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学生時代に力を注いだことを本気で添削します!パート1 !~忘れられない光景~ [自己分析]

みなさんのご協力もあり、人気ブログランキング・就職部門でトロフィーマークのついた25位( http://blog.with2.net/link.php?803911 )につけている。みなさんの力が多くの人を救っている。就職戦線の中ではなかなか珍しいことだ。でもそういうことが幸せになる近道であることをまだ誰も気づいていないだろう。人に教えることで、自分はさらに上のレベルを目指せるのだ。今日もリンク集・人気ブログランキングをクリックしていただけるように、共に歩める多くの人を想像して、今日も書こう。今日は、昨日の「学生時代に力を注いだこと2009秋冬版」を受けて、学生時代に力を注いだことの投稿に応えたい。

【学生時代に力を注いだこと01】便宜的に番号を入れました
投稿抜粋ココカラ///////////////////////////////////////////////////
①大学の毎夏休み、ネパールでの植林ボランティア活動に参加したことです。②この活動では学生20名と現地住民が協力して20年に渡って植林・交流活動を続けてきました。
③3年次には学生リーダーを務め、活動計画の構築に根幹から携わりました。④最も頭を悩ませたことは、出発前に、連続参加者と初参加者の間にモチベーションの差が生じ、準備が滞るなどの問題が起こってしまったことです。⑤このときには何度も真剣な話し合いを取ったり、一人一人にこまめに声をかけたりし、時には共に悩み、時には厳しい言葉をもかけながらチーム内のつながりを深め、信頼関係を築くことを心がけました。
⑥今年度の活動では、芝地の丘を新たな植林地として開墾し、約800本の植林をしました。⑦炎天下の中で、芝をはがし、地面を耕し、苗を植えるという作業は決して楽ではありませんでしたが、現地住民との協働の末に形となった植林地の光景は、忘れられません。⑧この成果は、チーム内の信頼関係なしには生まれなかったと思います。
⑨この経験から「チームで一つの目的を為すためには人とのつながりが最重要だ」と気づき、よく言われる「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」の大切さを、身を持って学びました。
///////////////////////////////////////////////////投稿抜粋ココマデ

まず始めに断っておくと、この文章は「学生時代に力を注いだことは何ですか?」という質問の回答ではない。本当の質問は、「あなたが最も力を入れて取り組んだものに対して、なぜそれに取り組んだのか、また、そこから何が得られたのか、500字以内で具体的に述べて下さい。」である。この二つの質問はどこが違うのだろうか?ちょっと考えてみよう。

A.「学生時代に力を注いだことは何ですか?」と
B.「あなたが最も力を入れて取り組んだものに対して、なぜそれに取り組んだのか、また、そこから何が得られたのか、具体的に述べて下さい。」の違いは…

(1)Bは「最も」なのでひとつに限定される。ということは、Aは最初にいくつかあげて、ひとつに絞るのもアリということだ。どうしても同じぐらい伝えたい二つのことがある場合、「学生時代に力を注いだこととして、米国への留学と学園祭の実行委員長に同じぐらいの時間とエネルギーを注いだが、特に成果が著しい留学について述べると…」など。
(2)Bは「なぜそれに取り組んだのか…具体的に述べて下さい。」とあるので、背景・経緯と目標を具体的に書くことが必須条件となる。一見すると背景・経緯だけのような気がするが、「こんなことが目標だったので頑張れた」ということがあれば、「なぜそれに取り組んだのか」の答えになるだろう。
(3)Bは「そこから何が得られたのか…具体的に述べて下さい。」とあるので、成果を具体的に書くことは必須条件となる。
(4)Aの一般的なコンテンツは、a.背景・経緯、b.具体的内容・目標、c.目標を達成するために期待される成果、d.成果を出すために取られた活動、e.目標を阻害する課題と解決のための工夫、f.実際の成果と目標達成度、g.人間的に成長したこと である。

つまり、今回の出題では、学生時代に力を注いだことを完全にひとつに絞り、a.b.f.のウェイトを少し高く配分して書くということになる。

まず、全体としての評価をすると、ネパールでの植林ボランティア活動というなかなかできない貴重な経験に対して、熱意やエネルギーが表われていないのは非常に残念である。日本人同士のモティベーションの違いなどは、文化の違う海外に出ればいつでもどこにでも起こることなので、それにスペースを使うのはもったいない。なぜ、エネルギーを感じないかというと、やはり原因は目標が設定されていないことに尽きる。グループの活動の目標と自分の目標を明確にすれば、必ずそこにエネルギーが生まれる。モティベーションやチームワークの問題も、活動自体の目標を大きく阻害する要因であれば説得力はあるが、単に苦労しただけでは愚痴に聞こえるだけで、文章としては論理性も説得力も無くなってしまうので気をつけよう。

