30 22:43) 

ネッピー

どんな自己PRが自分に合っているのかは、最終的に自分が決めることです。必ずしも私のコメントに左右されずに、自分のベストを見つけてください。特に面接の時などは丸覚えがバレるより、少々表現がイケテなくても相手には伝わります。そうして試行錯誤をしているうちに、本当の自分が見つかったりもします。これから日々成長。夢と希望を持って楽しく就活してください。応援してます。
by ネッピー (2009-12-01 13:19) 

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