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(第4回目)どこにも書かれていない、誰も教えてくれない、そして誰もができる面接対策を学ぶ~(第4章)まだまだ見つかっていない本当の自分の見つけ方と伝え方はこうだ! [面接対策]

緊急追加開催決定! 

セミナー&ワーク企画

自分の強みを知り自己PRを完成さ せよう!

日時:2012年12月13日(木)18:30-21-30
場所:麹町・半蔵門周辺の会議室(参加決定者に詳細を連絡)
料金:5,000円(会場使用料、LIFO診断ツール、後日カウンセリングの全てを含みます。ツール購入のため事前の振込みとなります。)

最近、セミナーなどでも積極的に話すようにしているのだが、私はこの世の中で嫌なこと&嫌いなことが3つある。第1位!仕事である。仕事は嫌いだ。このように就活をサポートしているものが仕事が嫌いなんて言うのは良くないかもしれないが、嫌いなものは嫌いだ。できれば、ダラダラと酒でも飲みながらテレビを見てゴロゴロしていたいと思う。仕事でパソコンの蓋を開けるのも結構時間がかかる。第2位!勉強である。勉強は昔から嫌いだ。だから頭の回転も人より随分遅い。親に「勉強しなさい!」と言われると余計にしたくなくなるということで自分を正当化し続けてきた。勉強が「楽しい!」と思ったことなど1秒もない気がする。第3位!人と関わることが嫌いだ。学生のうちはそうでもなかったが、前に書いたようにこの世の97%の社会人がイケテナイと思い始めてから人と関わることが嫌いになった。

みなさんはどうだろう?仕事はどうかわからないが、楽しんでアルバイトに取り組んでいる。毎回真面目に授業にも出席している。私の場合大学時代2回生以降、ゼミ以外の授業に出た記憶が無い。そして、みなさんは就職活動が始まると「私は人と関わるのが好きなので、是非営業をやらせてください!」と宣言する。本当に羨ましい限りである。だから、ある意味、安心してほしいと思う。こんなに仕事と勉強と人と関わることが嫌いでも、まとも?に生きている。まともの定義は難しいが、それなりのステータス、給料、仕事の環境、家庭を得ることができている。もちろん、「嫌い」=「やらない」ではない。むしろ、「嫌い」→「人一倍やった」ということだ。

みなさんにとって、本当に嫌のことや嫌いなことは何だろう?あるいは、仕事、勉強、人と関わることは嫌いじゃないだろうか?よく考えてみてほしい。ここで私が言いたいのは、こうして本当の自分を暴露してしまうことが決してマイナスではないことに気づいてほしいのだ。私が仕事、勉強、人と関わることが嫌いだ!と言ったことについて、みなさんはどう思われただろう?きっと、本当にこの人は仕事、勉強、人と関わることが嫌いなんだな~とは思わなかっただろう。いや、むしろ、仕事、勉強、人と関わることは好きではないが、「人一倍できる!」と思われたのではないだろうか。そんなもんである。自分の欠点や短所を真正面から認めて、自然のうちにそれらを克服してきた自分を探してほしいとさえ思うのである。

さて、今日は面接でよく聞かれる質問と対応についてのテキストを掲載したい。

4.よくある質問への対応の考え方

(1)質問例
面接で聞かれる基本的な4つの質問に関して、その対応の考え方を示す。

【質問例01】自己紹介してください。
[内容]
名前、学校名、学部・学科、専攻・専門(ゼミ)、出身地、趣味、特技・資格、学生時代に力を注いだこと、就活の軸など
[留意事項]
自己PRではなく、自己紹介をする。相手に頭の中に刻印を残せるように強調するべきところを考えてプレゼンテーションする。
[ポイント]
過去の20年とこれからの20年をアピールするのが自己PRだと考えると、現在の自分を100%知ってもらうのが自己紹介。幅広く浅くなるが、ウェイト配分を考えて強調点を示せるようにする。ユーモアや個性を真面目に発揮できるように自己紹介もいろんなバージョンを予め考えておこう。