まずは①~⑧の内容についてのコメントをして、その後、a.~gのコンテンツと対照させたい。

①1年生から3回行ったということか?具体的に書いた方が良いだろう。またなぜそのボランティアに参加しようと考えたのかについて書く必要がある。これは質問の条件となっている。
②この学生とは決まった大学の学生なのか、いろいろな大学があつまるグループなのか、活動をイメージするために知りたい。20年の歴史があるということは大学公認の活動なのか、グループというよりも部活動の位置づけなのか?そのあたりも良くわからなかった。
③リーダーの役割が簡単すぎることと、リーダーとしての目標が設定されていない。
④⑤はエントリーシート上はほとんど必要ない。面接で問題を掘り下げられた時にのみ回答することになる。
⑥一般の人は800本と言ってもピンと来ないだろう。面接的なことや将来的な林業生産性などでフォローして、「それは結構たいへんなことだね~」と思わせるように言い換えよう。
⑦実際の気温、労働時間、労働環境について明確にしないと大変さは伝わらないだろう。また、現地住民との協業については、どのようなコミュニケーション手段を使い、意思疎通を図ったのか、意思疎通がうまくいかなかったことは何かということをまとめたほうが良い。日本人同士のモティベーションギャップよりも現地の人たちとのコミュニケーションギャップを表すことが重要。あるいはギャップが生じなかったとしたら、どのような工夫や思いやりなどがあったかをまとめる。さらにその忘れない光景を是非言葉にしてほしい。忘れられないでは何も伝わらない。
⑧ここでは成果の要因分析ではなく、どのような成果をあげることができたのか、グループとしての目標が達成できたのか、リーダーとしての役割を果せたのかなどを明確にすることがより重要である。
⑨「チームで一つの目的を為すためには人とのつながりが最重要だ」は当たり前の話であり、後半の「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」は安易過ぎる。

a.~gのコンテンツと対照させると、
a.背景・経緯…書かれていない。
b.具体的内容・目標…具体的内容は読み取れるが、目標が書かれていない。グループとしてのボランティアの目的や植林活動の目標、3年目のリーダーとしての目標設定は必要である。
c.目標を達成するために期待される成果…目標が明確になっていないため書かれていない。
d.成果を出すために取られた活動…成果が明確なっていないため論理的ではないが、800本の植林と現地住民の協業作業であることは理解できた。
e.目標を阻害する課題と解決のための工夫…モチベーションやチームワークの問題が設定されているが、これがチームとしての目標やリーダーの目標をどのように阻害したかは不明である。
f.実際の成果と目標達成度…忘れられない光景だったことはわかったが、実際の成果は書かれていない。多分800本の植林をやり切ったのだと思うのだが…。
g.人間的に成長したこと…人間的な成長とは、もしあなたがネパールでの植林ボランティアに参加していなかった自分を想像して、その自分と今の自分を比べた時に人間としての大きな違いを考えるとことである。必ず決定的な違いがあるはずだ。

①~⑨、a.~g.の指摘を含めて、脚色するとこのような修正例になる。
『ネパールでの植林ボランティア活動である。高校生の頃、途上国で生き生きと活躍する人の姿をテレビで見て、自分も恵まれない人のために何か役に立ちたいと考えていた。そして大学に入学後、大学内でも歴史のあるボランティアグループに参加し、3年間毎夏ネパールに出向き植林をする機会に恵まれた。現地では約20名の学生と現地住民が協力して植林活動を通じて交流を図った。グループとしては限られた期間の中で計画された全ての植林を予定された適切な場所に正確に完成させることを目標として活動した。また、個人としては3年次にリーダーを任され、日本人学生からの100%の信頼を受けることと、現地住民との言葉を超えた笑顔でのコミュニケーションを実現させることを目標とした。そのために、日本人学生に対しては、スケジューリングを綿密に管理して、チームとしての情報共有を活性化させて、モチベーション維持するために個人の現状と課題を常に把握して声掛けした。意思疎通がうまくいかないときも多々あったが、まずは徹底的に聞き役に回り、最後に厳しい要求も含めて協力をお願いした。その結果、最高気温が40度近く衛生状況も悪い現地の過酷な環境の元、プロ野球のグランドぐらいの面積に800本の植林を美しい配列で植林することができた。これらの作業を通じて日本人学生と現地住民の和ができ、リーダーとしても大きな賞賛を受けることになった。この経験を通じて、自分にはまだまだ発揮されていない潜在的な力がたくさんあり、勇気を出してその一歩を踏み出さなければならないことを教えられた。』

600文字を超えてしまったが、脚色したところなどを正確な話に置き換えたり、グループかリーダーかどちらかの目標に焦点を絞ったり工夫をしてほしいと思う。

ネパールの赤土が緑に変わるのを想像した。私たちは、いや、みなさんには、限りのない可能性がある。「誰かがやる」と思わず「自分がやる」と思ってほしい。勇気を持って自分を信じ、その一歩を踏み出せば、人生が変わる。内定を取るためではなく、幸せになるための就活もまたその一歩になるだろう。

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2009-11-19 20:54  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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