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追加募集の難関を突破する準備(その2) [気づきなど]

「今までとはパターンを変える」の続き

昨日に引き続き、追加募集の難関を突破する準備として、今までとはパターンを変えることを考えてみる。今日は、「もっとわかりやすく学生時代に力を注いだこと・力をいれたこと・頑張ったことを表現する」ことを試みよう。

なぜわかりにくいのか?

わかりにくい理由が3つほどある。
(1)パターンに填め込み(ハメコミ)過ぎて実際が見えてこないこと
(2)チームと個人の目標と成果が整理されていない
(3)人間としての成長が曖昧でその人の可能性がイメージできない

実はこの3つは、社会人としてのパフォーマンスを評価するときに重要な観点となる。企画書、資料、報告書などを作成するときに、どこかの切り貼りや填め込みをやっている人は、決して新しい価値や革新を生み出せない。グループの目標と個人の目標の連鎖を考えない人はチームとして不可欠なメンバーとなれない。そして自分の成長力が自覚できない人は「仕事のための仕事」をしてしまうのである。だから、このようなわかりにくい表現の人を敢えて採ろうと思わないのだろう。一つずつチェンジのポイントを見ていこう。

【チェンジ!パターンから脱出せよ!】

どうもパターンに填め込み(ハメコミ)すぎて、実際の頑張っている姿が全く想像できない。想像できたとしても、「普通の人」になってしまう。誤解のないように言うが、「普通」や「平凡」がダメと言っているのではない。普通の人も、平凡な人でも必ずオリジナル性があるので、その特徴をしっかりと浮き彫りにする必要があるということだ。良くあるパターンとしては、どこかの就活本に書かれてあるような、「率先してチーム内のコミュニケーションを図る工夫をした」という文章である。

率先した人はあなただけかもしれないが、就活をしている人の中には率先した人は山ほどいるだろう。なぜ率先しようと思ったのか、率先する時に難しかったことは何か、率先して見つけ出した輝く自分は何か、率先の結果として反省すべきことは何か・・・そんなことが文章に表れることで、あなたの価値観が明らかとなりオリジナルをイメージできるようになる。

初期のエントリーシートや面接ではパターンへの填め込みで成功したかもしれないが、この時期になれば、そのパターンを生かしながらも、どんどん進化させて、最終的にはパターンから脱却を試みないと本当のオリジナルが表せないだろう。

【チェンジ!チームも強く、個人も強く!】

チームやグループでの活動を表現する場合に、話が個人に偏りすぎたり、チームの戦績ばかりを追いかけたりするケースをよく見かける。実際そうだったのかも知れないが、そこには目に見えてこないチームの支えや特には口外していない自身の努力の積み重ねもあったはずである。そういうことをしっかりと思い出してほしい。チームと個人のバランスが重要なのは、「チームも強く、個人も強い」ことを表現することで、そこからとてつもないパワーが伝わるからである。

チームやグループが何を目標としたのか、そしてチームやグループが目標を達成することを前提とした場合に、チームとして出すべき成果の一つとして個人が果すべき役割は何かをまず整理するべきだろう。そしてその役割自体が、今度は個人の目標となり、その目標を達成するためにどのような活動をしてどのような成果を上げたのか(あるいは上げれなかった部分があるのか)の達成度を明らかにする。

つまり、
チームの目標←(チームの成果)=個人の目標←個人の成果←個人の活動 
を明らかにする。言うまでもないが、チームやグループの活動ではない場合でも、
個人の目標←個人の成果←個人の活動を明らかにし、+周囲の協力や支援を忘れないようにする。

【チェンジ!その経験からしか生まれない成長は何だ!】

まずは・・・「成果」と「成長」の違いを再確認しておこう。優勝したこと、点数を取ったこと、働いた経験(お金を稼いだこと)など基本的に数字的に表せる直接的な結果が「成果」であり、経験を通じての人間的な変化が「成長」と考えれば良いだろう。その経験をした自分ともしその経験をしなかった場合の自分を人間的に比べるのだ。

「成長」はエントリーシートにしても面接にしても、学生時代に力を注いだこと・力を入れたこと・頑張ったことの最後のくだりの部分となる一番重要なところだ。ところが・・・決まって「コミュニケーション力がつきました・大切さがわかりました」となっている。どこかの就活本やブログにもそう書かれてある。そんなことは当たり前のことであり成長ではないし、実際はそんな陳腐なものではないはずだ。それぞれの経験を通じて得た成長力は、その経験でしか育まれなかった成長であり、自分自身だけにしか与えられない成長だったはずである。そう。忘れているだけ。いや。ちゃんと考えてないだけだ。

コミュニケーション力がついたのは、テニスサークルでなくてもバレーボールサークルでも可能だっただろうし、国際感覚が身についたのは、留学に行かなくても留学生支援ボランティアでも可能だっただろうし、どんな人とも話せるようになったのは、居酒屋でアルバイトしなくてもゴルフのキャディーでも良かったかもしれない。

「相手のパワーが手に伝わり、そのパワーを全身で跳ね返すだけの力をつけるために、どれだけの努力をしなければならないのかを体で覚えることができた」ことはテニスサークルでしか実感できないことであり、

「逃げることのできない環境のもとで自分ができることの最大限の工夫をすることで成長する新しい自分を見つけることができた」ことは留学でしかできないことであり、

「自分がどんな状態でも心の底から魂のこもった言葉を発することで、快適な空間を創りだせることができるようになった」ことは居酒屋でしかしかできない経験だっただろう。「ありがとうございました!またよろしくお願いします!」の言葉で何人の人がまた飲みに来ただろうか・・・他の友達を連れてね。

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2009-05-12 18:19  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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