【質問例02】自己PRしてください。
[内容]
自分の強みや価値観とその特徴、強みの原点、強みが学生時代に発揮されたこと、今後その強みどのように伸ばしていきたいかあるいはどんなチカラを加えていきたいか、就活の軸 など
[留意事項]
決して、台本の棒読みにならず、相手を説得するつもりで自信を持ってゆっくりと!話す。
[ポイント]
他人との差別化は原点や未来思考に鍵がある。学生時代にチカラを注いだことをいくら熱く語っても、人間力を評価してもらうレベルには到達しないだろう。企業に知ってほしい自分について、自分の原点や未来を交えてPRできるようにしよう。

もうわかったと思うが、「自己紹介」と「自己PR」は違うのだ。また、後から出てくるように「学生時代に力を注いだこと」=「自己PR」でもない。注意しよう!しかし、ここでさらに注意しておかなければならないことは、面接官が「自己紹介」と「自己PR」を明確に分けずに使っていることがあることだ。面接官が「自己紹介をお願いします」と言ったので本当に自己紹介だけしたら、「PRになってませんね」なんてバカなことを言ってくる面接官もいるのだ。ここは、みなさんが大人になり、「自己紹介をお願いします」と言われたら、その場の雰囲気などをよく考えて「自己PRも併せてやらせていただいてよろしいでしょうか?」と聞いてみるのである。同じようにして、「自己PRをお願いします」と言われたら、その場の雰囲気を読みながら「学生時代に力を入れたことについても詳しくPRさせていただいてもよろしいでしょうか?」と聞いてみる。その場ではできるだけ短いPRを求められている雰囲気であれば、学生時代に力を入れたことはあまり詳しく話さず、自分の人間性、価値観、資質・能力について簡潔に話すように専念したい。

ところで、「自己PRをお願いします!」と言われても、自己紹介しても良いのだろうか?私の個人的な見解としては、それがPRになるならば、答えはYESである。自己紹介で現在の自分を知ってもらった上で、過去に遡ったり、未来を夢見てみることは、十分にPRの土台となるからだ。

ちょっと、コラムをのぞいてみよう!

~コラム01・・・自己PRの前に少し自己紹介をしたら自己PRがやり易くなった~
『まず、少しだけ自己紹介させていただきます。R大学S学部の○○と申します。私は大阪出身で小さい頃からスポーツと音楽に関心を持ち、それを通じて多くの友人に恵まれました。人とのコミュニケーションを大切にしたいと考えコミュニケーションを勉強するためにR大学のS学部に入り、社会心理学を専攻しております。大学ではフィールド中心のゼミ活動、フットサルと軽音楽のサークル活動の両立、飲食店でのアルバイトなどに積極的に取り組むことで充実した学生生活を送ることができました。現在は、人のためになる仕事そして達成感のある仕事を軸にして就職活動を進めております。
それでは、PRに移らせていただきます。
これまでの人生を振り返りますと、やはり自分の強みは、決して最後まで諦めない粘り強さで結果を残し存在感を示すことができることです。中学時代の厳しい部活動がその原点にあります。この強みは、大学生活の全ての経験に発揮されてきましたが、特に軽音楽サークルでは最終的に代表を務めて、企画・運営に責任を持ち、サークル全体のモティベーションを上げるとともに、OBOGとのネットワークを再構築して活動の幅を広げることの成功につながりました。サークルメンバーの目的意識の違いから、まとまりに欠ける状態で「活動のための活動」になっていることに悩み続けました。しかし、粘り強くメンバーの意見に耳を傾けて、改善できることから始めて、多くの改善すべきことも試行錯誤でできるだけ実行に移すことでメンバーからの厚い信頼を得ることができるようになりました。「目的」こそ違うものの各人・各グループの「目標」を共有し、さらに高い次元の目標を設定することが成功への鍵となりました。
今後は社会人としても目標を達成するモティベーションで人と人を粘り強く結びつけ、いつでも、どこでも、いつまでもオンリーワンな存在感を示すことで、新しい価値を生み出していきたいと考えています。以上です。よろしくお願いいたします。』

【質問例03】学生時代に力を注いだこと、学生時代にチャレンジしたこと、学生時代にチームで協力して成し遂げたこと、学生時代に自分が変わったこと などを教えてください。

