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商社のエントリーシートと面接 [気づきなど]

これまでの商社マンとこれからの商社マン

難関とされている商社のエントリーシートと面接の対策について考えたい。
前にも書いたが、自身は国際開発の世界で生きてきた。最初の12年はエンジニアリング系、その後人間・社会開発系のコンサルティングファームいる。エンジニアリング系のコンサルティングファームでは、水資源開発分野を中心として取り扱っていたので、ダム建設に関わっていた(自身はダム建設による環境アセスメントを担当し、事業ありきの環境アワス(合わす)メント!に加担していたのだ!!私の罪をお許しを!)。その時に、ほとんどの商社と付き合いがあった。海外の(政府管轄ODA)プロジェクトは、政府からの要請に基づいているが、実質的には商社やゼネコンが仕掛けて、「要請させている」のである。

その「付き合い」が微妙なのであるが、相当親密な付き合いであった(明言は避けるが談○っぽいね)。三○商事、三○物産、住○商事、○紅、○実、・・・などと仲良く?やっていた。その中でイケテル商社マンとイケテナイ商社マンがいた。イケテル商社マンに共通した特性としては、課題解決力、調整力、交渉力がある。つまり、毎日起こる問題や課題についてどれだけ論理的且つ効率的に解決を図り、内部・外部の「納得」を引き出すコミュニケーション力で利害関係を共有・調整し、関係者がWIN-WINの状況になるような良い意味での妥協点を見出すことができる力である。しかもこれらの力のバランスが非常に良い。ODAプロジェクトでは、さらに、そこにパッション(情熱)が注ぎ込まれていることが大きな条件であった。

みなさんの学生時代に力を入れたことや強みなどから、どれだけこれらの力があることを前面に押し出せるかが勝負になるだろう。無理矢理見つけ出すのではなく、3つの力+アルファの中で自分が自信のある力を自然なカタチで表現し、自信のないところについては、今後伸ばしていくべき力として自覚していけば良い。学生のうちからそれらの力を備えている人なんてほとんどいないといって良い。それらの力をポテンシャル(可能性)としてつけていく自信があればそれで良いと思う。

さて問題は、今後の商社マンもこれで良いのかということである。そう。従来から言われている「企画力」である。不思議なことに私の付き合ってきた商社マンには企画力がありうそうでないのだ。特に新しい価値を生み出そうとする企画力がない。売上や利益貢献のための短期的な悪知恵はすぐに働くのに、長期持続的なアイデア力やビジネス力が非常に弱い。頭が良くて、切れる人が多いのに、新しい価値を創造するプロジェクト人材になれていない。どこかで腰が引けているし、真剣みがなく、何よりも社会から使命を帯びているオーラが出ていない。

これからの時代は、新しいマーケットで、新しい価値を創造し、新しいカタチの社会への貢献を果たしていく必要があり、それこそが商社マンの使命であると感じている。1次面接や2次面接で出てくる若造さんは既に腰が引けている悪徳者が多いので、新しい価値の価値もわからないかもしれないが、そこを切り抜ければきっと伝わる時が来る。新しいビジネスコンセプトを表明できるように準備を進めよう!

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2008-03-24 13:54  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
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