就○ジャーナルの罪~本当の自己PRを考える [エントリーシート]
こんにちは!就活お疲れ様です!
まずは「エントリーシートの書き方~コンテンツ思考で行こう!~」を読んでください!
自己PRを見直そう
2007年11月にリクルート星から発行された就○ジャーナル12月号にエントリーシートの特集が組まれていた。いやいや、驚いた。自己PRや志望動機のビフォー&アフターが掲載されていたのだが、編集長自ら手直ししたアフターの方がイケテナイ。イケテル、イケテナイの違い?それはそのPRしている人に会いたいと思うかどうかである。これこそが自己PRの指標の全てなのである。それでは、ちょっと見てみよう。
お題:自己PR
【Before】
100名のメンバーを抱えるテニスサークルの代表として、サークル運営に取り組んできました。大所帯のサークルだけに、様々な問題が発生しましたが、一つひとつ問題を解決しながらメンバーをまとめてきたという自負があります。引退してからも、後輩たちからサークル運営について相談を受けることが多いので、そのつど相談に乗って、できる限りのアドバイスをしています。また、高校時代から約3年間、レンタルビデオ店でアルバイトを続けているように、ひとつのことに継続して取り組めるところも私の長所です。1年前からは、映画担当リーダーを任されるようになり、売り場づくりの企画力や新人のフォローに細かく気を配る面倒見の良さなどを、社員の方から評価されています。
【After】
私の一番の強みは、問題解決に向けた行動力です。何らかの問題が起こったとき、原因や経緯を整理して、周囲と相談しながら解決策を模索・実行します。大学ではテニスサークルの代表をしていたのですが、メンバー100名という大所帯だけに「備品が均等に行き渡らない」「練習のスペースが足りない」など様々な不満が噴出しました。そこで、中心メンバー数名と知恵を出し合い、打開策を考えました。備品については、月ごとの注文を半年後ごとに大量注文に切り替えることで、単価を下げてもらうようにスポーツ用品店と交渉。同じ予算でより多くの備品を確保することに成功しました。また、練習スケジュールをシフト制にして、一度にたくさんのメンバーが集まり過ぎないようにすることで、練習スペースの問題も解決することができました。
【私の見解】
(1)「私」は要らない
自己PRなので「私」は要りません。みなさんもエントリシートを見渡して「私」を探してみてください。ほとんどの場合必要ありません。
(2)あたりまえのことを書かない
「・・・原因や経緯を整理して、周囲と相談しながら解決策を模索・実行します。」という文章をどう思われますか?そんなの自分たちのサークルなんですから当たり前じゃないですか!!問題があっても見て見ぬ振りをする人との比較論など意味がない。
(3)エントリーシートでは鍵カッコはほとんど要らない
鍵カッコを多用する人が多い。「あなたのおかげでうまくいったよ!」などの会話を臨場感を出すために使う人が多いが、これは完全にご法度。上の例はもっとひどい。会話でもないものを鍵カッコを使っている。小学校に戻ってもらおう。
(4)簡単なことを成功や失敗としない
上の打開策や交渉は想像してもそんなに大袈裟なことではない。普通の大学生なら誰でもできることだ。学生時代に力を注いだことについて、ぶち当たった課題をこと細かく書く人がいるが、よく読んでみると1時間程度で解決してしまうような内容なのである。上の例も10分程度の協議をすれば解決策を得られるはずである。何でもかんでも、課題を捉えたら良いというものではない。
(5)エントリーシートの文体は「・・・だ、である調」が基本
敬語や丁寧語の使い方を見られるような業界・業種を除き、「・・・だ、である調」で書いた方が良い。、「・・・だ、である調」の利点は2つ。エントリーシートは字数制限があるため文章をできるだけ短くして内容を充実させる必要がある。「・・・です、ます調」よりも「・・・だ、である調」の方が短くて済む。もう一つは力強さである。内容が浅いほど「・・・です、ます調」では薄っぺらく思えてしまう。内容によっぽどの自信がない限り、「・・・だ、である調」で書くようにしよう。
(6)会ってみたいと思うのは20年を生きてきたあなた
自己PRでサークル活動のことを主張されても、あなたの人間的な本質はわからない。この20年間をどのような思いで生きてきたのか、そして今後の20年間をどのように生き抜こうとしているのかを知りたいのである・・・と私は思う。
【本当のアフターは?】
誰とでも公平に接し、何事も公平な状況を創り出すための努力を惜しまず、時にはそれが正義感として強く表われてしまうことがある。これは幼少の頃からの親の教育によるところが大きい。人の差別や損得勘定をすると、ひどく叱られたものだ。なぜ差別や損得があってはならないのかを強く言って聞かされた。こうして、自分も公平に接し公平な状況を創る人となっていった。それは大学の時に力を注いだテニスサークルでもレンタルビデオショップでのアルバイトでも発揮された。テニスサークルでは100名の大所帯のため多様な価値観を持つ人と接し、公平な運営や練習環境を準備する必要があった。できるだけ多くの人とコミュニケーションを取り、みんなが不満に思わないように予算管理やシフト制の練習環境を創り出す工夫をした。レンタルビデオショップでも老若男女を差別せずに同じお客様として常に親切に接し、お客様の立場になってサービスを提供できた。今後、社会に出てもみんなが損得無く幸せになれるような空間をどんどんまっすぐに創りだしていきたい。
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