[内容]
テーマ、背景、内容・役割・目標、具体的な活動と成果、課題・工夫、成果、成長 を整理して話す。
[留意事項]
「具体的な活動」は目標を達成するために取った行動であり、「課題」は目標を達成するにあたって障害となった大きな出来事を表現する必要がある。例えば、目標が「軽音楽サークルの代表としてOBOGとのネットワークを再構築して活動の幅を広げること」だとすると、そのためには①OBOGとの連絡体制が整う②OBOGの活動への参画や協力の可能性を理解する③OBOGのスケジュールや場所を考慮した活動の企画 などの活動と成果を明確にする。また、「OBOGとのネットワークを再構築して活動の幅を広げること」の達成のためには、「練習場所の確保に苦労した」ことは直接の障害とはならないが、「自分が所属するグループとの活動以外は参加しない(目標を高度化したくない)メンバーがいること」は大きな障害となることに注意。
[ポイント]
時間とエネルギーの積から生まれる成長力が評価される。その成長力が社会人になっても維持され、会社に貢献できるチカラがあるかどうかを審査されている。目標設定・達成の考え方は企業人や社会人の成長を支えている。社会人では無理難題でも無難過小でも評価されないように、皆さんの目標の立て方が妥当かどうかも見られている。またその目標をどのように達成しようとしたか、論理的な組み立て(上の①~③のように)を示す必要がある。

~コラム…コンテンツ(目次)で考えるとエントリーシートも面接もうまくいくようになった~
(導入)
学生時代には、大学ではフィールド中心のゼミ活動、フットサルと軽音楽のサークル活動の両立、飲食店でのアルバイトなどに積極的に取り組みましたが、中でも軽音楽サークルの活動については最も多くの時間とエネルギーを費やしました。
(背景)
小さいころから、いろいろなジャンルの音楽を聴き、いろいろな楽器を演奏することで、音楽から元気を与えられてきました。アルバイトしたお金で楽器を買い、自分たちで音楽や快適な空間を創っていくことを実現したいと考えて軽音楽サークルに所属しました。自分たちが楽しむだけでなく、聴いている人を幸せにできるような演奏ができるように取り組んできました。
(目標)
そして、3回生になったときに代表を務めることになり、企画・運営に責任を持ち、サークル全体のモティベーションを上げるとともに、OBOGとのネットワークを再構築して活動の幅を広げることを目標としました。
(内容)
それらの目標を達成するために、メンバー個人やグループとのコミュニケーションを大切にして、常に目標・活動状況や成果・懸案事項・不満や不安に至るまでを聞き取り、メールで情報共有を図りました。また、サークル活動の高度化を図りと持続性を維持することを狙いとして、以前より計画されていたOBOGとのセッションを実現するために、OBOGとの連絡体制やスケジュールの調整を図りました。
(課題)
しかし、サークルメンバーの目的意識の違いから、情報の共有の反対やOBOGとのセッションに非協力的なグループも顕著になりました。
(工夫)
そこで、反対の意見や非協力的な事情を一つひとつ真剣に耳を傾け、改善案や譲歩案を示すことで粘り強く協力を求め、それらの全てのことをメールでメンバー全員と共有を図りました。そうすることで、全員が全員のことを思い、全員が全員の目標の達成を意識し、全員が全員のパフォーマンスの向上に協力するようになったのです。
(成果)
その結果、サークルのメンバーのモティベーションが非常に高くなり、OBOGとのセッションが実現し、演奏会(ライブ)も成功させることができました。
(成長)
この活動を通じて、他人のことを自分のことのように真剣に考えること、そして、人と人を粘り強く結びつけることの大切さを思い知りました。今までの周りの人との上辺だけの付き合いを反省するとともに、これからの人との深い付き合い方のヒントを得ることができた貴重な経験となりました。

【質問例04】志望動機を教えてください(志望理由は何ですか、またこの会社に入ってやってみたいことは何ですか?)。
[内容]
志望理由(御社の文化→御社の強み→自身との価値の共有)と実現できること(御社の強みの中の強み→御社の今後の事業展開→今後の御社の展開と関連する自身の強み→今後つけていくべきチカラ→実現・貢献できること) など
[留意事項]
一つひとつのコンテンツを大切にしながらも、コンパクトにまとめて言えるようにする。面接での空気を読みながら、どの程度の志望動機が要求されているのかを考え、「他社ではなく御社」であり、「今後の会社の中で実現できること」を軸に組み立てる。また、コンテンツを分解されても、分解された部分を取り出して答えられるようにする。例えば、「あなたがうちの会社に合っていると思うところはどこ?」や「あなたがうちの会社でやっていくためにはつけて行かなければならないチカラは何?」など。
[ポイント]
自分の話す志望理由が他社の面接でも通用してしまうような理由になっていないか、実現できることが非現実的な空想や逆に夢のない無難なことになっていないかを検証してほしい。もちろん志望動機を問われない面接もあるが、志望動機は問われるので準備するものではなく、自己分析と企業分析の統合化として整理しておくべきことなのである。志望動機のレベルを上げれば、上げるほど自分の自信につながり、過度の緊張から開放されることになる。

(2)面接の対策

1)徹底的に準備すること
用意周到&実施大胆!自己分析と企業研究に関するあらゆる引き出しを準備する。あとは質問に応じて開ける引き出しをコンテンツにしたがって変えていく。

2)練習すること&そこから学び進化させること
①ひとりで→できるまで、ひとりでやる。出題は自己PRと志望動機。
②家族に聞いてもらう→評価してもらおう
③友達と→電話ではなく直接会って練習する。今こそ本当の友達と話そう!
④先輩に聞いてもらう→評価してもらおう(ただし、最終的に信じるものは自分)
⑤OBOG訪問して聞いてもらおう→審査してもらうのではなく、話の中に自己PRと志望動機を織り交ぜ、評価してもらう(ただし、最終的に信じるのは自分)。
⑥キャリアオフィスで→直前対策として活用
⑦実際の面接で

3)緊張しないこと
①緊張感は必要、しかし緊張する必要はない。緊張すると自分が失われるだけである。
②緊張しないための方法→準備ができていること、(準備ができていなくても)自信を持つこと、「本命」や「第一志望群」の意識を捨てること。

4)失敗を通じて成功体験を作ること
①失敗からイノベーションを起こす
面接での失敗を通じて、どのようにすれば成功していたのかの成功パターンをイメージする。失敗があるからこそ、次への成功があることを自覚する。凹んでいるだけでは何も生まれない。
②成功パターンの状況、内容、話し方などを知り、次に生かす
面接がうまくいった時の成功パターンを分析する。自分はどのような状況におかれた時に自分らしさが出るのかを知っておく。慣れてきたらそのパターンに持ち込むことも可能になる。

5)周りに影響されないこと
グループ面接やグループディスカッションで周りの言うことに惑わされないようにする。他人の自己PRに影響されて同じような自己PRになりがちであるが、他人と同じでは差別的優位性を主張できない。むしろ他人と違うことを言うようにする。グループディスカッションでも他人の意見を受けて「私も○○さんと同じ意見ですが・・・」は止めた方が良い。同じような意見かもしれないが、多分同じではない。(全体のバランスを考えながら)自分オリジナルの意見が表明できるようにしよう。

今日はココマデ。そろそろ、他人とは明らかに違う「本当の自分」を表現する覚悟ができただろうか。
次回はいよいよ最終回。グループディスカッションをお送りしたい。その後、しばらくブログを休眠することになりそうだが、もし何かリクエストがあればコメントしてほしいと思う。就活カフェもみなさんのリクエストがあればいつでも開催する準備はできている。就活の「良い答え」を見つけるのではなく、「良いコーチ」を得て、成長する。それが一番効果がある方法であり、近道でもあるからだ。

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2010-11-18 18:55  nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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クロフネ

ネッピーさん、お久しぶりです。
このブログが更新されているのでは、と思いながらほぼ毎日アクセスしていました(本当です)。

最近「良いコーチ」というのは本当に難しいなと感じます。
そもそも自分自身が「良いコーチ」をもっと得る必要があるのになぁと思いながら色々考えています。
日々勉強ですね。自分の中に蓄積するだけでなくて、人に何かを感じ取ってもらえる・気付いてもらえる・共感してもらえるように。

今後の更新と「良いコーチ」、期待しています!
by クロフネ (2010-11-19 10:47) 

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